恥の切り売り 新卒で入社した第一志望の会社をやめた話#3上意下脱
前回は異動してから始まった辛い日々について書きましたが、最後に上層部の移動があった所まで書きました。
今回はその後から書いていきます。
上層部改変
ギリギリで働いていたある日上層部が改変されます。
僕は、この改変に軽く絶望します。
昇進したのは方々はことごとくまだ昭和を生きている部分を見てきた方々です。
この会社はやっぱり自分と考え方が違いすぎるなと僕は会社のために働くことはやめました。
頑張ってくれるパートさんや、10代ながら人の事を見て人の為に働けるバイトの子達、いつも買い物して声をかけてくれたりするお客さんのために働けば良いと思って働きました。
この会社は理念何か気にしなくなってしまったんだと悲しくなりました。
退職ラッシュ
このタイミングで同期やアルバイトの子たちパートさんの退職が増えます。
僕は別店舗の同じ部門に仲の良い同期がいました。彼女はデザインが得意でよく部門共有の手本となる売り場の事例になる売り場を作れる優秀な人でした。
そんな彼女も長時間サービス残業を強いられた上売り場を作らせて貰えなくなったという理由で辞めてしまいました。
さらに数人のアルバイトの子やパートさんも主任の言動が限界という理由でやめてしまいます。
僕は、主任から皆を守ることが出来なかった事を非常に悔しく思うと共に何で毎日来るだけでろくに仕事もしていない人がこんなに頑張ってくれている人たちを馬鹿にしたり蔑ろにしたり出来るんだと以外を感じていました。
監視会社
上層部が変わり月一度の社長臨店が厳しくなり始めます。
社長臨店の日は本当の地獄です。朝早く出勤して主任の指示、店長の指示、マネージャーの指示全てを社長が店に来るまでにこなさなければなりません、さらに社長が来たタイミングて売り場に欠品があったりすると叱責を受けるので普段より品出しもすぐしなくては行けません。
現場はピリピリとした空気で気に入らないことがあると怒鳴られたりします。
他の部門からも怒号が聞こえることもあります。
僕はこの社長臨店が大嫌いでした。
社長が来るからと言ってお客さんが増えたりはしないので無駄な仕入れが増えて在庫が増えます。
生鮮品なので無駄な在庫は売り場の質を下げます。
上層部が仕事をした気になるだけで店舗が良くなることにつながっていないようにしか思えませんでした。
さらにあんなに頑張らせておいて店舗に来ないなんてこともありました。
現場の人間をバカにしているようにしか思えませんでした。
会社の強みは地域に合わせた店舗運営ができることであり、店舗ごとにやり方を変えることが重要だと研修で前社長は話していましたが、改変後の新しい社長はある程度画一にして行こうという考えだったのでしょうか、店舗は本部の介入が増えそれに伴って僕の仕事も増え続けていきます。
不調
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