あなたと私

自分の気持ちが言語化できず、霧に感情が包まれているような毎日。 夫からnoteを始めたらと言われた始めてみました。 いつか霧が晴れて気持ちが見えるまで、自分が何者なのか分かるまで続けてみようと思います。

あなたと私

自分の気持ちが言語化できず、霧に感情が包まれているような毎日。 夫からnoteを始めたらと言われた始めてみました。 いつか霧が晴れて気持ちが見えるまで、自分が何者なのか分かるまで続けてみようと思います。

最近の記事

読書感想『サンショウウオの四十九日』

電子書籍で購入した私はひどく後悔した。 また、例の如く、無料かのように、気づけばKindleの購入ボタンを押していて、自分の意識のないところで、全てが完結しており赤々とひかる「ご購入ありがとうございます」と光る文字。本当に電子書籍怖い。 ボーナス全てを電子書籍に注ぎ込んでるんじゃないかと不安になるが、なんとなくボタンを押してるだけで、お金を払ってる感覚がないので、とりあえず考えないことにする。 そして、「サンショウ四十九日」結論から言うと、紙で買っておけばよかったーーー。

    • 【エッセイ】学資保険と6月の白花

      「父親が亡くなりました。」 一通のメッセージが入る。 私は通勤のため乗っていた電車を飛び降り、 急いでメッセージの送り主に電話をかける。 声の主は、3年前に学資保険に加入された原田さんの娘さんだった。 私は原田さんの資産運用相談の担当だった。 学資保険は親から子へかけることが多いが、当時68歳だった原田さんはお孫さんへ学資保険をかけたいとのご意向だった。 原田さんの奥様は早くに他界し、男手ひとつで娘さんを育てられ、その娘さんは未婚の母だった。 原田さんは淡路島で農家をしおり

      • 読書感想『成瀬は天下をとりに行く・成瀬は信じた道をいく』

        まず最初に心を捕まれたのは、成瀬は言わずもがなだが、島崎の魅力だった。 当初は、天才を前にした凡人の心理描写に共感を覚えたが、島崎は成瀬に嫉妬する気持ちとは裏腹にそれを客観視し、成瀬のことを純粋に尊敬しているからそこの発言が多く、私だったらこの返しはできないなと思い島崎の発言に注目するようになった。 次第に「いい子だなぁ」と大好きになってしまった。もはや娘を思う気持ちがここで芽生える ついには、成瀬を巻き込むすべての人に愛着が湧いていき、ストーリーの重さでというよりか、良い

        • 【エッセイ】ノスタルジアと4歳の娘と夫婦の会話

          4歳の娘は赤ん坊の頃から寝るのが大嫌いだ。 理由をきくと「つまらないから」と答える。 私自身、寝ることが嫌いなため、気持ちはよくわかる。もちろん理由は同じく「つまらないから」である。 父母(娘からするとじーじばーば)が言うには、私も小さい頃もなかなか寝ず、夜はよく車で寝かしつけドライブに行ったと言う。 遺伝なのだろうと、もはや諦めの気持ちが大きい。 寝かしつけの前の行動をルーティンにするとすんなり寝てくれると数多ある寝かしつけ本に必ず書いてあるため、その通り素直に実行

          【エッセイ】虚無の時間の過ごし方

          アポが終わり、束の間のカフェでのランチタイム。 転職エージェントから送られた求人を見ながらキノコのサラダを食べる。 この年末はいつも以上に激動の毎日だった。 転職エージェントに登録したその日から、 なぜか仕事が好調だった。 プロジェクトのリーダーに抜擢され、初めの役割に翻弄され、営業のアポイントも次々と入いり、それに比例して契約も3日に1度取れた。 さらに資産家のご婦人から「20年経っても担当でいて欲しい」とのありがたい言葉。 まるで運命が転職させないように作用して

