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DIR EN GREY PHALARIS -Vol.II- @横須賀に参加して
前日のGALNERYUSで身体がバキバキの中、連日でまたハードなライブに参加することとなった5月1日。
DIR EN GREYのライブに参加してきたので、簡単に感想書いておこうと思う。
痛みを表現するバンドとして他の追随を許さないDIR EN GREYだが、今回ライブは、昨年発表された最新アルバム「PHALARIS」を引っ提げてのライブということになる。
すでに昨年夏にPHALARIS -Vol.I-のツアーが実施され、その後25周年記念ツアー「FROM DEPRESSION TO ________」を挟んで、今回Vol.IIの開催となる。
思えば前作「The Insulated World」の総括公演がぴあアリーナMMで開催予定だったものの、コロナで飛んでしまったわけで、2019年の「The Insulated World」ツアーの新木場STUDIO COAST公演初日以来にDIR EN GREYを観る。
The Insulated Worldの作風は個人的に好きだったし、そこと繋がるThe World Of Marcyも出ていたので、総括公演は楽しみにしていたんだけど、今のところやる予定はないみたいだ。
「FROM DEPRESSION TO ________」ツアーは個人的に凄く行きたかったのだが、DIRはツアー日程に容赦なく平日を組んでくるので日程が合わなかったこと、そもそもそんな状況でもDIRのチケットは中々とれないというのもあり、泣く泣く断念したところ。
そんな中、別アーティストを確認するため、チケットプレイガイドのサイトを見ていると、おすすめで今回のツアー「PHALARIS -Vol.II-」の案内が出てきた。正直なところ、ツアーがあることを忘れていたので、「関東近郊はどこでやるんだろう?と思って確認をしたのが4月の末。
で、開いてみたところ、ファンクラブオンリー以外では横須賀でやることを確認し、スクロールしたところ、「チケット購入可」の文字が。
「え?日程すぐだけど、まだ買えるの?」と、
少し困惑しながらも、参加できる日程だったので、悩んだ結果行くこととした次第だ。
場所はよこすか芸術劇場。
京急汐入駅のすぐそばにあるホールだ。
DIRとしては初会場との事。
個人的には、T.M.RevolutionのRoute20公演以来のはずなので、約7年ぶりぐらいか。
まず会場に行って普通にビビったのだが、
上手側3階席の最前列で、横からとはいえ、ステージ全体が見渡せる良い席だった。
直前に買ってこんないい席とはラッキーと言った感じだったが、一つ問題が。
柵が低い焦。
で、高所恐怖症気味の私は、その場で立って参加するだけで足がすくんでしまったわけで。
DIRライブってある程度暴れてなんぼだと思っているわけだが、流石に怖すぎた焦。頭振ったら3階から落ちる。
そんなことを考えているうちに、定刻19:00になり、ライブスタート。
セトリは以下の通り。(多分こんな感じだった)
響
Shadenfreude
鱗
盲愛に処す
現、忘我を喰らう
人間を被る
13
Devote My Life
Eddie
GRIEF
Beautiful Dirt
御伽
The Perfume of Sins
(EN)
DOZING GREEN(Acoustic ver)
Un Deux
詩踏み
T.D.F.F
Revelation of Mankind
そういえばこのライブから、単発ライブだけではなく、
ツアー全体としてもマスク着用の上で声出し解禁になった。
ファンクラブ限定では一部解禁にされていたが、一般客も入ったツアーでは
結果的に今回が解禁日となったのかな?
そのため、客のつんざく声援が凄かった。
中身については、当然PHALARISの曲中心で構成されていたが、
客側もノるにはまだ手探りな感もあるように見えた。(まあそもそもPHALARISの曲自体が難しいのはあるけど)
だから対比という意味では、鱗、Devote My Life、GRIEFあたりの会場の熱量が凄すぎて。
3階席から見下ろしたアリーナ席の一体感は「コレコレ〜!」と思って笑ってしまった。
高所に恐怖していた私も、なんとか座席を片手で持ってなんだかんだその一体感の中へ。
曲としては、「人間を被る」はサビを客にふり、大合唱になったところが胸熱だったわけで。ああ、DIRのライブが帰ってきたと思った人も結構いたんじゃなかと予想する。
PHALARISの曲では、やっぱりEddieかな。
ファストチューンの中に起伏を色々持たせているこの曲はキラー。
あと全体を通して思ったのは、Toshiyaカッコ良すぎw。
ライブ冒頭、どこのアラブの貴族が入ってきたかと思ったが、
ステージパフォーミングという点では、とにかくToshiyaカッコ良すぎ(語彙力)。
前日は前日で目が醒めたが、この日はこの日で目が醒めた。
身体はバキバキだが、それだけの価値のあるライブだ。
「お前ら生きてんのか!」
その言葉に呼応する様に、自分の価値を確かめたくなるのだ。
今朝起きて身体が痛いのは、生きている証ということで。