後輩に道をつくりたい ~セカンドキャリア~
入社後の経歴
2016年4月 auショップ 配属
2017年3月 auショップ フロアマネージャー
副店長
2021年8月 メルセデス・ベンツ モバイルエキスパート
現在のお仕事について
≪仕事内容≫
車の遠隔操作ができる「モバイルアプリ」のサービスを提案するお仕事です。サービスが導入されたものの、車業界としては新しいサービス内容だったため、社内に浸透せずアプリの利用率に伸び悩んでいました。そこで、モバイル領域で強みを発揮していたグッド・クルーの人財に依頼がありました。
仕事の目標としては、アプリの利用率を伸ばしていくこと、達成目標をクリアしていくことです。3か月に1度査定があり、管理顧客数の20%が達成すべき目標です。
私が所属する店舗は、来店者数も多く、本社からも近い距離にあるため、全店舗と比較しても注目されるような店舗です。しかも、モバイル専門の人員を配置すること自体が新しい試みで、最初は受け入れられている雰囲気もなく孤立したポジションでした。どうやってコミュニケーションを取ったらよいのか本当に悩みました。アプリの利用率を上げていくのに顧客情報を把握したり、共有していくことが大切だったので、提案力というよりもチーム内の信頼関係の構築に注力しました。サービスに関係なく、自ら手伝えることを探して動いたり、依頼された時には誠実に対応することを心がけていたことで、徐々に信頼が積み重なり、協力体制ができてきた実感があります。その結果、入店から9か月で初めて目標を達成!今回の査定も月初のタイミングで達成見込みの数字がでているので、2期連続で達成が見えています!
≪1日の流れ≫
朝礼からスタート。
来店者リストをチェックし、サービスの利用状況を調べます。
対象のサービスや期間を調べながらセールスさんと情報を共有していきます。対象のお客様が来店されたらお声がけして提案することに加え、以前購入いただいたお客様に対して家電をしながら利用状況聞き、サービスを案内していきます。培ってきたITの知識やコミュニケーションのスキルは、今の仕事でも活かせており、モバイルはライフラインをつくる重要な役割を担っているということを改めて実感しています。
なぜ、新しいチャレンジに挑戦しようと思ったのか?
基本的には、任されたことに対して「相手の期待に応えたい」という気持ちがありました。フロアマネージャーも副店長も自分の意志というよりは、任されたからやってきたというのが正直なところですが、
当時の先輩から「後輩から見たときに副店長になった方が良い」と言われたことを覚えています。
その言葉で、自分が挑戦していくことで道を作っていくことができれば、後輩も次を目指していけるのではないかと思うようになりました。そこから、次のキャリアということを意識しだしたと思います。転職することも考えていましたが、本部の仕事体験や採用面接、面談に同席したり、店舗見学にくる学生への座談会、会社の広報活動など、今ある環境でできることはないか探すために自分で行動していたことは沢山ありました。自分の可能性を狭めたくなかったですし、この先にライフイベントがあっても自分で選んでいける選択肢を広げていきたい。そう思っていました。
そんな中で、新しい仕事の依頼がきたという話があり、自分に声をかけてもらうことができました。自分の気持ちも準備できていたので迷わず「やります!」って言いました。
今の視点から店舗経験を振り返って
・もっとこうしておけばよかった!
正直、お客様に対しての得意不得意はあったけど、他の業界に行っても幅広いお客様がいることは変わらないなと。人を選ばず、誰に対しても「自分の接客」が出来るように意識の持ち方を訓練できればよかったなと思います。
・これはやっててよかった!
殆ど活きています。サービスの内容はもちろん、それ以外の簡易的な操作の案内も、モバイルの基礎知識もお客様のちょっとしたギモンをその場で解決していくことができるので、車を購入される時の信頼にも繋がっていきます。また、裏方でやっていたポップ作りやエクセルを使った実績のまとめ等、管理作業も多く発生しているので、モバイルの商品管理や細かい指標を追っていく営業のスタンスは今の仕事でも通用しています。
新たなフィールドにおいて
・課題に感じることや葛藤すること
仕事内容でも伝えたように、グッド・クルーとしても初めての案件で失敗できない、絶対に成功事例を作りたいという責任からプレッシャーを感じていました。ブランドの大きさにも圧倒され、正直自分に出来るのかなと不安になるばかりで、夜に仕事のことを考えて眠れないこともあったり、現場でもきついなと感じる場面もありました。
でも、「意味なかったね」で終わりたくなかったし、自分の働きを見てくれていた人がいるからこそ、声をかけてもらえてチャレンジできている。期待してもらえているからこそ、期待に応えたいという気持ちが大きかったです。一緒に頑張ろうとできる仲間もいて、徐々に相談に乗ってもらえる人や巻き込む人が増えていくのと同時に、依頼されたことが解決できたり、1つ1つできるようになることが増えていくことが嬉しくて、積み上げていくことの大切さを改めて感じました。
それに、お客様にとって必要なサービスであっても、分からないからやらない。分からないから提案しないという状況はもったいないなと思います。お互いの持つ知識やスキルを補い合うことで、サービスの向上を一緒に目指していける雰囲気が今は楽しいです。モバイル以外のブランドでも実績に繋げていけるということを証明できるようになってきましたし、お世話になってきた部長さんにも喜んでもらえて、新しい縁に繋がっていくことがやっぱり嬉しいなと感じます。
・やりがいや達成感
純粋に自分から購入決定してくれたら嬉しいです。
更に、デジタル化が進んでいる時代で、自分が当たり前に使っている知識が相手にとっては当たり前じゃなくて「凄い!こんなこともできるんだ!」と新しい使用方法を発信していけることも楽しいなと感じます。
それと、グッド・クルーにとってもクライアントにとっても、企業の中でもまだ誰もやったことのない立場で挑戦できていることにワクワクします。100%達成する店舗はないので、誰もやったことのない実績に貢献していきたいって思っています。
最初はこのポジションって重要なの?という雰囲気がありましたが、
今では「やってきたことは間違ってなかったね」という必要性も示せているので、新しい仕事の在り方の発信源になっていきたいです。
今後の目標
今の案件の達成を継続して、当たりまえに達成できるようにすること!
セールス担当者にとってもお客様にとっても、今の状況が3年後にはもっと楽になるように「今」お客さんに伝えていくことを大事にしています。また、グッド・クルーの中でも次の選択肢としてセカンドキャリアの提供の幅が広がるように貢献していきたいです。
そして、変わらずライフイベントがあっても、選択肢の幅が広がる人生を送りたいと思っているので、この経験を自信に変えて新たな自分の道を切り開いていきたいなと思っています。
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