なぜ、“グレーゾーン”か
なぜ私は発達障害ではなく、発達障害グレーゾーンなのか。
ADHDやASDは、生まれつきの脳の特性で、簡単に言ってしまえば、できることとできないことの差が激しく“凹凸”が目立つ障害。
その症状の出方は人それぞれで、どこからが健常者でどこからが障害者という、明確な線引きがないため、診断が慎重になっているようです。
私が受けた医師からの説明は、
特性はグラデーションになっていて、
私は正常値(白)から外れてはいるが、発達障害(黒)の基準値には達していないとのことです。
(ちなみに、QEEG検査という脳波検査を受けた時の所見です。QEEG検査についてはまた違う記事に書きたいと思います)
私もこの医師の話には納得しています。
それは、私自身、人とのコミュニケーションに関しては苦手意識を感じていないことにあります。
ADHD/ASDの困りごとででまず最初に挙げられたり、必須項目?みたいな中に入ってたりするのがコミュニケーションの困難さ。
でも私の場合、少ないけど友だちはいるし、その中ではうまくやってるし、接客業も好き。“人の気持ちがわからない”ことで困ったり悩んだりはしない。悩みがあっても人並みの程度。友だちの悩み相談もきくし、1対1の会話に関してはふつうの中のふつうだと思ってます。
発達障害の傾向はあっても、普通な部分はあると自覚しています。
とはいえ、ADHD/ASDの特性で困りごとはあるので、正直グレーゾーンと言われたときは複雑な気持ちでした。
なぜなら、発達障害の診断がでないので、障害者手帳を取得できないのです。それによって、受けられる支援の幅も狭くなり、けっきょくのところ、努力や工夫で乗り越えなければ行けなくなるのです。
さらには、グレーゾーンなんてみんなあてはまるんじゃない?誇張しすぎ、など思われるのが怖かったです。今でもたまに、苦手なことを障害のせいにしたいだけなんじゃないの?逃げてるんじゃないの?と自問することがあります。
それでも、脳波検査が自分のことを知る大きな一歩につながったのは間違いないです。努力じゃ補えないことがあると知り、どうにもならないことで悩んだり無駄にがんばりすぎたりするのはやめることにしました☺︎
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