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眠くて眠くてセンチメンタル。


鞄に 水色の日記が入っている。

分厚くて重たい。

綴られた日記は
まだひと月にも満たない。

昨日のことを
さぁお昼休みに書いてやろうと
こうして持ってきた次第です。

あぁ眠たい。

眠くて眠くて、眠っちゃいけなくて、
なんだかちょっと悲しい。

少し前の夜に
戻りたいけど。

夜は寒かったな。

風のない、あたたかい夜がいいな。

コーヒーを飲もうか迷う。

そういえば、
昨夜はずっと肩をちぢめて歩いていたから
まったく夜空を見上げなかった。

冬の夜空を見上げるには「ふいに」って言葉が遠いや。

寒さの中にいるとそれだけで一生懸命な気がする。

眠気は、心置きなく委ねられるものならこんなに安心する気持ちもない。

抵抗はかなしい。


本当に眠い。

日記はちゃんと書いたよ。

コーヒーはやめとく。

歩き回っていたら、起きてくる。

起きてこい。