なんでもいい
”座右の銘ってどんな言葉がいい?”
高校入試を控える妹からそんな問いを投げかけられました。
思いもしない問いに「なんでもいいと思う。」咄嗟にそう返しました。
それを聞き入れた妹は、不満そうな顔をして自分の部屋に戻っていきました。
きっと、聞く相手を間違えたとでも思われたのでしょう。笑
でも、適当にあしらった訳でもありません、
本当に「なんでもいい」そう思います。
好きな歌の1小節、
好きな本の言葉、
なんでもない日常の会話、
本当になんだっていいんです。
だって、その人にとってのなんでもいいものはその人だけのものだからです。
でもどうせ決めるなら、その言葉を大切にしてほしい。そうおもいます。
みなさんには座右の銘、ありますか?
私には大切にしてる言葉があります。
それは、” 一隅を照らす ”です。
この言葉を舞台で表現してみます。
舞台にはスポットライトを浴びる主役と、スポットライトを当てる脇役が存在します。
ライトが当たる主役は多くの人から注目が集まります。しかし、ライトを当てている脇役に気づく人はなかなかいません。
ですが、スポットライトを当てる脇役がもしもいなかったら、主役は注目されるでしょうか。答えはノーです。 スポットライトありきの主役。
すなわち、脇役あっての主役なのです。
そんな脇役に気づき、感謝できる人になりたい。脇役の力になれる人になりたい。そう思わせてくれたのが、この言葉だったからです。
せいぜい入学試験か就職試験でしか問われないであろう座右の銘。
はっきりいって、なくたっていい。
でも座右の銘があることで、自分を見失ったときに元の場所に戻ってこれる気がします。
なんでもいい。この言葉の意味に気づいてくれるといいな。兄としてそう思います。
がんばれ。高校入試!
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