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孤独のススメ

僕は小学校の卒業文集の片隅に
当時、よく聞いていた浜田省吾の”’Lonely”という曲の歌詞を書きました。
その卒業文集を見た担任の先生が「どうしたん?さみしんか?」と心配させる”孤独”に、少し憧れていたというか自分に酔っていた子どもでした。
元々おそらく「社会不適合者」の素質を持っていると思います笑

”孤独”と聞けば、今ではとてもネガティブな印象で周りから憐れみの目で見られる。
そんなイメージを抱かせます。

イギリスでは”孤独”が深刻化し、孤独担当大臣が誕生したり
日本でも、高齢者や若者の”孤独”の深刻化が進み、”孤独・孤立対策推進室”が設置されたりと、世界的に見ても”孤独”の深刻さが伺えます。

たしかに”孤独”には、寂しさや悲しさ、疎外感という気持ちを伴います。
もちろん孤独死の問題もあります。
ただ”孤独”とは「ひとりぼっち」という状況のこと。
感情表現ではありません。
”孤独”に対sて、社会や周りの人たちが「さみしい」や「かわいそう」と言った感情を、勝手に紐づけている気がします。
好んで一人でいたい人もいれば、色んな社会に馴染めず一人でいる人もいます。
そんな人たちを、憐れんでいる社会。
僕にはそう映ってなりません。

”孤独”はそんなに悪いことなんでしょうか?
とある本に心に響いた文章がありました。
「孤独を引き受けた人は、人と比べない。」と。
”孤独”の時間は確かにさみしくて辛い。世界中が敵に感じることも。
ただ”孤独”な時間は、ある意味、自我との対話の時間。
”孤独”な時間こそが、本当の自分と向き合える時間だと思います。
その時間の中で「自分らしさ」を見つけることができるようにも思います。

これはあくまでも、僕がこれまで生きてきて感じたことで
”孤独”から逃げている人は、自分を振り返れていない。
つまりあまり自分がわかっていない人が多いように感じて来ました。
自分と向き合うことは、しんどい時期によっては難しかったりします。
ただ”孤独”を経験することは、その辛い経験からその人を強くもします。

”孤独”に対して、ネガティブな捉え方をする社会が
より一層、その人を辛くさせているのも事実です。
僕は”孤独”を愛し、人も大切にしていきたい。


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