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大好き 宇宙関連株(014)人工衛星【NEC】概要

 ウォーレンバフェット氏の教え「社長になりたいと思えるような企業に投資せよ」、これに従い私も社長になりたい会社を探します。まずは小学生の時から憧れている「宇宙」に関連した企業について調べてみます。

 今回のシリーズは以下の手順で情報収集をします。
  ①会社四季報で興味のある会社をリストアップします。
  ②次にAIでその会社の概要を確認します。
  ③その会社に興味を持った場合は、公式ホームページを確認します。
  ④そして次の情報に基づいて調べます。
    ・日本経済新聞・有価証券報告書・中期経営計画書

※ 冒頭写真は内容と関係ありません。私が好きなものを載せています。

(014)人工衛星【NEC】概要

【企業概要「事業内容」「特徴」】

NECについて:企業概要、事業内容、特徴
NECとは?
日本電気株式会社(NEC)は、日本の総合電機メーカーです。長年にわたり、コンピュータ、通信機器、電子デバイスなど、幅広い分野で製品やサービスを提供してきました。

近年では、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった最先端技術を活用し、社会インフラや企業のデジタル変革を支援するソリューションを提供しています。

事業内容
NECの事業は大きく分けて以下の2つに分類されます。

ITサービス事業
パブリック、エンタープライズ、クロスインダストリー: 国内外の官公庁、企業向けに、ITインフラの構築、システム開発、コンサルティングなどを提供しています。