          【エッセイ】虚無の時間の過ごし方

          【エッセイ】営業関西支部1位の先輩の話

          理不尽なことは書いて消化してきた。 わたしが入社した時、わたしの勤める会社はブラック企業の代表みたいな会社だった。 「昔は大変だった」自慢はダサいと思うので簡潔に止めるが、 土日のサービス出社は当たり前で、休んで遊びに行こうものなら、働いてる先輩がいるのに一年目が遊びに行くなんてどういうことだと土曜に上司に呼び出されたこともあった。 コロナもなかった時代、インフルで休む子がいれば、上司は「締め切り近いのに、、私だったら秘密にして来るけどな」と言っていた。 書き出した

          【エッセイ】営業関西支部1位の先輩の話

          【エッセイ】もう会えなくなるとはどういうことなのか?命を想う土曜日

          土曜は夫が仕事で、4歳の娘と2人の時間だ。 あいにくの雨で外に出ることも出来ず、今日は部屋の片付けをする日と決めた。 掃除が苦手な私は、平日の働いている時間の方がはるかにラクだなと思いながら、嫌々ながらに手を進める。 私の家は近所のママ友から児童館と呼ばれるほどにおもちゃが多かった。一人娘で、両家にとって初孫、いとこが1人もいないという状況はおもちゃが集まるには条件が揃い過ぎていた。 そして、片付け断捨離が苦手な私とそのおもちゃの多さの相性は最悪だった。 娘のお人形ご

          【エッセイ】もう会えなくなるとはどういうことなのか?命を想う土曜日

          【エッセイ】ギャルと「自己愛とは利己的行動より利他的に行動の中にある」について考える

          前回のnoteからずっと悩んでることがある。 この小説の中で、 「自分を愛すこと」が足りないと言われた主人公は「すでに自己を愛している」「誰よりも自己を愛しているから利己的な行動をとっている」と反論するが、 終盤に、自分を犠牲に人を助ける利他的に動く場面があり、そこでこれこそが自己を愛すとこになるのだと主人公が気づく。 と言うシーンがある それについて、 私自身まだしっかりと腹の底に落ちていない。まだ綺麗事の部類に聞こえてしまう。 前回の読書感想文で、このような趣

          【エッセイ】ギャルと「自己愛とは利己的行動より利他的に行動の中にある」について考える

          読書感想『二木先生』

          文を書くのは朝出勤の電車の中、本を読むのは夜というスタイルが私には向いている。 昨日の朝、全く別のnoteを書いていたが、夜に「ニ木先生」という作品を読んだので、先にこちらの感想から投稿したいと思う。 ミステリーやホラー小説が好きな私は、事件の不穏感を感じさせる表紙に興味を惹かれた。 当初の予定では、少しずつ夜に読んで、娘が寝た後の毎日の楽しみにしようと思っていた。 しかしお楽しみ計画とは裏腹に辞めどころを失ったまま最後まで読み切ってしまった。 気づけば朝の4時。 毎

          読書感想『二木先生』

          【エッセイ】自我の芽生えっていつ?私の自我の芽生えの話(小5の討論会「男女の違い」)

          10月の涼しい風と砂埃 昨日は娘の運動会。 人生初めての運動会である4歳の娘は、「なんでパパとママが保育園にいるのか」疑問に思ってるだろう。 疑問に思いながらも、周りの飾り付けや、先生たちの背筋を見ていつもと違う雰囲気を感じ取り、この状況を「今日はこんな日なのだ」と受け入れている。 まだまだ小さい小さい身体をしてるのに、子供は大人が思うよりずっと大人だ。 娘は1日の最後、寝る間際に「パパとママの顔を見つけたとき嬉しかった」と言っていた。娘はこのとき感じた感情を大人になって

          【エッセイ】自我の芽生えっていつ?私の自我の芽生えの話(小5の討論会「男女の違い」)

