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「コーヒー片手に読みたい」歴史の本

表紙は地味ですが(なんてしつれいな!)コーヒー好きが歴史を学ぶのにちょうどよい本です☕

エチオピアのカルディという少年がコーヒーをみつけた、という定説の真偽から、ねむけを抑えるための宗教的な用途、大航海時代に植民地に及ぼした影響、議論の場としてのコーヒーショップの役割など、コーヒーを軸にして世界の歴史を廻ります。

印象的なことばを書きだしました(あまりコーヒー関係ありませんが(笑))。

・誰でも思いつきそうなことを実現できるかどうかは、熱意と根気の問題を別にすれば大体はコネの問題である

・自分の意見をもっぱら他人の意見を拝聴して作り上げた人間が(中略)優れているとは本来とても言えない筈である。しかし時代にフィットするタイプであることは疑いない

・嘘や暴力は一時しのぎにはともかく、長い目で見れば役に立たない

こうしてみると、題材はコーヒーですが、むかしから変わらないひとの営みが描かれているようにも思えます。

休日の朝、コーヒーのお供に読んで欲しい本です☺

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