見出し画像

どんなに頑張ってもタスクを忘れてしまうあなたに~『yPad』 手帳でマルチタスク管理に本気で挑む~




マルチタスクを一目で管理できる手帳

仕事や日常で、複数の案件やタスクを同時に進めていかなければならないとき、スケジュール管理に混乱をきたした経験はありませんか?

私は以前仕事で、年間15本程度の講座の企画・運営や、その他複数の団体の事務局運営、イベントの運営を行っていました。

それぞれの事業を同時並行で行っていくため、講座Aの打ち合わせをしているときに講座Bの資料を作り、数か月後の講座Cの集客のための広報原稿の締め切りが迫る……といったように、複数のタスクが同時進行で進むため、管理に混乱をきたすことがたびたびありました。
自分がいつまでに何をしなければならないのか、分からなくなってしまうのです。

そうした複数のタスク(以下マルチタスク)を同時に管理するのに最適な手帳が『yPad』です。

(画像:amazon公式サイトより引用)

『yPad』はアートディレクターの寄藤文平さんが考案し、朝日新聞出版から発刊されている手帳です。
 
手帳のコンセプトは、「パッと開けばバーっとわかる。」

このキャッチコピーが示す通り、yPad手帳は1つの見開きで2週間分のスュールと、20のタスクを書き込むことができ、一目でスケジュールとタスクが分かるようになっています。

(画像:amazon公式サイトより引用)

左側のページは横軸のバーチカルタイプで、1日の予定を時間ごとに管理。
右側はガントチャート(プロジェクト等の工程管理表)のように使用でき、タスクを書き込んで、それぞれのタスクに対して自分が何をしなければならないかを記録することもできます。

タスクを時系列で把握することで、見通しを立てて工程の把握や管理ができます。
また、左右を見比べることで、現在自分が何をしなければならないかが一目で把握でき、日常のスケジューリングに活かすといった好循環が生まれます。
 
日付は自身で書き込むタイプなので、1年中いつからでも始められます。
方眼のフリーページもたくさんあるので、自由にアイディアを書き留められるなど、クリエイターである寄藤さんのこだわりが随所に感じられます。
 
スケジュールとタスクを一目で見渡せる単純さは、便利な電子アプリにはない明快さがあり、脳内の整理にとても便利です。

仕事で複数のプロジェクトを進行していた当時、私はyPad7を使用。
年間をとおして今自分が何をしなければならないかがもれなく確認できるyPad手帳は、まさに心強い相棒でした。


マルチタスク界の最強敵現る 


「中村さん、今日集団登校の当番でしたよね?来られなかったから私行きましたよ」

出勤しようと自転車に乗ろうとした瞬間、ご近所の方にそう声を掛けられた私は血の気がひいていくのを感じました。

そう、その日は子どもの集団登校の引率当番の日。

前日まで覚えていたのに、当日すっかり頭から抜け落ちていたのです。
ご近所の方には当番を別の日程に交代していただき、この日は事なきを得ました。

これまで、仕事ではどんなに業務が忙しくても、手帳も駆使しながらスケジューリングし、タスクが抜け落ちたことはありませんでした。

しかしそんな私に現れた最大の強敵、家族のマルチタスクを管理。

自分一人のスケジュールやタスクの管理はなんとか管理できたのですが、家族4人分のマルチタスクを管理することになったとたん、この日のように子どもに関する用事が抜け落ちることが起こり始めました。

共働きの我が家では家族のスケジュールの共有は必須。
Time Treeなどのスケジュール共有アプリは既に使用して、家族の用事の日時の共有はしていたのですが、予定そのものだけでなく、それに付随する細かなタスクが乱立し、把握しきれなくなってきたのです。
 

そこで思い出したのがyPad手帳!!
仕事で複数のプロジェクトをこなしていたときは使用していたのですが、その後異動や転職などを経て、一般的な手帳でも管理できる業務内容となり、しばらくyPad手帳はご無沙汰していました。

しかし、今こそ活用するではないか?
そう思って久しぶりにyPad手帳を使ってみることに。
 
現在我が家が抱えているタスクは大体こんな感じです。

共有メインのため、今回は左側のバーチカル手帳の部分は使用していません。
※こちらはyPad7

子どもたちの習い事の中には、事前に連絡帳の記入が必要なものや、事後にアプリから確認や入力しなければならないもの、いつもと違う持ち物を持参しなければならないものもあります。

また、学童から習い事に直行している都合上、習い事の当日だけでなく、前日に学童にお迎えに行く際に翌日の習い事の道具を持っていっておかなければならなかったり、送迎をお願いしているファミリーサポートの方のご要望でリマインドメールを送ったり、月末には利用料の支払いのための日程調整をしなければならないという「見えない家事」的な地味な作業も。

そのほか、毎週のルーティンではなく、2週間に一度、1か月に1度、2~3か月に1度の通院などイレギュラーなものもあります。

こうしたタスク1つ1つを記入し、それに付随するTO DOも記入。

さらに夫と私の予定(出張や出勤で不在など)も併せて記載することで、この日は親が一人しかおらず、息子の通院と娘の習い事の時間がかぶっているからどちらかの日程を変更しなければならない、などといったことも夫婦で共有できるようにしました。

夫婦で手帳を確認、それによりタスクの抜け落ちは激減しました。

とりあえず日付の横軸を見て、その日にしなければならないことを確認さえすれば、抜け落ちはない。
そしてそれを夫婦で共有できている安心感。

そもそも書き漏らしてしまうリスクはあるものの、私の場合、タスクごとのしなければならないことのルーティンやTO DOはまだ把握できる(シングルタスクはこなせる)ので、この手帳を取り入れることで、見通しを持って家族の予定を把握でき、安心して生活ができるようになりました。
今や我が家にはなくてはならない存在となっています。


「バーッとわかる」を日常に


ビジネスシーンでのマルチタスクはもちろん、プライベートの予定や家族の予定を管理する際などにも抜けなく把握できるyPad手帳。
2010年に発刊されて以来、バージョンアップを続けてきました。

その後レギュラーサイズ(B5変版)の半分の大きさや2倍の大きさのものなど、ニーズに応えて様々なサイズのバージョンも発売してきました。


現在朝日新聞出版公式サイトではB5サイズの『azure』や、ハーフサイズの『yPad origine half』など4シリーズが購入可能となっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?