結婚の条件、その裏に隠されている本当の気持ち

転居を伴う結婚

実は私、病気なの？と思えるくらい、転職をしています。
いろいろな仕事をしてきましたし、何度も面接を経験しています。
面接には不可欠な履歴書も、何度も作ってきました。
その履歴書に必ず記載した希望があります。
「転居を伴う異動はお受けできません」
私は生活の場所を変えてまで、就職をしようと思わなかったのです。

ところでみなさんは、「転居を伴う結婚」をどうお考えになりますか？
引っ越しの経験がある方は、それほど大きな問題とは思わないかもしれません。
生活の場所が変わると言っても、日本国内なら新幹線や飛行機など移動手段もありますし。
でも、パートナーとなる人以外、誰も知り合いのいない場所での生活、それと自分が転居するということは、パートナーの生活基盤のある場所ですから、義理のご家族も近くにいる可能性もあります。

乗り越えられない？

私の友人（生まれも育ちも東京の女性）は以前、福岡出身の男性と恋に落ちました。
周りで見ていても本当に仲良しで、あっという間に結婚の話も出て、幸せそうでした。
しかし、だんだん彼女の表情が暗くなっていったのです。
話を聞いてみると、東京以外に住んだことのない彼女は、仕事の関係で福岡に帰ることが決まっている彼に、ついていくことが怖くなってしまったと言うのです。
家族や親戚はもちろん、友達も誰一人としていない知らない土地で、生活する自分が想像できないと。
二人はたくさん話し合ったそうですが、残念ながら乗り越えることができず、違う道を進むことを決めました。

このように「好きでも」乗り越えられなかった二人もいます。
婚活では、お相手の生活基盤がどこであるのかはわかっています。
最初からそのお相手は選ばないのかもしれません。

未来のことは今はわからない

婚活では恋愛とは違い、条件に合うお相手を選んでいきます。
条件は「住居」に限らず、いろいろあると思います。
譲れない条件、と位置付ける前に、何故そのことがお相手に求める条件になっているかを考えると、実はその裏にあなたが本当に求めていることがあったりします。
そうすると、その条件をクリアできる方法が見えてくるかもしれません。
前出の私の友人の場合は、誰も知らない土地で生活することが怖い、ということでしたが、転居する前に住むことになる土地に通い、彼の友人に会う、彼の家族に会う、ということで、恐怖心を取り除くことができたかもしれません。

未来のことは今は、誰にもわかりません。
まずは、その条件について、ご自身で紐解いてみませんか？
条件は少ない方が、運命の人に出会える確率は、絶対に高くなるのですから！

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