          橋本環奈の奇跡の一枚の有名なエピソードと感想

          この一枚があったから橋本環奈ちゃんは ぐぐーんと世に出てきたわけですが、 この一枚が撮られた背景として、 当日は歌うメンバーから外されていて、 悔しくて、ステージの端でいいから出させてくれと社長に直談判したそう。 ステージの端、フォーメーションの外で1人踊っているところ あの奇跡の一枚が撮られたという話 本人も語っていて結構有名な話らしいですが、 私は最近知りました。 もともと可愛いなと思っていましたが、このエピソード聞いてさらに橋本環奈ちゃんが好きになりましたぁ

          橋本環奈の奇跡の一枚の有名なエピソードと感想

          齋藤飛鳥ちゃんの色気と「ここにはないもの」の歌詞が元専業主婦にバシバシ刺さる

          通勤電車の中で、いろんな音楽聴くけど、 たまに観たくなるのが齋藤飛鳥さん 坂道系全然知らなかったけど なんとなく音楽番組みてて、流れてきた 「ここにはないもの」 卒業の曲で心奪われるなんて、魅力に気づくのが遅すぎたよ。 周りの子たちがお目目クリクリしてて、自分が1番可愛く見える顔作ってる中で(それも可愛いのだけど) 全然お目目開けてなくて、全部愛に包んでるみたいな表情で、自然体で力抜いて踊ってる感じがすごく色気があった。慈悲深い表情だった。(こんな私も包んでくれるの?み

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          楽しい環境≠自己成長

          今日も職場は楽しかった。 彼氏へのプレゼント何にしたらいいか悩んでる子がいて、予算に合わせてブランドやデザイン考えたり、 プロポーズされた子がいて一緒に部屋探しサイト見たり、 ダイエット情報交換したり、減量成果を共有し合ったり いつも周りに人が来てくれる。 本当に楽しい職場、可愛い可愛い後輩たち。 でもここに自己成長はない。 業務内容も私には向いてない。 もっと出来る子がたくさんいる。 私は何を求めてるのか。 誰か私を引っ張り上げて

          楽しい環境≠自己成長

          この場合は他人軸を優先してもいいんじゃない?

          好きなものを見つけようと夫に宿題を出された私。 とりあえず何かをやってるアピールをしたくて、「星が好き」なんて言ってみる 星は好き。プラネタリウムに行くのも、星空カフェに行くのも好き。 でも良さのわからない夫はプラネタリウムに一緒に行っても、いびきをかいて開始3分寝てる。 のび太か。 そのうち夫はプラネタリウムにも星空カフェにもついてこなくなった。 じゃあ、私も行かなくていいよ。 星空1人でみてても考えるのは夫と一緒にみたかったということ。 星空を見る時間より夫と

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          自分軸に目覚めた夫

          好きなことがわからないのは、自分軸で物事を考えてないからだ。と夫 それもそうでしょう。 付き合い6年+結婚6年 夫が好きそうな女性を目指してずっと過ごしてた。 今更自分軸なんて取り戻せない。 私の基準は全て夫が好きな女性がどうか。 なりたい顔はどんな顔かと聞かれても、 答えは夫の好きな女優さん 自分のことがわからない。 でも自己理解に急遽目覚めた夫は、自分軸のない私をみて呆れモード 急にハシゴ外さないでよ。 今の私を好きだったはずでしょ。 私が自分を取り戻した時夫

          自分軸に目覚めた夫

          晴れない私と晴れ夫

          最近夫が自己理解の本を買ってどハマりしています。 作者のサイン会とかに行くようになりました。 仕事も夫自身に合った仕事に変えようとしていて、新しい仕事の準備に勤しむ日々。 その一方で、私はなんの疑いもなく新卒で入った会社を続けて早8年。 楽しそうに新しい仕事の準備をする夫を横目に、慣れた仕事はラクだからと続けている私。 「お金を稼ぐ手段としては、ラクなんだからいいじゃん。」 「私にこれ以外できる仕事がないし」 ラクな方へ流れるための言い訳はいくらでも出てくる 体力的

          晴れない私と晴れ夫