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人生ではじめて飛行機に乗ったら14年前の伏線が回収された話。
こんにちは。本州から出たことない人です。
無事にイギリスに到着し、今こちらでの生活に慣れようとしている真っ最中です。つまり私は晴れて「本州から出たことない人」を卒業し、「本州から出た人」になったわけですが、愛着がわいているので、しばらくこの自己紹介を続けていこうと思います。
さて、ここに来るまでの波乱万丈・愉快痛快な道中を皆様にお話しさせてください。いくつかに分けてお話しますね。今日は「飛行機」の話です。
突然ですが、まずはこちらをご覧ください。
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あらま。わたくしのお顔と年齢が世界中に公開されてしまいました。
こちらは小学校の時の文集みたいなものなのですが、どうやらJALの飛行機見学に参加したようです。場所は羽田空港です。
そして、14年後の2023年9月某日深夜。羽田空港にてJALの飛行機に乗り、私ははじめての飛行機に乗り、はじめて海外に飛び立ったのです!!ちょうどたまたま出発の数日前にカメラロールを整理していたところ、これを見つけ、ひとり心が躍る経験をしておりました。
何が言いたいか分かりますか?そうです。これは東野圭吾もビックリの壮大な伏線だったのです。14年越しの伏線ですよ。人生何が起きるか分からないものです。なんとロマンチックなのでしょうか。そしてこの写真に写る幼い私は一体何を考えていたのでしょうか。。。
自宅から空港に向かう道中の車では、コンビニで買った「めかぶ」を味わう余裕っぷりだったのに、出発の時間が近づくと緊張していました。
今まではずっとずっと見送る側。
ずっとずっと空港の展望デッキから飛行機を眺めることしかありませんでした。
今回は違う。家族に手を振られ、ひとりでパスポートと航空券を片手に出発ロビーへ。飛行機に乗る直前に展望デッキから手を振る家族を見たときは、不思議な気持ちになりましたね。「緊張」とは全く別物。心臓がぷかぷかと浮いているようなそんな気分でした。「ちゃんとわたしの心臓は所定の位置についているのか?」と不安になるような感じです。
この不思議な独特な感覚は、一生忘れないですし、きっとこれからの人生でもあの1度きりだと思います。
のろのろと優雅に滑走路を進んでいた機体が突然本気を出し始め、気づいたら浮き、気づいたら眼下には煌めく夜の街。このときはじめて「私これからひとりなんだなぁ」と思いました。ちょっとだけ寂しくなりました。
東京の街はどんどん離れていく。でも星や月には近づいていきます。
シートベルトの着用サインが消えるまでの間、私はこれから約1年間の異国での冒険が、喜びと新しい発見で満ち溢れるよう、ただただ静かに祈りました。
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