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大好き 宇宙関連株(009)人工衛星追跡【大興電子通信】概要

 ウォーレンバフェット氏の教え「社長になりたいと思えるような企業に投資せよ」、これに従い私も社長になりたい会社を探します。まずは小学生の時から憧れている「宇宙」に関連した企業について調べてみます。

 今回のシリーズは以下の手順で情報収集をします。
  ①会社四季報で興味のある会社をリストアップします。
  ②次にAIでその会社の概要を確認します。
  ③その会社に興味を持った場合は、公式ホームページを確認します。
  ④そして次の情報に基づいて調べます。
    ・日本経済新聞・有価証券報告書・中期経営計画書

※ 冒頭写真は内容と関係ありません。私が好きなものを載せています。

(009)人工衛星追跡【大興電子通信】概要

【会社概要】

大興電子通信は、日本の商社で、主に情報通信技術(ICT)に関するサービスを提供しています。

主な事業内容:
システムインテグレーション: お客様のビジネス課題に合わせて、最適なITシステムを設計・構築・導入します。

ITインフラの構築・保守: サーバーやネットワークなどのITインフラの構築、およびその後の保守を行います。

IT機器の販売: パソコンやサーバーなどのIT機器の販売も行っています。

特徴:
歴史: 1953年創業と長い歴史があり、多くの企業との取引実績があります。
ワンストップサービス: システムの構築から運用・保守まで、幅広いサービスをワンストップで提供します。

富士通の全国総合ディーラー: 富士通製品の販売・サポートに強みを持っています。

強み:
豊富な経験と実績: 長年の経験と実績に基づいた、お客様に最適なソリューションを提供できます。

幅広いサービス: システムの設計から運用・保守まで、幅広いサービスを提供できるため、お客様はワンストップでITに関する課題を解決できます。

パートナーとの連携: 富士通をはじめ、多くのパートナー企業と連携することで、お客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。


【宇宙関連業務】

大興電子通信株式会社の宇宙関連業務について
大興電子通信株式会社は、宇宙分野においても高い技術力と実績を持つ企業です。特に、人工衛星の運用に深く関わっており、日本の宇宙開発を支える重要な役割を担っています。

主な宇宙関連業務
人工衛星追跡管制軌道力学系運用業務: 人工衛星の軌道計算、軌道予測、軌道制御計画の作成など、人工衛星の動きを正確に把握し、安全な運用を行うための業務です。

スペースデブリ観測システム及び高精度軌道決定システムの運用・各種解析業務: 宇宙ゴミと呼ばれるスペースデブリの観測や、その軌道の精密な計算を行い、人工衛星との衝突を防ぐための対策を支援します。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携: JAXAの筑波宇宙センターにおいて、上記の業務を請け負っており、日本の宇宙開発プロジェクトに深く貢献しています。

大興電子通信株式会社が宇宙分野で選ばれる理由
高い技術力: 軌道力学に関する高度な専門知識と、大規模システムを扱う経験が豊富です。

実績: 多くの宇宙開発プロジェクトに携わり、その実績が信頼に繋がっています。

JAXAとの緊密な連携: JAXAの要請に迅速かつ的確に対応できる体制が整っています。

宇宙関連業務が重要な理由
宇宙空間には、数多くの衛星やスペースデブリが漂っており、これらの動きを正確に把握し、衝突を避けることは、宇宙開発の安全性を確保するために不可欠です。

また、人工衛星の正確な位置情報を把握することで、気象観測や通信など、私たちの生活を支える様々なサービスの質向上にも貢献しています。


【宇宙関連業務について競合する技術や製品】

大興電子通信株式会社の宇宙関連業務における競合について
大興電子通信株式会社は、宇宙分野、特に人工衛星追跡管制やスペースデブリ観測などにおいて高い技術力を持つ企業ですが、同分野には多くの競合企業が存在します。

