ヒトの身体とその構造
① 自分の身体を知る=怪我の防止や効果的な運動処方
② 環境からの刺激 → 身体の反応=ヒトの動作
③ 感覚機能(感覚神経)+運動機能(運動神経)=動作制御
まず今回は、私達の身体について学んでいきましょう))
近年のマラソンブーム・パーソナルトレーナーの普及など空前の健康ブームですが、医療システム環境の変化もその追い風になっているのでは?
(以前と比べて総合病院に初診で診察する事が紹介状無しでは難しくなったり、入院期間が極端に短くなったりなど)と思っています。
『自分の健康は自分で守れ』と言われているようですよね。
You Tube やオンラインで気軽に自宅で運動やトレーニングもできるようになりましたが手軽にできるようになった分、怪我に繋がる事例や運動効果が全く出ないなどといった事も少なくはないようです。
そこで、ヒトの身体(自分)を少なからず知ることで怪我の予防やより効果的に運動ができるようにとまずはヒトの身体の構造や運動に対しての生理学的な効果がどのようなものかを知って頂ければと思います。
私達、専門家は解剖学や運動学など専門知識を学んだ上で現場に立っていますが、皆さんに同じように理解して頂く事は難しいので毎回書く記事や動画などで少しずつご自分の健康を守っていくための知識を増やして行ってもらえたらと思っています。
そんな私達の身体についてですが、まずはどのように私達の身体が動き外部環境(外からの刺激)に対して身体が順応しているかを簡単に知っておくと良いかと思います。
私達の身体はいくつかの機能的なパーツが合わさって形成されています。
病院に行くと〇〇科など色々な科に別れていますよね。
整形外科なら骨や筋肉を主に診てもらえる場所・内科なら内臓疾患など一般的な症状を診てもらえる場所といった感じです。
私達の身体はこれらの異なった機能が一つになった構造と考えて頂ければと思います。
簡単に言うと、私達は2つの機能を持ち合わせています:
1)1つは外部環境から刺激を受け取る機能 = 感覚機能
2)2つ目はうけ取った刺激に対して反応する機能 = 運動機能
この2つは”感覚神経”や”運動神経”と呼ばれる事もあります。
運動神経がいいよね?!と言われた事がある方もたくさんいらっしゃると思いますが、これをより専門的に言うと
『身体が外部の刺激に対して素早く反応できて動く事ができるね』
となるわけです。
では、感覚機能とはなんなのか?どのように外部的な刺激を身体の中に取り込み、どこから取り込むのか?
また受け取った刺激に対してどのように身体が反応するのか?
次回、もう少し詳しく掘り下げていきたいと思います。
Physical Architect 外苑前
~リハビリテーション・パーソナルトレーニング~