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好きとか勝手に決めつけないでよ

こんばんは。
あたなに届けたい本を紹介するりぃです。

本を読んでいくと、自分の好みがだんだん分かってきて読む本が偏ってくることってありませんか?

わたしにもそんな悩みがありました。

そんなわたしの価値観をひっくり返すような本との出会いが今までに何冊かあり、それを今後シリーズ化してお届けしようかなと思います!
今日はPart1です♡

自分の読書の幅を広げたいあなたはぜひ読んでみてくださいね♪


男女が仲良くしていると、すぐにあの子ってあいつのこと好きじゃない?とか。
学校の休み時間や放課後、仕事の後の友だちとのご飯の時の会話のメインテーマはいつだって「彼氏とうまくいってる?」「好きな人とか気になる人いないの?」じゃなかったですか?

わたしはそんな日常を普通に生きてきたし、それを特別苦痛だと思ったこともありませんでした。

そんなわたしの価値観をひっくり返した作品はこちらです!

みなさんはアロマンティック・アセクシュアルという言葉を知っていますか?恥ずかしながらわたしはこの作品に出会うまで知りませんでした。

アセクシュアルは性的指向のひとつで【他人に惹かれない人のこと】
アロマンティックは恋愛的指向のひとつで、【他人に恋愛感情を抱かない人のこと】です。

主人公の咲子は高橋さんと出会ったことで自分がアロマアセクだと気づきます。
淡々と芯を持って我が道をゆく高橋さんだけど、それまでにたくさんの悪意のない詮索やお節介に傷つけられていたんですよね。

やっかいなのが、悪意がないということ。

”知らない”ということは自分でも気づかないうちに誰かを傷つける可能性があるということですよね。

この作品を読んでハッとしました。

自分の中にある普通や常識、好き、恋愛、恋、愛って何だろう?と正面から問われたような気持ちになりました。

恋愛感情を抱かない二人が生き方を模索するべく共同生活を始めるのですが、それが家族や友だち、同僚、元恋人、はたまたご近所さんたちまでをざわつかせてしまうのです。

いつだって周りの目(世間の目)が生きづらさを助長させてしまうんですよね。

それでも咲子と高橋さんが見つけた答えがとても二人らしくて、二人の人生に幸あれ!と応援したくなります。

恋人や家族になれなくても、味方にはなれるんですよね。

幸せの形は本当に人それぞれ。

私の人生に何か言っていいのは私だけ。
幸せを決めるのは私。

恋せぬふたり

本当にその通り!

こちら高橋一生さんと岸井ゆきのさんでドラマ化していましたよね!
ドラマも観たかったです~!

気になった方はぜひ読んでみてくださいね。

では、また。


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