【スプラ考察】前衛武器じゃないから後ろにいてもいいよね。
どうも、ワイコラ測量士のライノです。今回はこちら!!
「前衛武器じゃないから後ろにいてもいいよね!!」
まだガチエリア強ポジ集が完了していませんが、一旦こんなのも挟んでみます。別に私が飽きたわけじゃなくて、同じような記事が続いても皆さんが飽きてしまうかなぁと思って。決して私が飽きた訳ではないですよ。
…すみません。別の記事も書きたくなっただけです(笑)
さてさて、私の愛用するワイコラは中衛武器です。立ち位置を考えたら相手側から前衛武器→中衛武器→後衛武器の順に並んでいくのが普通です。
ここで質問です。我々中衛武器は、ただただ前衛の後ろにいればいいのでしょうか。
前衛・中衛・後衛は『射程』で分かれることが多いので、『射程』の観点からこの点について考察していきます。
それでは宜しくお願いします!!
1.結論
早速ですが結論から参りましょう。前衛武器じゃないから、後ろにいてもいいのか。
【結論】後ろにいてもいいけど、後ろにいるだけじゃダメ。
…はい。久しぶりのこの感じ。どっちだよ!!って話ですね。
まず、中衛武器ですから前衛の後ろにいるのは当然です。(編成の都合上、前に出なければならないことはありますが、今回そのケースは置いておきます。)
問題はその後です。前衛のどのくらい後ろにいるべきかということです。極端に下がってしまうと、俗にいう『芋』となってしまいます。これでは前衛が孤立してしまいますね。これはマズイ。ホントにマズイ。
つまり、中衛は可能な限り前に出なければなりません。後衛も同じことが言えます。
2.前提
本題に入る前に、今回の考察の前提をお話しさせていただきます。
まず、通常の4対4を考えると話が複雑になってしまいますので、2対2のケースで話を進めていきます。
前衛+中衛vs前衛+中衛
この時の前衛同士、中衛同士の射程は同じものとして考えます。特に前衛・中衛である必要はないですが、射程が短い人と長い人がチームになっていると考えていただければ結構です。ワイコラが中衛ですので中衛としましたが、後衛の方は中衛を後衛に置き換えて読んでいただければと思います。
(中衛後衛中衛後衛うるさい…)
より分かり易くするため、中衛は前衛の3倍の射程を持つものとさせていただきます。
3.なぜ前に出なければならないのか?
結論で申し上げた通り、中衛武器は可能な限り前に出なければなりません。逆に、前に出ないとどういったことが起こるかを考えてみましょう。
こちらの図をご覧くださいませ。
中射程武器の射程の先端が、短射程の武器の先端と同じくらいになる場所にポジショニングしている場合の簡易図です。見やすいように短射程・中射程と別にしていますが、実際にはこの2つが重なっていると考えてください。
特に強ポジに拘り過ぎている方や生存意識が高すぎる方は、このような状況に陥りやすいので要注意です。その場所に居続けた場合、前線が上がれば上がるほど前線との距離が生まれてこの図のようなことになってしまいます。前線武器は中射程・長射程武器の範囲を出てしまうと、単独でラインを上げることになる為、かなり難しいです。中射程が前に出ない場合、必然的にこの形に収まるとも言えますね。
また、ホコやヤグラなどのルールでも、射程がぎりぎりオブジェクトに届く位置にポジショニングしてしまいやすい為、同様なことが起こっていきます。
※現在ガチエリア強ポジ集を投稿中ではございますが、ガチエリアに関しては前線を上げずに維持することでもカウントが進んでいきますので、このケースには当たらないと考えています。
図に戻りまして、ポイントとなってくるのは中央の緑の部分です。こちらは味方・相手両方のインクが飛んでくる部分ですね。ここから前線を上げたい場合、前衛武器は相手の短射程・中射程の射程内に飛び込んでいかなくてはいけません。
猛者ならば難なく打開できるかもしれませんが、相手も同じレベルだったら難しいですよね。2対1な訳ですから。
ここで前線がデスしてしまうと、前線を上げられてしまう訳です。
前線を上げられてしまう?相手はこちらの中射程の射程内に入ってくるでしょ!? そこでキルして止めればいいじゃない!!
このように考える方もいらっしゃると思います。実際に止められれば問題無いのか。いや、そうではありません。
もちろん止めないより、止めたほうがいいに決まっています。ピンチをリセットできますから。しかしそれはマイナスをゼロに戻しているだけなのです。そこにはプラスの要素がないんですね。
スプラではいかにこのプラスの要素を作るかが重要になってきます。それが無いと、カウントは進んでいきません。負けるリスクを減らしているだけで、勝つチャンスをどんどん手放していっているのです。守るだけの場合はローリスクノーリターンです。
10回攻めのチャンスがあって1回でも上手くいけばカウントは進みます。10回守りのピンチがあって1回でも失敗すればカウントを進められてしまいます。守りだけを行うということは、攻めのチャンスを生まず、守りのピンチを増やすことに繋がっていきます。
もちろん持ちブキによっては、守りを重要視することもあると思います。守りをメインにすることは問題ありません。私もそうですから。しかし、それだけでは足りないということです。
4.一歩前に出てみる
後ろで籠るのがダメなら、一歩前に前進してみましょう。先ほどの図から1ライン分前に出てみました。
1ゲージ分前に出てみると上のような図になります。こちらは変わらず安地にいますが、相手の短射程はこちらの中射程の射程内に入りました。
この状態になれば、相手もラインを下げざるを得ません。やはり前に出たほうがメリットは大きそうですね。相手の中射程が籠っているタイプならかなり試合運びは楽になります。
5.相手も一歩前に出てきたら?
