午前中の話
初めて訪ねたカフェがとても気に入った、という話なんですが、どれくらい気に入ったかというと、そのカフェに入った後、
家まで大回りして帰った
八百屋で大量に野菜を買った
スーパーで必要な日用品を買った
おかずを作り置きした
気になっていたドラマを最後まで見た
机の上を片付けて、今これを書いている
と、さまざまに動けたわけなんです。
カフェが気に入った、と行っても、その建物が気に入ったわけではなくて。
よく思い返してみると、カフェにいたものの30分くらいでいろんなことが起きていました。
周りのお店が軒並み休みの中、開いているのかわからないまま、初めて足を運んだら、無事に開いていて嬉しかったことから始まり、
店内に1人でいるマスターを見て、客は私のみであることを知った時の緊張感。
初めての喫茶店で、自分が座っている椅子が、誰か常連客の馴染みの席では無いかという心配と、
その後きた常連らしき男性の佇まいから、自分もその店にいることがなんか嬉しくなる感じ(これってなんでしょう、私もこのお店を選びました!と言いたくなる感じ)
注文したホットケーキに、思いのほかフルーツとホイップクリームが丁寧にのっていたこと、
深煎りっぽい佇まいなのに、すっきりした美味しさのコーヒーであること。
と、初めてあのカフェに行った時の喜びを大切にしたまま、2回目にまだ行けていない。
早くあのコーヒーとホットケーキをセットで頼んで、また30分もしないうちにさっと出て、帰りにスーパー寄って帰る日を過ごしたいです。