ついにエリザベート千秋楽
ついに明日エリザベートが大千秋楽を迎える
おりしもこの記事を書いている1月30日はルドルフの命日だそうです
2020年に日本初演20周年を記念して行われるはずでしたが新型コロナの影響で中止となりました
出演者も中止を知ったのは最後の通し稽古が終わった瞬間だったらしい
あれから2年、2022年はミュージカルエリザベートがオーストリアで初演をされてから30周年を記念し日本でも11月の帝国劇場を皮切りに大阪名古屋福岡と回りついに明日31日が大千秋楽
1月19日博多座にマチネ(昼公演)を観に行ってきました
博多座は2019年のレ、ミゼラブル以来
博多座は交通の便は良いし客席も1階席は階段がないため車いすで母を連れていくにはとても行きやすい
チケット事情を言うなら今回フランツ皇帝役の佐藤隆紀さんの所属するLE VELVETSの先行(イーナはLE VELVETSファン)でまず帝国劇場を狙うも外れる、そこからイープラス、チケットぴあ・・・・挑戦するも全滅
帝国劇場は結局行くことが出来ずさらには途中で中止のまま千秋楽を迎えてしまう
次に博多座、当然VELVETS枠で母と私の別日狙いにし取れた日に行くという作戦それで取れたのが1月19日のマチネだったのです。
今回博多はトート役が井上芳雄さんと古川雄太さんという中2022年の年明けから配信などのコンサートで佐藤さん(以下シュガーさん)と井上さん(以下芳雄さん)が共演する機会が多くエリザベートの劇中歌、闇が広がる、悪夢を聴く中芳雄さんのレギュラー番組グリーン&ブラックの歌のコーナーで2人が(実際の役でもある)で歌う「悪夢」を観た瞬間この2人で観たい!と思い候補は2日間ともトート役は芳雄さんの日でした。
このミュージカルはエリザベートの一番有名な見返った姿を書いた肖像画からその美しさゆえに死神にも愛されたとも言われたというコンセプトを基に愛と死がテーマ
自由を求め束縛されることを嫌ったエリザベート今回愛希れいかさんで観ましたがもう一人のエリザベート役花總まりさんとはまた違った可愛さがありました、エリザベートが弱るたびにトートが現れては誘惑を始め、翻弄する場面はいかにエリザベートが闇を抱えて生きているかを表現されている
歴代のエリザベート役に宝塚出身者ばかりなのは演出家の小池修一郎いわくドレスを着こなしエリザベートという人間の一生を演じきれること、早着替えや走ったり、泣いたりなどの場面転換をこなせるのは宝塚出身者が強いとの考えらしい
皇太后ゾフィーとの嫁姑問題、母に逆らえず妻の味方になれないダメ夫代表のようなフランツ皇帝現代の世間的な見方によるとそうもみえるがそれぞれの立場で観てみれば彼らなりの愛があったのだと感じる全部を書くだけの語彙力を持ち合わせていないので書ききることが出来ないが
愛する妻をひたすら見守り続けたフランツ、すごく静かな佇まいでも存在感はある前回のフランツとはまた違う感じでシュガーさんを観れたのは良かったこれを田代万里生さんはどう表現したのだろうと興味がわいた
そして今回初めて芳雄さんのトートを観ることが出来たがさすがにカリスマ性全開!
劇中歌の最後のダンスをコンサートや動画でいろんな人を聞いてきたがフランツ皇帝に対して嫉妬心むき出しのインパクトの強い歌い方は初めて聞いた
観ているこっちがゾクッとさせられる
またトートダンサーの動きもトートの存在や登場人物の闇を影として表現されており綺麗と思いながら闇に自分も引きずり込まれていく感覚に陥る
チケットが取れれば2回、3回と観たかったのだが残念ながら今回1回だけということで今回配信を観ず秋に出るであろうDVDの発売を待とうと思います