秋、しみこみ中
助手席に座ったら秋を感じた。
夏のこもった熱気が無い。
すぐにでもエンジンをかけて、エアコンをごうごうと効かせなくても平気だった。
玄関を開けて感じる涼しい風よりずっと
身に染みる秋の空気だった。
この頃の秋は短い。
もう10月だというのに
まだ昼間は半袖で過ごせてしまう。
それでも朝晩は随分涼しくなった。
ながい夏の余韻の中で
ひとつひとつ秋らしさを拾っていくのは
ちょっと楽しい。
ちいさい秋みつけた♪という歌があるのも
うなずける。
秋はみつけるとうれしい。
選ぶ服の彩度は落としながら
気持ちは上向いていきますね
幕