年をとるとは鈍くなること
27歳の誕生日が来月に近づいてきました。胸を張って若者を名乗ることができなくなった今日この頃。
年を重ねるということは、五感が鈍くなるということだなと思い始めました。
一般的に加齢&五感で連想されるのは、モスキート音が聞き取れなくなったり、老眼が始まったりだと思いますが
そんな変化を、例えば味覚で感じています。
子どもの頃の苦手な食べ物は、生姜にミョウガ、ネギでした。
いわゆる香味野菜の独特な風味や辛味が受け付けず、ラーメンに載ってるわずかなネギも避けていました。
どうしても避けられない場合は水で無理やり飲み込んだり(笑)
きっと同じような体験をした方がおられると思います。
あの辛味が料理のアクセントに姿を変え、昔より鈍感になった私の舌がその刺激を求めるようになったのはいつからでしょうか。
今では生姜もミョウガもネギもそれぞれ冷蔵庫にストックしているほど。
食感や風味の刺激を求めるように、トッピングなのか主食なのか分からないくらい食べています。
好みが変わったというより、鈍感になったって感じです。
あとは、触覚。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、温度を体感する能力が鈍くなってる気がします。
私の祖母はどちらかと言うと鈍感でのんびりした人です。
暑さ寒さに鈍感で、灼熱の部屋の中で空調もつけずにいる祖母のことを、温度にも鈍い人間だと思っていました。
が、その人の特性に関わらず、加齢で温度を感じにくくなることがあるそうですね。ノロいからじゃなかった。おばあちゃんごめん。
まだ祖母よりずっとずっと若い私も、最近同じことをしてしまうようになってきました。
「え、すっごい暑いよ?なんでエアコンつけないの?」って家族に驚かれてます。
祖母と同じ齢の頃には、最強恒温生物になってそうです。
鈍くて鈍感な人間になってきて嫌になっちゃうな~と思いますが、こんな風に様は自身の変化を通じて新たな気づきを得ることも。
アサガオの観察のように、自身の変化に耳をすましながら、毎日楽しく生きていきたいなと思います。