「大人のTシャツブランド誕生」のお話 第3話
【生みの苦しみのつもりが、助けてくれる方々に支えられて】
暑中お見舞い申し上げます。#Tシャツクリエーターのテリーです。
今までお話してきた、大人のTシャツ作りに至るまでの「きっかけ」や「構想」段階を経て、いよいよ具体的なモノ作りのお話をさせて頂きます。
さあ、いざ#プロの技術の粋を尽くした、他の人が作れないような「こだわりTシャツ」を作るとなると・・・
本来、比較的簡単に作れるTシャツに、時間と手間を費やして協力してくれる物好きなんていないかもなぁ~ とちょっとブルーになっていました。
そもそも自分の作りたいTシャツは、#テーラーメイドジャケットのような細部のパターンや縫製にこだわりたかったので、そんな常識外のことをTシャツ作りでやるなんて発想は奇想天外!
おまけに素材は「絶対に天然由来の良質素材だ~」なんて・・・
好き勝手も甚だしい。 *化学の素材は肌心地がイヤなのです(-_-メ)
そんな天然記念物みたいな協力者なんて、いるわきゃないよな~
でもいたんですよ\(^o^)/
数軒のメーカーさんや工場さんは当然見向きもしなかったのですが、とある下町のデザインハウス(OEM、ODMを請け負う会社)のオーナーが
「面白そうじゃないですか~」と一緒にやってくれることになりました!
でもここからがまた大変・・・
いかんせん、私の求めることが「今までないことづくし」で、何度やっても納得のモノが出来上がりません(>_<)
そりゃそうだ。
肩の線を通常位置ではなく、しかも斜め後ろに振れ!だとか、
脇線も前身頃と後身頃のぐるりの長さを変えて縫製して!
ネックラインはこうしろああしろ!
正直「やってられない」と見捨てられると思ったのですが、
私より「変態」な方(ゴメンナサイ)はいるもんで・・・
そのデザインハウスの企画担当の方は「涼しい顔」で付き合ってくれるんです
そうこうしてるうちに、前述の天然由来の良質素材が、デザインハウスの強力なツテで、#エーゲ海に面した都市、イズミルで見つかりました。
人の手で丁寧に「手摘み」されたオーガニック栽培のコットンという、とても温もりの感じる、肌心地いい素材なんです!これが!
そういったサポートのおかげで、プロトタイプ(原型)も出来上がって、
次は量産(製品生産)する工場を探すのですが、これは見つからないだろうなあ~と思った矢先、
これまた、国内に凄いカルトな工場さんもあるもので、すぐに見つかっちゃうんです。
しかも創業120年という腕のいい工場さんが!
私が求める「究極に難しいTシャツ作り」に挑戦するのだから
「完成までの苦労話」「血のにじむような努力」を想像し、後々の美談になればいいかな~と思っていた私自身が、サクッと見つかってしまい、
ビックリでした。
これは裏話ですが・・・
某お隣の大国や東南アジア諸国に生産の中軸を持っていかれるばかりで、
国内工場としても
他にはできない新しい技術開発に飢えていた!そうです。
やはり技術のプロフェッショナル魂は、脈々と生きていたのですね。
そんなこんなで、私の求める「テーラーメイドTシャツ」は、素晴らしいその道のプロの方々のおかげで実現でき、陽の目を見ることになったのです。
誕生のお話はここまでで、
次は(来週は)いよいよ販売開始のお知らせとなります。
お楽しみに待ってて下さい。(ここまで読んで頂きありがとうございます)