大好きだったFF14(ネガ)
メインストーリー黄金の遺産(7.0〜7.1)までの感想となっております。
ネガを含むので黄金がお好きな方などに関しては気分が悪くなるような感想を含みます。そのため、ネガティブな感想を読みたくない方はブラウザバックをお願いします。
ひとりの光の戦士として感じたことを吐き出したいと思って筆をとっていますので本当にほとんどが愚痴です!!
○自分について
漆黒(5.0)くらいから始めて一時休止してまた暁月から始めたヒカセン。
別ゲーのフレから「ストーリーが良い」と聞いて始めた人です。
戦闘は極とかも制限解除でしかいかないライト。どっちかというとミラプリとかSS、あとはハウジングだったりストーリーが本当に大好きで進めていました。
先に書いておくと、個人的にはグラフィックアプデの影響をあんまり受けなかったタイプのヒカセンです。ちょっと違和感覚えたから配布された幻想薬で直した程度。それもたぶん直さなくても慣れたんじゃないかなと思ってます。
だから本記事でもグラアプデのあたりには触れません。ただ、SSをよく撮る民からするとグラアプデに対して不満があるヒカセンたちの気持ちもわかるからみんなが納得する形に収まってくれることを祈っています。
吉田P/Dに関してはテンパというほどではないけど嫌いではなかったし、むしろ好きです。
だからこそここから先で嫌いになりたくないなと思ってます。この感情がずっとある。
○7.0感想
まずはじめに総括としての愚痴。
私の好きだったFF14が無くなってしまった、と感じています。私の大好きだった、あの寝る間も惜しんで進めたFF14が。
私自身は5.0あたりから始めた新規ヒカセンです。
当時いろんなゲームをやってるコミュに参加してた私に、先輩ヒカセンが「ストーリーが本当に良いMMOがある」と勧めてくれたのがFF14でした。
そうして触れた世界は私にとって本当に衝撃的でした。
確かまだ5.0の頃だとメインクエの改修が入ってなかった………気がするのですが(記憶が曖昧)、それでもつまらないと話題になりがちな新生のクエストですらも本当に面白かったです。
元来感動しやすい性質の人間だからというのもあると思いますが……。
おつかいクエストを進めていた最中に突然起こる帝国からの襲撃。しかも相手は自分を狙っていたのに自分はちょうどいなくって…みたいな。そもそもノラクシアのことが大好きだったのであのシーンで本当にほろりとしました。
その後、ただの冒険者が「英雄」になっていく過程も好きです。戦記物としても楽しんでいましたし、この先どうなるんだろう!?と思いながら進めていました。
蒼天は蒼天でもう本当にアルフィノやエスティニアン、イゼルと冒険ができて嬉しかった。一度は疑われた自分のことを信じてくれるオルシュファンの優しさや彼の最期には本当にめちゃくちゃ泣いたし……いやイゼルの最期にも泣いた。アルフィノの成長にも本当にめちゃくちゃになりながらもずっとぐちゃぐちゃになってました。ミンフィリアとの別れも自分としては本当に悲しかったです。
紅蓮も、漆黒も、暁月も。本当に全部が私にとっては嬉しいことや悲しいことの連続で、本当に純粋にストーリーを追っていくだけで感情が揺さぶられました。このまま全部のパッチの感想を書いていくとそれだけで終わらなくなるので月並みな感想にはなりますが、ただ「早く続きが見たい」「終わってほしくない」の気持ちで進めて、本当に仕事が休みの日は気がついたら朝日が昇ってたことも何度もあります。
だからこそ、7.0からのストーリーに愕然とした。
本当に楽しみにしていたんです、7.0。
今のPCスペックだと多分ぎりぎりになってしまうから、それならPCを買い替えて、人も少なくなってからゆっくりやろうと思って。本当は実装直後のお祭りを楽しみたかった気持ちはあったけど、それよりもグラアプデで綺麗になった世界をグラフィックを落とさないで見たい!という気持ちがあって。
だから私の黄金は、世間一般よりかなり遅めに始まりました。もうやり始めた頃にはメインやってる人全然いなかったです。それこそインスタンスは別れてるけど、程度というか。なのでログイン戦争とか混雑とかは全然って感じでした。
自分はネタバレ大丈夫な人間なのでなんとなくふんわりと、時々流れてくる感想を見ながら「……うん……?」と思うことはありました。ただ、漆黒暁月でも合わなかった、という感想はたくさんあったし、そのシナリオでも私は本当に楽しめていたからあまり気にしていませんでした。
そもそも6.Xでウクラマトが出てきてからもすごく楽しんでいたから「まぁストーリーって合う合わないあるしなぁ」と思いながら純粋に楽しみにしていたんです。
その結果、本当にメインがつまらなかった。つまらなかったなんてレベルじゃないくらいにつまらなかった。
あんなに寝る間も惜しんで進めてたメインクエスト。もう途中で飽き飽きして、「フレのレベリング手伝ってからにするわ」「もう遅いし続きは明日とかでもいいわ…」という感情になったのは初めてです。
