「カルピスを作った男」
カルピスを作った男、三島海雲。
仏教僧三島とモンゴル乳製品との出会いから
それは産まれました。
初恋の味カルピスが、
いかに平和の時代に「健康」の象徴となっていったかを縦糸に、
三島海雲のあまりに純粋な(時に狂気な)国利民福の想いを横糸に綴られています。
素材は最高なのですが若干書き方のアレがアレなせいか僕には読み進めにくいアレでした(_)が、三島海雲の、そのみちの第一人者たちに教えを乞うてそこから世のため人のためと決断を下していく姿勢が眩しく実に素敵に描かれていました。
カルピスという新商品の語感の是非をわざわざ山田耕作に問いに行く件は実に氏の性質をあらわしていると感じた次第。
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