中学生育成の為の三要素
初任校に赴任した学校は、かなり荒れていた。着任前から初任なので、大変な学校に行く事は覚悟していたが想像を超える状態だった。私は一年生所属からのスタートだったので、荒れている状態ではなかった。その学年の方針は、生徒へ挨拶の励行、時間厳守、清掃の徹底だった。私は初任者でついて行くだけで精一杯だった。その三要素は、社会に出れば当たり前ではあるが、意外と学校では徹底出来ない。掃除は毎日全員清掃で授業が終わったら、ジャージに着替えて全員で清掃。清掃場所は、1年間同じ。徹底していた。三年生になっても習慣づいているから、生徒はよく掃除をした。時間は、常に5分前行動。当然教員も教室に早く行く。三年生になっても、時間前に着席完了。挨拶は校内で教員と生徒は会えば、基本的に挨拶をする。当然、外部の方にも会ったら挨拶をする。この三要素の励行を3年間続けた。学年は荒れる事は、なかった。歳を重ねるごとに、その三要素の大切さが身に染みた。卒業生に大人になって会った時に、当時は厳しいなと思っていたが、社会に出てから、中学校の時に厳しく言われた事が役に立っていると言っていた生徒がたくさんいた。中学生当時分かってくれなくても、将来に必要な事は繰り返し伝える事の大切さを学びました。