デジタルガバメント・デジタルファイナンス: 政府機関向けに、行政サービスのデジタル化を支援するソリューションを提供しています。

生成AI「cotomi」: 自然な対話ができる生成AIを開発し、様々な分野での活用を推進しています。

生体認証: 世界トップクラスの精度を誇る顔認証技術など、高度な生体認証技術を提供しています。

社会インフラ事業
通信: 通信システム、海底ケーブルシステムなど、大規模な通信インフラの構築・運用を手がけています。

航空宇宙・防衛: 衛星、航空機、防衛システムなどの開発・製造を行っています。

グリーン・カーボンニュートラル事業: 再生可能エネルギーやエネルギー効率化に関するソリューションを提供しています。

ヘルスケア・ライフサイエンス事業: 医療情報システムやAI創薬など、ヘルスケア分野のソリューションを提供しています。

NECの特徴
AI技術の強み: NECは、AI研究開発に力を入れており、画像認識、自然言語処理、予測分析など、様々な分野で高い技術力を持っています。

グローバルな事業展開: 世界100以上の国と地域で事業を展開しており、グローバルな視点でのソリューション提供が可能です。

社会貢献: 持続可能な社会の実現を目指し、環境問題や社会問題の解決に貢献する取り組みを進めています。

高いセキュリティ技術: 情報セキュリティ分野においても高い技術力を持っており、安全・安心な社会の実現に貢献しています。

【宇宙関連分野の業務内容 】

NECの宇宙関連分野における業務内容
NECは、宇宙開発において幅広い分野で活躍しており、高い技術力と実績を誇っています。

JAXAなどの宇宙開発機関との連携はもちろん、民間企業との協業も積極的に行い、宇宙ビジネスの拡大に貢献しています。

主な業務内容
衛星システムの開発:
通信衛星: 高速大容量の通信を可能にする衛星通信システムの開発。

地球観測衛星: 地球環境のモニタリングや災害監視のための衛星システムの開発。

科学探査衛星: 宇宙の謎を解き明かすための科学探査衛星システムの開発。

地上システムの開発:
衛星管制システム: 衛星の運用を地上から制御するためのシステムの開発。

地上局システム: 衛星との通信を行うための地上局システムの開発。

データ処理システム: 衛星から送られてくる膨大なデータを解析するためのシステムの開発。

宇宙ソフトウェアの開発:
衛星搭載ソフトウェア: 衛星が自律的に動作するためのソフトウェアの開発。

地上制御ソフトウェア: 衛星を地上から制御するためのソフトウェアの開発。

宇宙通信技術の研究開発:
レーザー通信: 大容量かつ高速な宇宙通信を可能にするレーザー通信技術の研究開発。

量子暗号通信: 安全な宇宙通信を実現するための量子暗号通信技術の研究開発。

強み
総合的なシステムインテグレーション能力: 衛星から地上システム、ソフトウェアまで、一貫したシステムインテグレーション能力を持つ。

高信頼性のシステム開発: 宇宙環境という過酷な条件下で動作するシステムの開発に長年の実績を持つ。

最先端技術の活用: AI、IoT、ビッグデータなどの最先端技術を積極的に導入し、より高度な宇宙システムの開発を目指す。

社会への貢献
NECの宇宙事業は、以下の分野で社会に貢献しています。
災害監視: 地球観測衛星を用いた災害監視により、迅速な救助活動に貢献。

気象予測: 気象衛星データを用いた高精度な気象予測に貢献。

通信インフラの整備: 遠隔地への通信インフラの整備に貢献。

宇宙科学の発展: 宇宙の謎を解き明かす研究に貢献。

今後の展望
NECは、宇宙ビジネスのさらなる拡大を目指し、以下の分野に注力しています。
小型衛星の開発: 低コストで柔軟な宇宙ミッションを実現する小型衛星の開発。

宇宙デブリ対策: 宇宙空間の安全確保に向けた宇宙デブリ対策技術の開発。
月探査: 月面基地建設など、将来の月探査に向けた技術開発。

NECは、宇宙開発において重要な役割を担っており、今後も革新的な技術とソリューションを提供していくことが期待されます。

【宇宙関連分野での競合する他社名、製品名、技術名等 】

NECの宇宙関連分野における競合他社との比較
NECは、日本の宇宙開発において長年の実績と高い技術力を有する企業ですが、国内外には多くの競合企業が存在します。ここでは、NECの主な競合となる企業とその特徴、製品、技術について比較検討していきます。

国内競合企業
三菱電機:
特徴: 宇宙機器の開発・製造において、NECと並ぶ老舗企業。衛星システム、地上システム、宇宙用電子部品など、幅広い製品を提供。

製品・技術: H-IIAロケットの電子機器、月探査機SLIMの開発など、日本の宇宙開発を支える重要な役割を担っている。

三菱重工業:
特徴: ロケットの開発・製造が強み。H-IIAロケットをはじめ、世界でも有数の打ち上げ実績を誇る。

製品・技術: H-IIAロケット、ISS補給機「こうのとり」など、大型ロケットや宇宙輸送システムの開発に力を入れている。

海外競合企業
ロッキード・マーティン (米国):
特徴: 世界最大の防衛産業企業。宇宙船、ミサイル、衛星など、幅広い宇宙製品を開発・製造。

製品・技術: オリオン宇宙船、アトラスVロケットなど、有人宇宙飛行や惑星探査に利用されるシステムを開発。

ボーイング (米国):
特徴: 商用機だけでなく、軍用機、衛星、ミサイルなども開発・製造。宇宙ステーションのモジュールや通信衛星などを提供。

製品・技術: 国際宇宙ステーションのモジュール、スターライナー宇宙船など、有人宇宙飛行や宇宙ステーションの構築に貢献。

スペースX (米国):
特徴: 民間宇宙企業のパイオニア。再利用可能なロケット「ファルコン9」や宇宙船「クルードラゴン」を開発。

製品・技術: ファルコン9ロケット、スターシップなど、低コストで高頻度の打ち上げを実現する技術を開発。

NECが今後、競争力を維持し、さらなる成長を遂げるためには、以下の点が課題となります。

低コスト化: スペースXのように、低コストで高頻度の打ち上げを実現する技術の開発。

新規事業の創出: 小型衛星や宇宙デブリ除去など、新たなビジネスモデルの創出。

国際連携: 海外企業との連携を強化し、グローバルな競争力強化。

【N 宇宙関連分野での特許】

NECの宇宙関連分野における特許
NECは、日本の宇宙開発において長年の実績を有しており、数多くの特許を取得しています。これらの特許は、NECの宇宙に関する技術力の高さの一端を物語っています。

