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【子育てライフハック】正したい反射

お子さんに正しいことを教えて反抗的になってしまわれたことってありませんか?
反抗的までいかなくても、やっちゃダメなことを伝えても、なかなかやめてくれないことは多いと思います

3歳、4歳あたりでツッコミを覚えてきたお子さんには、わざと大人が間違ってみせて、「正したい反射」を使うのもアリです

例えば

・子どもが座ってくれない時、子どもの席に座って「この席もーらいっ♪」と言う
・子どもが食べるのに飽きた時、子どもの口に食べ物を運ぶと見せかけて、大人が食べるフリをしながら「わーい、たべちゃおー♪」と言う
・子どものボタンをとめるとき、わざと掛け違えて「あれ?なんかおかしいな?」と言う

そうすると、子どもって、自分のものを取り返そうとしたり、大人に「〇〇だよ!」と教えて(ツッコんで)くれたりすることが多いんですね

守ってほしい注意点

・ツッコまれたら必ず「ごめんね」と「ありがとう」を言う
「おおっと!まちがえた💦教えてくれてありがとう♪」ちょっとオーバーなくらいでもOKです

・子どもがマネしても危なくないことだけをする
高いところから飛び降りちゃだめ!とツッコませようと大人が台からジャンプして、子どもがマネしたら危ないですよね

・子どもが「これが正しい」とわかっていることだけ間違える
あくまで子ども自身に「それは間違い!これが正解!」と思ってもらう、言ってもらうためにやるので、お子さんがまだ世の中的な正解をわかっていないと効果はありません

皆様がお子さんたちと信頼関係を深めながら過ごしていくために、この3つだけは必ず守ってほしいです

また、大人に余裕がない時に何かを試すと、大抵けんかになってしまいますので、慣れていない方は、時間に余裕のある時に練習してみてくださいね!

さいごに

わたしはこれまで教育サービスに携わり、幼児から高校生まで、何百人というお子さんを見てきました

子どもたちはひとりひとり、成長のスピードが違います
ただ成長が早い、遅い、というだけでなく、細かく「これは早い」「これは遅い」「これは敏感」「これは鈍感」「これは許せる」「これは絶対許せない」など、いろいろな要素があります

それに合わせていく中で、「良い大人像」を演じ続けるのは正直しんどいです
そして、子どもたちは「良い大人像」を大人たちに求めているわけではないのです

「良い大人像」は、ときに、子どもたちに「自分もこうならなければ」というプレッシャーや「自分はこうはなれないな」という諦めを植え付けてしまうことがあります

本当に必要なのは「多少ポンコツでも、それなりに生きていけるんだ」という安心感なのかもしれません

皆様が少しでも楽しく、お子さまたちと一緒に成長する日々を楽しんでもらえれば幸いです

参考リンク

【正したい反射】ばっちこい心理学 岩野卓先生によるショート動画



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