見出し画像

ふみおくんの⭐️つぶやき11 note創作大賞2024中間発表 その3

ねぇねぇ、知ってる?


ワクワクって、

ふたつの種類があるの。



ふみおくんが、

A子さんに

こう語りかけてきました。


「あのね、


くろいワクワクについて、

お話したから


じゃ、こんどは、

しろいワクワク、についてお話しするね」


「ふみおくん、ぜひ、聞きたいわ。

それがわかれば、この苦しさから、

解放されるのね」




ふみおくんは、

このように話し始めました。


まず、

結論。


「くろいワクワク」は、

人から作り出してもらった

ワクワクであること。


そして、

「しろいワクワク」は、

自分が作り出したワクワクということ。


言い方を変えます。


人に評価されることにより、

うまれてくる

ワクワクと、


自分の評価により、

うまれてくる、

ワクワクです。


さらに、言葉を変えて言えば、


自分ではコントロールできない、わくわくか、


それとも、


自分でコントロールできる、わくわくか、です。

その、本質は、

自分を成長させ、

自分の作品を成長させることにより、

自分の中から健全に湧き出してくるワクワクです。


それこそが、「しろいワクワク」です。


それなら、

ワクワクを、
自分でコントロールすることができます。

自分で作り出すことができます。

人の顔色を伺い、

一喜一憂することもありません。

心がとても安定します。



「 ねぇねぇ、でもね、

そのために、とっても、

だいじなことがあるの」

と、ふみおくんは、

話を続けてくれました。


自分が、

一生懸命に書いた小説。

その評価の結果は落選だった。

矛盾するようですが、

その結果を、無視しないことです。


私を評価するのは私だ。

だから人の評価など関係ないのだ。
というのは、行き過ぎです。

ですから、

中間発表の結果を無視するのは、

ただのわがままかもしれません。

根拠のない自信かもしれません。


自分の作品を振り返り、
100点だと思えるならば、それもありです。
ただし、そのように、完璧な人はどこにもいません。


それならば、

自分の作品に対して、

謙虚になるべきです。



では、
そのためには、

具体的に、どうしたらいいのか。





それは、

人からの評価の結果を、

参考材料として、取り入れることです。


積極的に、

能動的に、

利用することです。


人の評価を、

さらに、

あなたが、

それを、評価すればいいのです。


「とにかく、落選という結果が出た。

それにも、一理あるかもしれない。

では、それは、データとして、

受け取ろう、自分の作品を向上させるための、

材料としよう」


そのように、受け止めればいいのです。


宮沢賢治は、

生前、

商業出版的には、

まったく評価されていませんでした。


だから、

生前、二冊出した本は、

自費出版だったのです。


でも、

彼は、

自分の作品に、

誇りを持っていました。


謙虚な自信を持ち続けていました。


そして、

もっと、向上させる面にも、

気づいていました。


だから、

彼の原稿は、

何度も、何度も書き直しされています。

そのことにより、

印税が入るわけではありません。


それでも、純粋に、

作品の高みを求め、

磨き上げ続けていたのです。

それらの、
おびただしい、
未発表原稿は、
彼のトランクに、
残されていました。

彼の死後、
弟が、それを発表する……。

みなさんご存知のように、
素晴らしい名作として、
永遠のロングセラーとなっています。


「しろいワクワク」的な生き方は、

小説に限らず、

このようなこと、すべてに、当てはまると思います。

エッセイ、

漫画、

スポーツ、

芸術、

歌手、

お笑い、


そして、

恋愛。




最後に。

これは、

A子さんという、

架空の人に、

話しかける形式になっていますが、


実は、

わたし自身に、
語りかけています。


わたしは、

10月1日で、75歳になります。

後期高齢者です。

残された時間は多くありません。

だからこそ、
あらためて、
自分の心を整理し、
自分に伝えたのです。

しろちゃん、
「あきた」すぴすぴと、
とっくに、寝てしまったかもしれませんね。


              おかのきんや⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

いいなと思ったら応援しよう!