特許の対象となる技術
NECが取得している宇宙関連の特許は、幅広い分野にわたっています。以下に、代表的な例を挙げます。

衛星通信: 高速大容量の衛星通信を実現するためのアンテナ技術、誤り訂正符号、周波数利用効率向上技術など。

衛星画像処理: 衛星から取得した画像データを高精度に処理するための画像処理アルゴリズム、ノイズ除去技術など。

衛星姿勢制御: 衛星の姿勢を正確に制御するための制御アルゴリズム、アクチュエータ技術など。

宇宙環境対応技術: 極低温や放射線といった宇宙環境下で動作する電子部品、材料に関する技術。

地上局システム: 衛星との通信を行うための地上局システムの構成、制御方法に関する技術。

特許の活用事例
NECの宇宙関連の特許は、以下の分野で活用されています。

自社製品の開発: 特許技術を組み込んだ高性能な衛星通信システムや地球観測システムの開発。

他社との共同研究: 大学や研究機関との共同研究を通じて、新たな技術の開発。

標準化活動: 国際的な標準化活動に参加し、自社の技術を標準として世界に広める。

【 宇宙関連分野で実績(製品名、プロジェクト名)】

NECの宇宙関連分野における実績(製品名、プロジェクト名)の詳細
NECは、日本の宇宙開発の歴史において、数多くの重要な実績を積み重ねてきました。衛星システム、地上システム、宇宙ソフトウェアなど、幅広い分野でその技術力を発揮しています。

