奈良 薬師寺
三重塔 東塔と西塔
薬師寺は1300年の歴史の中で、東塔は、薬師寺創建当初から唯一現存し、平城京最古の建造物です。『薬師寺縁起』によれば、創建時の東塔と西塔の内陣には、お釈迦様のご生涯をあらわした「釈迦八相像」が祀られ、粘土で作られたお釈迦様のご生涯の中でとても重要な八つの場面「入胎・受生・受楽・苦行」を東塔に。成道・転法輪・涅槃・分舎利が西塔に祀られており、丁度ご開帳時期と重なり、拝観することができました。文化勲章受章者の中村晋也氏による樹脂による新しく作成された「釈迦八相像」は、立体絵本の様で感慨深いものがありました。