見出し画像

年の瀬のスーパーにて


こんにちは。
かまぼこ売り場に憤慨する季節ですね。


そう、つまりは年末です。


年末のこの時期、
かまぼこ売り場は姿を変える。

それはそれは華やかになる。


毎年見る姿だが、毎年毎年
「先週までそんなんとちゃうかったやん」と
ツッコミを入れたくなる。

仕方ない。
だって、値段高いもん。


『期間限定』『季節限定』は
とても魅力的なワードだ。


コンビニお菓子でこのワードを見ると
思わず手に取りたくなるが、

この時期限定のかまぼこには、手が伸びない。
むしろ避ける。



いや、素敵ですよ。

ゆく年くる年の干支が描かれたもの。
紅白で何本かセットになっているもの。
いつもよりいい材料が使われているもの。

お正月にちょっと良いかまぼこを食べる。
いいじゃない。


…でもだめだ、
私は「いつものかまぼこ」が頭をよぎってしまう。


何がそんなに違うんや!!
3、400円!? 100円前後でいいのよ!


脳内で叫ぶ。


かまぼこには…『季節限定』が効かない。


しかし、人は学ぶ生き物だ!

私はそろそろ「いつものかまぼこ」が売り場から
その数をかなり減らすであろうことを予期し、
事前に買って、冷凍庫に保存している。


かまぼこが要らないわけじゃない。
お正月にかまぼこ食べたい!
普通のでいいから!


ふふ、
だから華やかなお前たちには用はないのだよ。

なんだかんだ眺めるだけ眺めて
かまぼこ売り場を去る…。


さて、お正月
どんな飾り切りをしようかな。


普通のでいいけど、
やっぱりお正月だからちょっと華やかに
私の手で華やかにしてあげよう。
綱のように 花のように
かまぼこ。かまぼこ。