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思い出

なぜ人は失恋してからのほうが鮮明に楽しかった思い出を思い出すのだろうか。

彼女は良く笑う明るい人だった。
自分の好みではない女性だったが自分にはない考え方を持っている人で
心の底から尊敬できる人でした。

遠距離でなかなか会えない環境でしたが、休みを合わせてお互いの住んでいる地域で遊んだり、おいしいごはんを食べに行ったり、本当に気を遣わない楽しい時間でした。

しかし三か月たってから彼女に振られてしまい、その後彼女のインスタはいろんな楽しそうな投稿ばかりでした。

おそらく新しいいい人が見つかったのでしょう。

彼女にとって私はつなぎに過ぎなかったのでしょう。

正直尊敬している人から拒絶されるのがこんなにしんどいこととは思いませんでした。

今まで別れを伝えてきた女性たちはこんなにもしんどい経験をしていたんだと思うともう分けない気持ちでいっぱいになります。

別れてから町中のカップルがやけに多く感じ、目に留まります。

いままで一緒に遊んでいたけど無理して笑って合わせてくれていたのかな。

そんなことを考えながら一人都会を散策するとても穏やかな休日でした。

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