反対側の世界
さぁ、では、前回の「❌を⭕に変える方法」の続きを書いていきますね。
まだ読んでませんよ?!という方は、リンクを張りましたので、是非読んでみてくださいね。
嫌いなモノや、苦手なモノを好きになるには、自分が変われば良いというお話をしました。
とはいえ、それが出来ないのよねと言う、お声が多いかなとも思います。
ですので今日は、自分を変える方法について書いていきます。
物事には必ず反対側がある
言葉に「反対語=対語」があるように、物事には全て反対側が存在します。
解り易くいうと、光と影がそうですね。
光だけでは、明るすぎて、全部真っ白に見え、何も判別がつきません。
物体に光が当たり、影が出来たときに、初めてその物体の存在に気がつくのです。
私は、これを、デッサンの勉強をしているときに気がつきました。
嫌いの反対が、好きです。
嫌いなモノを好きになるには、その反対側の好きな状況へ、気を向けてみるのが、第一歩です。
例えばこんな風です
チーズの匂いが苦手で、よくあんなもの食べられるなと、言う方がおいでたとしましょう。
まぁ、無理に食べる必要はないのですが、ワインと一緒に美味しそうにチーズを食べている人々を見たことはあります。
ほかにもチーズフォンデュとか言う、見た目に映え映えな、お食事なんかも見聞きしたこともあるのです。
「そんなものは、食べ物ではない」と言ってはみたものの、なんか美味しそうに見えるので、ちょっと食べてみたい気もすると言う想いを、感じられると、これが第二歩目です。
あれ? いやいや、で、でも…、ここここ、コレは…!!?
いやいや、そうはいっても、あの臭いチーズが、美味しいはずがあるわけがないと、言い張っている中で、ある日、チーズの特集記事を書く、ライティングのお仕事が来ました。
さぁ、困りました。
懇意にしているクライアント様からのお誘いを、無下に断ることは、どうしても出来ません。
かといって、この煮えたぎるようなプロ意識が、食べずに詳細なレポートを書くことを許しません。
もう、どうしても、大嫌いなチーズを食べずにはいられない状況となりました。
意を決して必死の覚悟で、食べてみると、あらまぁ、なんと言うことでしょう!?
とても美味しいではありませんか!!!
この濃厚でクリーミーなコク、乳のうま味と塩味。
苦手と感じていた香りさえも、アクセントとなり、調和をしている…。
チーズって、美味しいじゃないですか!!
はい、ということで、ここまで来れば、フィニッシュですね。
無事に、苦手なチーズを克服できて、私も大満足です。
え?!はい、私の個人的なお話でした。もちろん、少し創作は入ってますよ。
ポイントは3つ
では、整理します。
嫌いなモノを好きになるポイントです。
1.その反対側の好きな状況へ、気を向けてみる。
自分では「もう、考えられんわ!」というぐらい嫌なことでも、これが良いという人もいるのかねぇ?…という具合に、気を向けてみます。
2.それが良いという他者や状況を感じてみる。
こんなのが良いという人って、どういう人なのかねぇ?…と、考えてみるのです。そうすると、その人の立場から物事を見る切欠になります。その人なりの理由や状況を考えてみるのです。
3.エイヤッとその状況へ身を投じて体験してみる。
自分もそうなれるのかも?ということを想像してみます。ここまで来たら、後は、行動するだけですね。
できそうな気がしてきませんか?
3番目のは、もう無理矢理感がありますが、ここが大事です。
結局、体験してみないと解らないのですが、嫌いなモノを体験する人はそうそういません。
この「意を決するしかない状況」をいかに作るのか、がとても重要なのです。
水中脱出マジックの要領で
嫌いなモノを好きになるには、自己檻に入っている状況で、そのまま大きな水槽に飛び込むと良いでしょう。
なんだかすごいことを言っていますが、当たり前ですが、比喩ですね。実際にしてはいけませんよ?!(笑)
飛び込んでしまえば、もう、息が出来なくなって、手のひらの中にある鍵で檻の扉を開けて、外に飛び出すしかありません。
そして、水面に顔を出して、ふぅ〜と息を吹き出したところで、見事に檻から脱出が出来るのです。
鍵とは何か
ここで言う鍵とは、一方的な思い込みや執着心などです。
臭いチーズは、美味しくないという、身勝手な思い込み。
背が高ければ、もっと良い人生だったのにという、無駄な執着心。
歳を取ったので、なんでももう無理という、おじさん的固定観念。
えぇ、私の事です。なんだか、すみません。
ということで
長くなってしまったので、此処ら辺で今日は終わります。
結局、自分の話ばかりで相済みません。
何かのご参考になれば、幸いです。
ほかにも、「六芒星と太極図」や、「円の世界と球の世界」、「返本還源」について書く予定でしたが、それは又の機会にしましょう。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。