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造形・神・自己 教祖のお教え
神があって造形があるから、実際は、造形する瞬間に造形があるのですし、神さまがあるのです。つまり、造形と神様は、同時に発生するものなのです。神だけかというと神だけではない、神さまと自己とは、瞬間に、同時に発生し、存在するものです。したがって、このことを知らないと、この絵はよくできたと思う心も、おれがかいたのだ、おれが作ったのだと思って、鼻をうごめかすことになります。つまり、そうして自我に依ってしまうのです。するともうその瞬間から、一歩も進まなくなってしまいます。そこで止まってしまうのです。その人はそれでおしまいです。ここのところをよく研究してみることです。どんなもんだい、と鼻をうごめかしたが最後、もうそこでピタッと鉄の壁にぶつかったのとおなじで、一歩も進まないものです。百万円もうかったと自慢したら、もう一円ももうからなくなるのです。おもしろいものです。野球でもおなじ、一点入れたと思ってうぬぼれるでしょう。すると、そのチームはもう一点もはいらなくなります。おもしろいものです。この境地を研究してごらんなさい。神に依る境地とは、うぬぼれざる境地なんだなあ、とわかってきます。

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娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)
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