競合する技術や製品
大興電子通信が提供する技術や製品と競合する主なものとしては、以下が挙げられます。

人工衛星追跡管制システム: 軌道計算、軌道予測、軌道制御計画作成など、大興電子通信が得意とする分野です。競合製品としては、より高精度な軌道計算エンジンや、AIを活用した予測システムなどが挙げられます。

スペースデブリ観測システム: レーダーや光学センサーを用いて宇宙デブリを観測し、その軌道を計算するシステムです。高解像度のセンサーや、より広範囲をカバーできるシステムなどが競合製品となります。

宇宙環境シミュレーションソフトウェア: 人工衛星や宇宙機の設計・開発において、宇宙環境をシミュレーションするためのソフトウェアです。より高精度な物理モデルや、並列計算に対応したソフトウェアなどが競合製品となります。

競合企業
これらの技術や製品を提供する競合企業としては、以下のような企業が挙げられます。

国内企業:
宇宙航空研究開発機構(JAXA): 自社で開発したシステムを保有しており、大興電子通信のような民間企業に委託する場合もあります。

NEC: 大規模システムの開発実績が豊富であり、宇宙分野にも進出しています。

富士通: スーパーコンピュータなど、高性能計算機分野で強みを持ち、宇宙シミュレーションなどにも応用しています。

三菱電機: レーダーシステムや通信システムなど、宇宙分野で幅広い製品を提供しています。

海外企業:
Lockheed Martin: アメリカの航空宇宙企業で、衛星システムやミサイル防衛システムなど、大規模な宇宙システムを開発しています。

Northrop Grumman: アメリカの航空宇宙企業で、衛星通信システムや宇宙探査機など、幅広い宇宙製品を提供しています。

Airbus Defence and Space: 欧州の航空宇宙企業で、衛星システムやロケットなど、宇宙分野で幅広い製品を提供しています。

競合の現状と今後の展望
宇宙分野は、世界各国が競争的に開発を進めている分野であり、技術革新が非常に激しいです。

特に、小型衛星の普及や、宇宙デブリ問題の深刻化に伴い、より高精度で効率的なシステムが求められています。

大興電子通信は、JAXAとの連携など、実績を積み重ねてきましたが、今後も海外の競合企業との競争が激化することが予想されます。AIやIoTなどの最新技術を積極的に導入し、より高度なシステムを開発していくことが求められるでしょう。

競合との差別化ポイント
大興電子通信が競合他社との差別化を図るためには、以下の点が考えられます。

JAXAとの強固な関係: 長年の実績に基づく信頼関係を活かし、JAXAのニーズに合わせた最適なシステムを提供する。

高い専門性: 軌道力学や宇宙環境シミュレーションなど、高度な専門性を有する人材を育成し、独自の技術を開発する。

柔軟な対応: お客様のニーズに合わせたカスタマイズに対応し、迅速な開発・導入を実現する。



【公式ホームページ】

導入事例
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
軌道系システムの開発と運用

小惑星探査機 はやぶさの航行
〜はやぶさを支えたDAiKOの衛星追跡管制システム〜

軌道系システムの開発と運用を担当
その役割は、観測したデータをもとに、はやぶさの位置や速度を推定し、それを追尾するための予測値の作成を行うというもの

この分野では様々な探査機や衛星のサポートを行っており多くのノウハウを蓄積している。

今回の業務は難しかった。はやぶさは何度も大きなアクシデントに見舞われた。・・・(内容省略)・・・

通信の途絶があったが、その1月半後に電波が届き、地球帰還に向けた軌道修正がスタートした。


【私の感想】

 公式ホームページを拝見したところ、事例としてJAXA(はやぶさ)のもの1件だけであった。その他宇宙関連分野に関する記述を見つけることはできませんでした。宇宙関連業務はほんの一部だと推測しています。

 「はやぶさ」のトラブル対処で大きな役割を果たした話には感動しました。ロケットや人工衛星の開発・研究・制作も重要な仕事ですが、それらをサポートする仕事も大変重要だということがわかりました。

 引き続き、大興電子通信の株価は監視していこうと思います。ただ、宇宙関連分野の業務実績が株価の上げ下げに影響を与えることはないように思えます。


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