人と人のご縁を繋ぐサクラネコたち
今回は現在生息しているサクラネコのお話をしていきたいとおもいます。サクラネコ②の三毛猫と⑦のサビ猫です。(記事 「わたしたちの地区 さくらねこの紹介」に掲載)
2016年2月、ポンタくんの去勢手術後すぐに2匹の雌猫を捕獲し、避妊手術をしました。
メス猫は年に2〜3回、1回に4〜5頭の子猫を生むと言われています。飼い主のいない猫を増やさないためには早急に避妊手術をする必要があります。何もしなければ猫が増えてくるという不安がありました。
猫たちを捕獲し、手術するという大きな負担を負わせるより、そのような猫をこれ以上増やしたくない思いでTNRという活動を選択しました。これは猫にとっては迷惑なことかもしれません。
運良く餌場になっていた別々のところに仕掛けた捕獲器ですぐに捕獲することができました。そして、サクラネコとしてその後地域に放しました。
サビはすぐまた餌場に現れましたが、ミケはその後まったく見なくなり、私は手術せいで命を落としてしまったのかと自責の念に駆られました。
そのことを忘れかけていた頃、犬の散歩中に私はIさんの庭にその三毛猫を見つけました。外には猫の小屋らしきものがあり私は嬉しくなってインターホンをおしました。
面識も何も無いお宅だったのですが、こうして元気で過ごしていることにとても感動して喜びと感謝の気持を伝えたかったからです。
お話を聞きますと、その猫は近頃ではあまり見かけない珍しい三毛なのか、一度は誰かに連れ去られたようです。しばらくして、ガリガリになって帰ってきたとのことてす。
そして、なついた頃、動物病院で避妊手術をしようとし、麻酔をかけましたが、サクラ耳に先生が気づいてくれて手術は受けなかったようです。
そのお家ではアオさんと呼ばれて可愛がられていますが、家族の方にアレルギーがあり家の中で飼うことができなかったようなお話も聞きました。
猫のことで初めてお会いする方と意気投合し色々お話することができました。
現在アオさんはまた別の家ではミーちゃんと呼ばれ可愛がられています。ひょっとすると他のところでも可愛がられているのかもしれません。
このように猫たちは同じ思いを持つ方たちとの出会いをつなげてくれます。そして、猫たちの繋ぐ御縁に私は勇気と喜びを感じます
この2匹のメス猫たちは今はもう推定8歳を過ぎています。もう一匹のサビ猫は我が家ではマルちゃん呼んでいます。ポンタくんととても仲がよくいつも一緒でした。今も私の家に設置している小屋を寝床としてます。近頃他の家でもフードをもらっているようです。
これからも猫情報の聞き取りに地域を回って、優しさあふれる猫ネットワークが広がっていくことを願っています。