衛星システム
通信衛星:
中継衛星: 国内外の通信インフラを支える中継衛星を多数開発。

放送衛星: 高画質・高音質な放送サービスを実現する放送衛星を開発。

モバイル衛星: 移動体通信を実現するモバイル衛星システムを開発。

地球観測衛星:
しきさい: 地球環境の観測に貢献する多波長光学放射計を搭載した衛星。

いぶき: 温室効果ガスの観測を行う衛星。

科学探査衛星:
はやぶさ: 小惑星イトカワからサンプルを持ち帰るという世界初の快挙を達成した小惑星探査機。

地上システム
衛星管制システム: 衛星の運用を地上から制御するためのシステムを開発。

地上局システム: 衛星との通信を行うための地上局システムを開発。

データ処理システム: 衛星から送られてくる膨大なデータを解析するためのシステムを開発。

宇宙ソフトウェア
衛星搭載ソフトウェア: 衛星が自律的に動作するためのソフトウェアを開発。

地上制御ソフトウェア: 衛星を地上から制御するためのソフトウェアを開発。

その他
国際宇宙ステーション(ISS): 日本の有人宇宙実験棟「きぼう」の開発に貢献。

新型ロケット: H3ロケットなどの新型ロケットの開発に参画。

NECの宇宙事業における強み
総合的なシステムインテグレーション能力: 衛星から地上システム、ソフトウェアまで、一貫したシステムインテグレーション能力を持つ。

高信頼性のシステム開発: 宇宙環境という過酷な条件下で動作するシステムの開発に長年の実績を持つ。

最先端技術の活用: AI、IoT、ビッグデータなどの最先端技術を積極的に導入し、より高度な宇宙システムの開発を目指す。

【 宇宙関連分野での協力企業名と協力内容】

宇宙開発機関との連携
JAXA(宇宙航空研究開発機構):
はやぶさ2: 小惑星探査機「はやぶさ2」の開発において、通信システムや地上システムの開発に貢献。

イプシロンロケット: 小型ロケット「イプシロン」の開発に協力。

きぼう: 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の開発において、機器やシステムの開発を担当。

NASA(アメリカ航空宇宙局):
国際宇宙ステーション: ISSの運用や実験に関連する技術開発で協力。

深宇宙探査: 将来の深宇宙探査ミッションにおける通信システムやデータ処理システムの共同開発。

 国内企業との連携
三菱電機:
衛星システム: 衛星本体の開発や、地上システムの共同開発。

宇宙用電子部品: 高信頼性の宇宙用電子部品の共同開発。

三菱重工業:
ロケット: H-IIAロケットなどの大型ロケットの開発におけるシステム連携。

衛星打ち上げ: 衛星の打ち上げサービスの共同提供。

IHIエアロスペース:
衛星本体: 衛星本体の構造や熱設計に関する技術協力。

NEC航空宇宙システム:
ソフトウェア開発: 衛星搭載ソフトウェアや地上制御ソフトウェアの開発。

海外企業との連携
Thales Alenia Space:
衛星通信: 高性能な衛星通信システムの共同開発。

Airbus Defence and Space:
地球観測: 地球観測衛星の開発における技術協力。

協力内容の詳細
共同開発: 新製品や新技術の共同開発、既存製品の機能向上。

部品供給: 衛星や地上システムに搭載される部品の相互供給。

技術ライセンス: 特許技術の相互ライセンス。

共同研究: 新規技術の共同研究開発。

コンソーシアムへの参加: 宇宙関連のコンソーシアムに参加し、共同でプロジェクトを推進。

協力の目的
技術力の向上: 相互の技術力を補完し、より高度なシステムを開発。

開発期間の短縮: 共同で開発することで、開発期間を短縮し、市場への投入を早める。

リスクの分散: 複数の企業でリスクを分散し、事業の安定化を図る。

グローバルな競争力強化: 国際的な連携を通じて、グローバルな競争力を強化。

今後の展望
NECは、今後も様々な企業や機関との連携を深め、宇宙開発におけるプレゼンスをさらに高めていくことが期待されます。特に、以下の分野での連携が注目されています。

小型衛星: 低コストで柔軟な小型衛星の開発におけるスタートアップ企業との連携。

宇宙デブリ対策: 宇宙デブリ問題解決に向けた国際的な取り組みへの参画。
月探査: 月面基地建設など、将来の月探査に向けた国際的なプロジェクトへの参画。

【宇宙関連分野での売上などの事業規模の占める割合】

NECの宇宙関連分野における売上高の割合について
NECの宇宙関連分野における売上高の具体的な割合については、残念ながら、企業が詳細な内訳を公表しているケースは多くありません。

これは、宇宙事業が企業全体の売上高に占める割合が比較的低い場合や、競合他社との差別化戦略の一環として、詳細な数値を公開しないケースがあるためです。

なぜ詳細な数値が公表されないのか?
事業規模の相対的な小ささ: 宇宙事業は、NECの事業全体から見ると、比較的規模の小さい分野である可能性があります。

競合他社との差別化: 詳細な数値を公表することで、競合他社に自社の戦略や弱みを把握されてしまうリスクを避けるため。

機密情報: 宇宙事業は、国の安全保障にも関わるため、一部の情報は機密扱いとなり、公開できない場合があります。

推測と考察
ただし、いくつかの情報から、NECの宇宙事業の規模について推測することは可能です。

NEC航空宇宙システム株式会社: NECグループには、宇宙と防衛・航空分野のソフトウェア・システム開発を専門とする「NEC航空宇宙システム株式会社」があります。

同社の売上高は、NEC全体の売上高から見ると一部ですが、宇宙事業におけるNECの貢献度は大きいと考えられます。

JAXAとの連携: NECは、JAXAとの連携を通じて、数多くの宇宙開発プロジェクトに関わっています。

これらのプロジェクトへの貢献度が、NECの宇宙事業の規模をある程度反映していると考えられます。

業界団体への加入: NECは、宇宙産業に関する業界団体に加入しており、業界全体の動向や自社のポジションを把握することができます。

総合的に判断すると、NECの宇宙事業は、企業全体の売上高に占める割合は大きくないものの、日本の宇宙開発において重要な役割を担っており、高い技術力と実績を持っていると考えられます。



【公式ホームページ】

ソリューション
災害監視
地震、津波、浸水、土砂崩落、林野火災などの状況把握は迅速な復旧や被災低減に欠かせません。高度数百kmを地球周回する衛星は災害の影響を受けにくいことなどの利点があります。

環境監視
森林破壊、異常気象、地殻変動、海洋汚染などの実態把握は社会的課題の認識や解決に欠かせません。衛星は同じセンサーで広範囲の長期的な変化を捉えられるなどの特徴があります。

宇宙科学
未知未踏への挑戦には安心して運用できる探査機や観測衛星、地上設備そして豊富な知見による支えが必要です。NECは世界初の科学的成果の創出を支援した多くの実績があります。

みちびき
衛星の電波を用いた測位技術やメッセージ通信は自動車、ドローン、除雪、農業、漁業、測量や防災など広く活用されています。NECは安定した位置情報、時刻情報及び防災メッセージの提供に貢献しています。

サービス
モニタリング
インフラの適切な運用・管理および防災・減災のためには、その状態把握が重要です。画像処理技術や衛星技術等をもとに、レーダ画像解析サービスを提供し、お客様のインフラ維持管理業務や災害時の状況把握等を支援します。

宇宙科学
未知未踏への挑戦には安心して運用できる探査機や観測衛星、地上設備そして豊富な知見による支えが必要です。NECは世界初の科学的成果の創出を支援した多くの実績があります。