最初は楽しかった。女王様のお付きの、まぁ護衛みたいな人間としてトラル観光をするつもりでした。
最初出発する時、あまり期待されてないウクラマトに対して「いや、王の器はこの子だろ!」って思ったりもした。
芦の試練あたりで、ああ、みんなが言ってたご都合主義ってこのことかな?と思いつつもそんなに気にはならなかったし、あの天丼ギャグも結構笑った。
ペルペル族のところで金色のアルパカをゾラージャ兄さんが連れてきたときにはなんかシュールで爆笑してしまったし。
ただその後から、急に「黄金ってずっとウクラマトageが続いていくんだ」と思ってしまいました。都合よく強くなるウクラマトや、ウクラマトの鶴の一声で様々が解決するシチュエーションにん……?と思ったらもう止まらなかった。
極め付けは食の試練。私の好きだったラマチは、あんな風に負けた人間を煽るやつじゃなかった。私の好きなラマチだったらあそこで「なんだよ、一緒に食おうぜ」とかしてくれただろうし。
もっと別のペアも見たかった。コーナとペアになった時思わずうわ…って言っちゃったくらいには。
っていうかマムーク出身のバクージャジャがバナナの皮のこと知らないわけないじゃん。あそこで取りに行かなかった理由としてたとえばバクージャジャが「戻れるわけねえだろ!」みたいなキレ方をして…みたいな一瞬があったりしたらバクージャジャにも何か理由があったのかもな…と後方腕組みヒカセンにもなれたのに。
あとウクラマトに負けて逃げていくバクージャジャに対してウクラマトはもっと知ろうとすれば良かったのに。あそこは親子の感動シーンのためにバクージャジャを追うこともしない。そのあたりでウクラマトにもヒカセンにも感情移入できなくなった。
その後に選者に喧嘩売って失格になるゾラージャ兄さん。そんなバカだった?と思ってしまった。そこでトラウマが刺激されて…みたいな描写も(私が感じている範囲では)ないから、負けたから急に選者に切り掛かる意味わからん行動の人になっていて本当に悲しい。
ウォーコー・ゾーモーの道中、ゾラージャ兄さんは道を壊すけど妨害する気はなかったみたいなこと言うんですよ。だからこの人は、たぶん本当は悪い人ではないんだろうなと思ってた。ゾラージャ討滅戦という文字だけは見てたからこそ、この人にもなんか色々あってそれで敵対するしかなくなったんだ、とか考えてたんですよ。なんもなかった。描かれなかったからこそだから…?みたいな感想になるし…。
あと純粋にマムークの人たちの心変わり激しくてびっくりした。あれが蛮神ウクラマトの力でみんなは実はテンパード化していて…とか言われたら手のひらひっくり返して面白かった〜〜〜!!!って言うくらいには謎だった。
長年続けてきた信仰とかって、たとえどんなに「よくない」と理性が理解していても本能的にそれを捨てることに関する忌避感があると思います。だからこそ、長年続けてきた双血への信仰をウクラマトのアドバイスで捨てるあの流れ、純粋に気持ち悪くなった。
ここで一度放置しました。5日くらい。ウルダハ戻ってしばらく制作して放置してました。あとフレの若葉の手伝いしたり。ウクラマトがインスタンスバトルの光纏ってるの見ながら「ま、明日でいいわ」を繰り返していました。今までそんなことなかったのに(n回目)
そうして続きをやっても、やっぱり興味は持てない。あんなにきらきらして見えたトラル大陸の景色がどんどん曇っていく気がした。
暁のメンツは、あんなに頼れる仲間たちはどんどんウクラマトのテンパになってく。ウクラマト全肯定botになっていった暁のみんなのこと見るくらいなら解散したまま集まらなくてよかったよ……。
まぁ正直荒野編はぶっちゃけそんなに苦痛じゃなかったです。エレンヴィルはそんなにキャラ崩壊してなかったから……苦痛じゃなかったし……。
わかんない、キャラ崩壊してたとしても気が付かないままでいさせてくれた、が正しいのかもしれません。
そして始まるトライヨラ襲撃とかその後の諸々。唯一ぐっときたのはバクージャジャ。許されないことをやったとは思ってるけど私は楽天的な冒険者だから前提としてそこまでデカめの被害が出る前に収められたからまぁ……よし!!!くらいの盲目さで生きています。ので、ぶっちゃけ許せなくはなかった。あと普通に(ちょっと前後関係意味わからんことあるけど)ヴリトラたちが助けに来てくれた時めちゃくちゃ嬉しかったからちょっと泣いた。
その後もオーティスとかの関係で若干泣いたし、たとえあそこで量産型の機械だったとしても「スフェーンと民」を守ることのできたオーティスに本当に感情が揺さぶられた。本当にそこは良かったと思います。
リビングメモリーとかの世界観も本当に本当に良かったんだけど FF9をやっていない民だからこそ世界観が良かったと思ったんだな、と思っています。FF9のファンに対して楽しんで申し訳ないなって思っています。私が申し訳なく思う必要ないんだけど、元ネタに対する敬意を払ってないと聞くとすごく申し訳なくなってしまったというだけなんですが。
