LAST JOURNEY♯12
夕飯でビール1杯だけで終わったわたしは、ちょいと飲み足りん(笑)
検索🎶検索🎶っと🎶
あ、ある。BAR発見(☆∀☆)
即外出(笑)
BAR『street』
雰囲気よき。
しかし、お客は居ない。
ちょっと飲み足りないわたしは、
ジントニックとミックスナッツを頼む。
マスターは人の動きがないと嘆いている。
『ここに来るまで誰かと会った?』
確かに。
夜の飲み屋通りに人は居ない。
21時。まだ宵の口だ。
哀愁漂うマスターの元、チビチビとcocktailを飲む夜。
雨は降り始めていた。
こんな夜も悪くない。
程よく飲んで退散。
明日は秋田入り。
深酒はアカンからね。
朝。
旅館の朝食は昨日急にお願いして対応してもらった。
配膳は昨日の山形弁全開のおかあさんだ。
『あらぁ!遅いから電話しようと思ってたわよォ』
朝からパワー全開だ。
わたしの背後で、レンタカーで来てた4人組がおかあさんのパワーに気圧されている(笑)
『昨日なぁ!函館の話を娘にしてやぁ!興奮して眠れなくなっちゃったもんでよぉ!向こうはみちひろいでよぉ……』
みちひろいで?
「ん?」
『ん?ほれ、みちひろいでな!向こう』
「道が広い??」
『そぉーそぉー』
おかあさんの翻訳に時間がかかりながら、朝の語らい(笑)
寝れなかったおかあさんのパワーは全く衰えていない。おかあさんのパワーは永久機関なのだろう。
『娘に言われてなぁ、函館の……あれ?なんつっったけか?お弁当があんのよ、ほれ!お客さんに話してやんなって言われたのによぉ……忘れちゃったわ』
肝心なお弁当の名前はシークレットのまま終えた(笑)
秋田までの運転があるから、もりもり食べて気合を入れた。
最後にお茶を煎れてくれたおかあさん。
『あたしは毎日1年生なんだぁ……』
「ん?」
『毎日、違うお客さんと会って、ワクワクしていらっしゃいませって言うのよ。そんで、お客さんから力を貰うの』
おかあさんの元気の秘密はコレだ。
おそらくわたしの母親よりちょい若いかくらいの年齢。
おかあさんのマインドは、きっと人生を元気にしてくれるだろう。
わたしの母親にも、そのマインドをわけてやりたいが(苦笑)
『また来てねぇ!待ってるから』
おかあさんの言葉が染み入る。
どうかお元気で、あの愛おしい山形弁をたくさんのお客さんに。
ありがとう。
さて、秋田へ向かうか。