先ほどはこちらは前に出て相手は後ろに下がったままのケースでしたが、そんな都合のいい場合だけではありません。相手も前に出てきた場合はどうなるでしょうか。
相手の中射程も前に出た場合、緑(危険地帯)が拡大して、前衛武器が前に出づらくなります。自然と後ろに下がってくるため、図のような状態で拮抗します。拮抗するということは、ここがニュートラルなポジションということです。
図を見ると、前衛武器と中衛武器が同じ位置にいますよね。ここ大事!!
中衛は前衛の後ろではなく、前衛と同じ位置にいるべきなのです。前衛と同じ位置にいて初めて、射程の長さが活きてくるのです。
6.前衛と中衛のターニングポイント
先ほどの状態ですと、前衛と中衛が同じ位置に並んでいます。そうすると、前衛とは?中衛とは?という話になってきますよね。ここについて触れていきます。
拮抗状態を続けていても、カウントは進みませんので前線を上げる必要が出てきます。隙を見て仕掛けなければなりません。
ここの仕掛けは前衛武器の方が圧倒的に向いています。
前衛武器が向いている理由
・キルが取りやすい
・動きが早いものが多い
・デスを軽減するギアを積んでいることが多い
反対に中衛武器が前に出るデメリットも大きいです。中衛武器が前に出てデスした場合、圧倒的な不利な状態を作り出します。それを表したのがこちらの図です。
相手の安地が広がったのが分かりますよね。こうなった場合、前線を簡単に上げられてしまいます。
中衛・後衛武器が生存意識を高めに持たなければいけないのはこのためです。しかし勘違いはしないで下さい。先ほどからお伝えしているとおり、安地にいるだけではチャンスが作れないのです。可能な限り前に出て、なおかつ生存をする。これが中衛には求められているのです。この前に出ることを忘れて、生存ばかりを求めてしまうと『芋』となってしまうのです。
…はい、話が逸れました~。いつものことですね。すみません。
さて、本題に戻りますと、上記の理由から前線武器が前に出ていきます。ここで初めて前衛・中衛・後衛という並び順が生まれるんですね。
最初からその並び順な訳ではないんです。中衛・後衛の方はそこの意識が大事です。それをしないと前衛の負担が大きすぎるんです。きついんです。
7.じゃあ中衛は何すんの?
拮抗状態から前衛は前に突っ込んでくれます。では中衛は何が出来るのか。それは前線のサポートです。どうサポートするかはその武器の特性によって変わってきます。
一旦我がワイコラVer.で話を進めていきます。
①塗る
やはりこれ。ワイコラの強みは圧倒的塗りです。しかも継続的塗りも強いです。キル能力がメインとなり、あまり話題に上がらない塗り能力ですがここでしっかりと活きてきます。
拮抗した状態から塗りを行った場合、こんな感じになります。
相手の中射程の射程は届くものの、塗り状況がいいエリアが増えます。こうなると、前衛武器は一気に間合いを詰められたり、相手の攻撃をかわしやすくなります。塗りを広げることで、潜伏している前衛の移動手段にもなります。
とはいえ中射程の射程内に入っている訳ですから、前衛1人に行かせるのは危険な状態です。前衛が中射程のヘイトを買っている間に中射程を倒す。中射程のヘイトを買い、前衛がキルされないようにする。圧をかけ相手のラインごと下げさせる。などなど。
前衛に連動していくのが重要だということです。前衛がデスしても相手の中衛をキルできれば中衛VS相手の前衛となり、相手はラインを下げるしかありません。
②ラインマーカーでマーキング
これは前衛を出やすくさせるという、先ほどの例とは逆で、相手の前衛が出にくくなります。前衛がキルを取りやすくもなりますね。これは想像つきますよね。
③アメフラシ
これは相手のライン自体を下げるということですね。これも分かり易いと思います。
ワイコラの場合、こんな感じで前衛をサポートすることができます。
他の武器でしたら、長射程武器でキルを取る、ドリンクを吐いてデスを軽くさせる、ボムを投げて相手を下げさせる、ウルショなどのスペシャルで後衛武器を直接キルするなどですね。前線を上げるために何が出来るかを考えることが必要なのです。ひたすら安地に留まって、打開は前衛任せとなってはいけません。
まとめ
さて、長々とお話させていただきましたが、まとめると簡単なお話です。
『中衛武器は可能な限り前に出て、前線を上げるときにはきちんと協力し、できるだけ生存しなさい』
これだけのことです。生存意識については判断が難しいところもあり、時にはデスしてでもやるべきことがあったりしますが、基本的にはこんな感じです。
しっかりとチームを支えて、勝利に導きましょう!!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!