6/12 マイコプラズマ


細胞膜ないからペニシリン効かない。
小さく、バクテリアが通らないフィルターでも通ってしまう。
非細胞寄生性で卵焼き状。
ヒトでマイコプラズマ肺炎。ウレアプラズマ、非淋菌性尿道炎。

  • 牛肺疫

mycoplasma mycoides
ほぼアフリカ。牛伝染性胸膜肺炎 気道の最深部。大理石文様が病理的に重要。
莢膜に毒性。殖民地時代、朝鮮半島から日本に。
飛沫感染。呼吸困難時の牛の独特な姿勢。
胸水貯留。
山羊伝染性胸膜肺炎 mycoplasma capricolum は似てる。中近東に多い。

マイコバクテリウムは生えるのに時間かかるがマイコプラズマはすぐ。

  • 牛のマイコプラズマ肺炎

(牛肺疫とは別)←グルコース分解性などが違う。
マンヘイミア、ヒストフィルス、コクシジウムなど混合感染。
絨毛運動を止めたり免疫を撹乱したり。
日本で年間100以上
単独感染では無症状 種によって病理像は違うし混合感染を起こしている病原体にもよる。bovis, dispar...

牛のマイコプラズマ乳房炎
肺炎罹患牛の下降性感染 移行 or 搾乳者の手を介した上行性感染
m. bovisは血行性で関節炎

中耳炎、呼吸器から繋がってるから。中枢に行きうる。神経症状。

目玉焼き状だが真ん中が凹んでる。


  • 山羊の伝染性無乳症

m. agalactiae 沖縄とか。症状は牛のマイコプラズマと並行して語れる。

  • 豚のマイコプラズマ

m. hyopneumoniae の肺炎。出荷豚の3、4割が感染している。
m. hyorhinis, hyosynoviaeは関節炎。

関節炎は豚丹毒が疑われるがマイコプラズマでは繊維素は増生しない。

  • ヘモプラズマ

(エピリスロゾーン) 赤血球に寄生するから。m. wenyoniiなど。
吸血性節足動物が媒介。タイレリアと混合感染など。溶血性貧血。脾腫。

猫ヘモプラズマ mycoplasma haemofelis
猫同士の喧嘩。不顕性が多い。→貧血 黄疸 脾腫
赤血球の構造変化→免疫が異物として認識→正常な赤血球も自己の抗体でやられる。
→テトラサイクリン系抗菌薬、あるいは免疫を抑える。

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