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アートとアロマ 〜香りを通してアートに触れる〜
「アートとアロマ 〜香りを通してアートに触れる〜」は、アートを鑑賞して感じたことを自由に言葉で表現し、イメージに合ったオリジナルの香りを創作するワークショップです。世田谷区にあるギャラリー「ぎゃるり でんぐり」とのコラボ企画として、9月7日に開催します。本記事は、このワークショップの紹介です。
なぜ、アート × アロマなのか?
このワークショップでは、アートを鑑賞したあとに、
・作品を表現するキーワード
・自分がもし作者だったら作品をどのように説明するか
を各参加者が考え、文字に起こします。
不思議なことに、アート作品を見たときに自分が感じたことを自分の言葉で表現することにより、作品を深く理解しようとする力が自ずと働きます。
そして、自分の言葉を、今度は香りで表現します。キーワードや作家になったつもりで感じたイメージをそのまま香りづくりに反映させます。香りづくりに使うのは、天然成分100%の精油です。およそ40種類を用意します。
アート鑑賞はハードルが高いと思われがちですが、言語化と香りを創作するワークの過程で作品との距離が自然と縮まり、より深く作品と関わることができます。ただ鑑賞するだけでは得られない、鑑賞者それぞれの世界で構築される作品に対するイメージは唯一無二のものです。
米国在住の作家、永野みき氏の作品について
今回のワークショップでは、下高井戸にあるギャラリー「ぎゃるり でんぐり」所蔵の作品から、米国ニュージャージー州在住の作家、永野みきさんの版画を鑑賞し、作品のイメージに合った香りを創作します。香りは、天然成分100%の精油を使い、参加者ごとにオリジナルのものを作ります。
永野みきさんの作品は、モノタイプという技法で制作されています。数枚のアクリル板の表面に油性絵の具でそれぞれのイメージを描き、一枚の紙に転写して「一点ものの版画」を作り上げます。
「日常の止むことのない瞬間の美しさをとらえ、紙に残すこと」を自らのテーマとして掲げる永野さんが作り出す「一点ものの版画」は、瞬間の美しさを一枚一枚のイメージに込め、瞬間の美しさの連続としてのかけがいのない日常を一枚の紙に重ねているのかもしれないと、見る者に感じさせます。
永野さんは、子供の頃から空に浮かぶ雲の流れに魅せられてきたといいます。雲が動き光と影が現れ、風が吹き水が流れる……そんな何気ない日常が、今の時代だからこそいかに尊いものであるかを作品の中で表現しています。
最後に
作品を鑑賞して感じることは人それぞれです。その作品から受けるインスピレーションをもとに、心に湧き上がるイメージを作り上げ、あなただけの「一点ものの香り」として表現するワークショップ「アートとアロマ 〜香りを通してアートに触れる〜」、新しいアート鑑賞の形をぜひ体験しにいらしてください。
作家プロフィール
MIKI NAGANO/永野みき
宮城県出身、米国ニュージャージー州在住。
多摩美術大学大学院・版画専攻卒。フィラデルフィア・カレッジ・オブ・アート、ニューヨーク・プラット・グラフィックセンター、プリントメーキングワークショップで、多色刷り銅版画を学ぶ。現在はモノプリントを中心に制作。
<賞歴>2023年アメリカ版画協会展、2021年・2013年アメリカンカラープリント協会展など多数。
<Instagram>mikinaganoartist
開催概要
イベント名:「アートとアロマ 〜香りを通してアートに触れる〜」
アンバーボトルアロマセラピー・主催/ぎゃるり でんぐり・協力
日 時:9月7日(土)13:30〜15:00
会 場:ぎゃるり でんぐり
東京都世田谷区赤堤4-23-1
https://www.galeriedenguri.com/
参加費:2,000円(材料費込み・お茶付き)※当日現金でのお支払い
創作した香りは、ビンに入れてお持ち帰りいただけます。
<申し込み方法>
参加希望者の人数と氏名を記載し、以下のアドレスにメールでお申し込みください。【残り2名】
info@amberbottle.com(担当:アンバーボトルアロマセラピー 坂田)
9月4日申し込み締切