それがFF9である必要ってない世界だよなぁ、とあそこら辺を見ながら思ってます。たぶんそこらへんについて詳しくは他の9のファンの人が書いてくれてるNoteがあると思うのでそちらをご覧ください。
リビングメモリーのシャットダウンの下りに関しては全然感情がついていかなかった。
もっとエレンヴィルやクルルさんに寄り添いたかった。その気持ちはわかるとまでは言えない。でもきっと言葉はかけられたし、そばにいられたと思う。今までのヒカセンならそうしたと思うのにできなかった。ウクラマトが放っておいたものは全部放っておかないといけないからだと思った。ウクラマトはあんなに知りたいって言うのに幼馴染であるエレンヴィルの悲しみは知りたくなかったのかな。
だから本当にずっと感情がついていかなくて、好きな話がされてるはずなのに感情だけが置いてけぼりになってた。生死の話が好きなオタクなのに生死の話に全然集中できなくて本当に嫌だった。
それで最後には討滅戦にも乱入されて、はぁ?という感情になって ウクラマトを好きになるのに失敗した。
○7.1感想
そしてしばらくしてから7.1が来ましたね。もうパッチの日なのにこんなに待ち遠しくないの初めてでした。別に長くはないヒカセン生活だったけど、毎回パッチの日はうきうきしながらパソコンの前に座ってたのに。
もしかしたら直ってるかもしれないと思いながらもでもメインはやる気にならなくてアライアンスの方からやりましたよ。
アライアンスのストーリー、良かった。久しぶりに他の人から光の戦士が見てもらえた気がする。そう思ってやっぱり7.0って光の戦士のことほとんど誰も見てくれてなかったんだなと思いました。
そもそも私は11をやってません。でも、11のことも気になるような作りで、たぶん11への愛を持って取り組んでくれたんだろうなって他の人の感想ちょっと見て思いました。小ネタとかも仕込んであったみたいだし…。
あとバクージャジャが良かった。一度ウクラマトageしてきたけどそれが気にならないくらい良かった。そうそう、これ、これが見たかったんだよな。タコスのチーちゃんのあたりのやりとりとかもタコス食べる必然性がきちんとあって、そして「名前出すだけでツケにしてくれるくらいならたぶん普段からここ使ってんのかな」と思わせてくれるような感じ。移動はめんどかったけどすごいなんか 嬉しかったです。
そしてメインに関しては言うことないです、もう。
本当に端から端までつまんないことあるんだ……頼みの綱のエレンヴィルの服もめちゃくちゃダサかったです。
コーナの突然の自分語りも、理王武王揃ってのおでかけ(護衛無し)も。あと普通に母親の話は趣味悪いと思うしグルージャ関連はただ純粋に胸糞悪くて最悪でしたが私的な極め付けはラスト。
私は何度も言うけど漆黒が好きです。エリディプスのことも大好きです。あの倒した後にこぼしたセリフは何度見ても泣きます。オタク、欲したものの姿が思い出せなくなっても無くなった目的のために道を走り続ける姿に弱いので…。
だからこそスフェーンでセルフパロディされたのが許せなかった。何の思い入れもないやつに。何の過去も知らない(説明されたけど全然感情移入できなかった)、しかも自分が倒したとかの因縁もない(スフェーンに関しては「倒させられた」としか思ってないです)、本当にどんな感情抱いていいのかわかんないようなやつにエリディプスたちのセルフパロディみたいなの入れられたの本当に、どうすればいいのかわかんなくてコントローラー握ったまま「最悪…」って言いました。
本当に全身が冷えてく感じがした、あの瞬間。
私はエリディプスとアルバートが大好きです。だからこそあのシーンではアルバートの姿を誰かがしてたことに憤ったし、エリディプスの真実を知った時にはめちゃくちゃ泣きました。
だからこそ、本当に「雑に消費された」という感情になりました。9のファンの人たちが感じてた感情ってこれだったんかな。
本当にあのシーンが納得できなくて今でも思い出すたびに苦しくなります。スフェーンのことも嫌いになりたくなかったよ。なのにもう好きになるのが難しい。
○総括
本当に7.0〜7.1が辛かった。私の大好きなFF14は、眠りたくもない、ずっとこの世界で続きを見ていたいと思えたFF14はどこにもなかった。
唯一アライアンスのストーリーがそれに近かった。
新生から紅蓮までこんな気持ちになったことは一回もなかったです。結構感動しやすい性質の人間だと思うので、本当にどこでも「つづく」の文字が見えるたびにまだこの世界で息をしていて良いと言うことが嬉しくってずっと続いて欲しいと思ってた。
黄金が受け入れられないのは私の感性が間違ってるのかもしれないと思うくらいにはFF14のストーリーに期待をしていました。
それでもやっぱり違っていたから、つづく、の文字が出た瞬間ため息をつきました。
別に光の戦士が主人公じゃなくても良いんです。ただあの空間に光の戦士が「いる意味」とかがない。存在する理由がない。
自分がいなくてもこのストーリーは進んでいくんだろうな、と思えるストーリーが続くのであれば、それはゲームである必要ありますか?