宇宙開発は、銀河から降り注ぐ銀河宇宙線、太陽から放出される膨大なエネルギー(放射線・紫外線・X線など)、プラズマ流、スペースデブリ(宇宙ゴミ)などの影響を考えなければなりません。

また、宇宙は地上と異なり極低温(-270.4度)・高真空・微小重力環境下にあります。太陽光を浴びれば高温になり、日陰に入れば一気に冷たくなります。
打ち上げ時には加速度、振動、衝撃、音響などが複合的に加わります。月・惑星探査では分離・着陸・突入などの段階で大きな荷重にさらされる場合もあります。

当社は1970年日本初の人工衛星「おおすみ」の成功に貢献した後も、数々のプロジェクトの中で技術力と、ものづくりの力を発揮しています。

例えば、宇宙機を安全に運用するための自動化・自律化技術、高精度(約千分の一度以下)で姿勢を制御するための技術、無人化のためのロボティクス技術、狙った惑星にたどり着くための軌道計画・自動航行技術、惑星に着陸する誘導技術、これらを支えるコンピュータープラットフォーム、そして燃料効率を高めるグラム単位での機体の設計・製造、それらの高信頼性確保など、当社は難しい課題にチャレンジすることで解決能力を高めて参りました。

更に機器のチップ化などダウンサイジングを図り、機体の共通部分を標準化したりすることで、より効果的、経済的に科学探査が出来るよう技術開発を進めています。

宇宙に挑み開発した技術は例えば太陽電池など私たちの暮らしの身近なところでも使われています。さらに高信頼性コンピューター開発で培ったフォールトトレラント技術や、センサ技術を医療に活かすことなどに期待されています。

私たちは、「技術のブレークスルー」は厳しい条件下でこそ実現できると考えています。

「技術のNEC」は、人々の探究心を満たし、大切な地球の未来のために、そして私たちのよりよい暮らしのために、チャレンジ精神を礎にお客様の科学探査活動を支援します。

準天頂衛星システム「みちびき」
米国のGPSを代表とする衛星測位システムは、欧州、ロシア、中国、日本、インドの国々が同様のサービスを提供し、インフラとして世界で広く利用されています。

日常ではスマートフォンやカーナビなどで衛星からの信号を受信して、位置を計算して利用しています。

日本の測位システムである準天頂衛星システム「みちびき」は、2018年に4機体制でサービスを開始しました。

衛星測位システムは宇宙空間の人工衛星だけではなく、衛星を運用するための地上のシステムを地球規模で構成しており、巨大なITシステムです。

NECは、この地上システムを整備し、運用に携わっています。いま、7機体制の整備や機能拡張が進められており、様々な業種・業態で更なる利用の期待が高まります。

「みちびき」では、数センチや1メートル程度の測位精度を提供するサービス、防災、減災に利用できるメッセージサービスなど、世界に先駆けたサービスを提供しており、他国の衛星測位システムでも検討される流れとなっています。

これらのサービスを利用して、自動車やバスの自動運転や運転アシスト、IT農業、ドローン配達、除雪制御などの運転制御・支援での利用が期待されています。

既に商品化されているスマートフォンやカーナビ以外では、ドライブレコーダ、ETC2.0などの車載機器、人の利用として位置情報を利用したサービスやゴルフナビやスポーツ、その他にも時刻同期、決済、サイネージへの利用など、幅広い分野での利用が見込まれています。

「みちびき」はデジタル化時代に必要な「位置情報x時刻情報」の基盤インフラとしてこれからもサービスを提供して行きます。NECは「みちびき」のサービスを通して、豊かな未来の実現に向けて貢献していきます。

テクノロジー
衛星システム
 NEC標準衛星システム NEXTAR、
 衛星インテグレーション実績一覧
近年の宇宙利用ニーズの高まりと民間企業や新興国での需要拡大から、人工衛星システムには「低コスト」「短納期」などの要望が増えています。NECはこの課題解決のために標準衛星システム「NEXTAR」を開発・実証しました。

ASNAROプロジェクトは経済産業省による支援のもとでNECが主体的に取り組んだ研究開発であり、NEXTARを採用した2機の地球観測衛星が現在地球を周回しています。

光学観測衛星「ASNARO-1」と夜間や雲の影響を受けないレーダー観測衛星「ASNARO-2」の2機は、500kg級という軽量の機体ながら、空間分解能は1トンを超える中型衛星と同等のレベルが得られます。

