人の存在も実体がなく変化していくもの
諸法無我(しょほうむが)も四法印の一つで、
どんなものも、固定的な実体(我)は持たず、
因と縁の関係の中で成り立ち、
変化するものであるということです。
般若心経の中でも
述べられたように、
自分という存在も決して
固定的なものではありません。
五蘊(ごうん)= 色受想行識
五蘊の集まりによって成り立ち、
その関係性によって
常に移り変わっています。
それは、
私達が自分だけでは生きられない存在であることを
意味しているとも言えます。
誰もがほかのものによって生かされているのです。