私自身は少し文字を書く人間です。別に全然プロではなく、趣味の範疇ではありますがゲームのシナリオを書いている人間です。
だからこそ、「そこにそのキャラクターがいる意味」「主人公がいる必然性」についてはある程度理解しています。「プレイヤー」という存在がいるキャラクターがいるのであれば、そのプレイヤーに「自分の操作してるキャラ、いる意味ないな…」って思わせたら良くないと思ってます。
だってプレイヤーのいるキャラクターがいる意味がなかったら、ゲームしててもつまらないじゃないですか。
そのキャラクター、プレイヤーが操作することのできるキャラクターが例え「前作主人公」や「師匠」みたいなポジだったとしても、いる意味があればプレイヤーはきっと没入してくれるし、心を動かされてくれます。たったひとつでも良いから、そこに存在する意味がきちんとあればゲームって熱中できると思うんです。
黄金でヒカセンがあの場面にある意味はありません。対蛮神暴力装置として存在しています。それって別の人で代用できますよね?なんならウクラマトはEQ戦でかなり渡り合ってたし。確かあそこってウクラマト現れたらヒカセン放置でも倒せるらしいじゃないですか。暴力装置としてもある意味ないですよね。
自分で作ったキャラクターを自分で操作できるゲームで、キャラクターである必要性すらない存在。それが黄金のヒカセンだと思っています。存在しなくてもたぶん話は進んでいきます。モブに置き換えても話は進みます。それって「ゲーム」である必要ありますか?
そしてたとえばこれが演劇や小説、映画だったとしても語らなさすぎて行間が広すぎて正直な話どうしようもないです。どんでん返しも何もない。予定調和で進んでいき、たぶん「感動してほしいシーン」みたいなののために強引に進められていく話。読んでてわからなさすぎて集中できないです。
その世界の中の一部として入り込む「ゲーム」としても、その世界の観客となって楽しむ「小説や映画、演劇」としても楽しむことができなかった。ありていにいえばつまらなかったです。どっちの立場にたったとしても。
黄金と新生を比べないでください。新生みたいな今後10年の始まりだからつまらないのは当たり前なんて言わないでください。新生は面白かった。
光の戦士がそこにいる意味があった。キャラクターは世界の中で光の戦士をきちんと見てくれていたし、私たちがキャラクターたちを見ようとしたらちゃんと教えてくれた。さりげないシーンで感情を動かされた。さりげないクエスト名で涙を流すこともあったよ。小さな勇者の帰還って文字だけで泣けるよ、私は。
珍味集めとかも面白かったと思ってますよ。本当に。ひとつの物語として、戦記物として本当にすごかった。朝までかかって新生を終わらせたときの感動を今でも覚えています。
だからこそ、私の大好きだったFF14ではなくなってしまうのかな、という悲しさでいっぱいになっています。
黄金を楽しんだ人が羨ましい。私だって楽しみたかった。ウクラマトのこともコーナのこともスフェーンのこともゾラージャのことも、トライヨラや新生アレクサンドリア帝国のことも好きになりたかったよ。つづく、の文字を見てわくわくしたかった。
次はどうなるんだろう、って気持ちでパソコンをつけてエオルゼアに行きたかった。
今後どうなるのかはわからないです。もしかしたら手のひら返してめちゃくちゃ喜ぶかもしれません。
でも現状は喜べなかった。
こんな愚痴言いたくなかったな。本当に大好きだったんです、FF14が。嫌いにもなりたくないし、こんな気持ちなのに嫌いにもなれないのがただただ辛い。
好きになれないことへの罪悪感が積もり積もって今回こうして形として吐き出させていただきました。
長々と読んでくださった方がいましたらお付き合いいただきありがとうございます。
これから先のあなたの旅路が良いものであることを祈っています。