 いずれの衛星も現在NECの自社保有衛星として観測を続けており、国内外のお客様へ画像データ利用サービスの展開に活用しています。

バスシステム
 姿勢軌道制御系、
 熱制御系、
 データ処理系、
 電源系、
 構体系、
 テレメトリ・コマンド系、
 電気推進系(マイクロ波放電式イオンエンジン)
 姿勢軌道制御系

NEC技報Vol.74 No.1、本号のタイトルは「安全・安心・公平・効率を提供する社会インフラ特集」です。この特集に掲載した宇宙関連の論文を紹介します。
宇宙関連の論文
(※内容記載は省略しますが、密度の濃い情報でした。文書量も多いのでまた後日noteにアップしたいと思います。)
 ・気候変動観測衛星(しきさい)を支えた光学センサ技術と成果
 ・宇宙から見守るまちの安全・安心 ~衛星搭載合成開口レーダ
  活用サービス~
 ・人工衛星運用における自動化・省力化技術
 ・はやぶさ2 イオンエンジンと今後の展望
 ・はやぶさ2 リュウグウへの高精度タッチダウンを実現した
  自律航法誘導制御
 ・はやぶさ2の快挙をセンシング技術で支えた「衛星搭載ライダー」
 ・はやぶさ2 システム設計と運用結果
 ・高速・大容量のデータ通信を実現する光衛星間通信技術
 ・美笹深宇宙探査用地上局向け30kW級X帯固体電力増幅装置の開発
 ・世界最高性能の薄膜太陽電池パドルの開発

ミッションシステム
 通信(光通信システム含む)・放送・測位(準天頂衛星システム含む)、
 地球観測、
 宇宙科学 等

地上システム・各種サービス
 地上システムパッケージ GroundNEXTAR(グランドネクスター)、
 追跡管制、
 ミッション運用、
 衛星搭載合成開口レーダ活用サービス、
 観測データ(衛星画像)提供サービス、
 アンテナ、地上ネットワーク、 等

最新ニュース(※内容省略)
2024年4月22日
NEC、宇宙分野に特化したベンチャーファンド「Seraphim Space Venture Fund II」に出資

2024年3月19日
NECとSkyloom、グローバルなインターネット接続に革新をもたらす100Gbps宇宙光通信技術の開発に向け協業

2024年1月12日
【宙への挑戦】日本とベトナムの50年にわたる友好関係が結実
       ~ ベトナムの自然災害を宇宙から監視する「LOTUSat-1」

2024年1月10日
【JEOSS】NEC SAR衛星「ASNARO-2」の新たな撮像データをJEOSSホームページにて公開しました。

2023年9月11日
【宙への挑戦】数多くの部門が1チームで取り組む初の衛星システム輸出
        ベトナムの宇宙利用を支援する「LOTUSat-1」プロジェクト
2023年8月29日
【宙への挑戦】グローバルな宇宙ビジネスを目指して、ベトナム向け地球観測衛星「LOTUSat-1」が切り拓くNECの宇宙事業の可能性

2022年12月15日
【表彰】 Innovators Under 35 Japan 2022 :自然災害による被害の迅速な把握を実現するSAR衛星画像に特化した高精度な画像認識技術の開発

2022年12月9日
新作動画を公開しました。「宇宙に挑むNEC」「宇宙への挑戦者たち ー宇宙機用液浸冷却装置ー」

2022年11月4日
【wisdom】川崎市が挑む災害に強いまちづくり ~宇宙からミリメートル単位の地盤変動を解析~ 

2022年11月1日
衛星SARからの「標高モニタリング技術」を開発


【私の感想】
 
 公式ホームページがとても充実していました。三菱重工と同じくらいです。技術論文を掲載しているページがあり、ここを詳しく読めば宇宙技術について明るくなれるような気がしました。でも内容は難しいです。後日チャレンジします。

 ロケットとかではなく「人工衛星」を開発している会社だと思います。競合他社も多いようですが、日本の宇宙開発にはなくてはならない会社のようです。

 やはり宇宙関連業務売り上げが全体売り上げに占める割合等はまだわかりませんので、NECの株価に「宇宙関連」がどのように影響するかはわかりません。有価証券報告書等を調べる必要性を感じました。



 

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