見出し画像

31歳専業主婦。保育士の資格を取ろうと決めた。8



3人の新しく採用された保育補助者は   

家庭を築いていて、子育て経験者であり

保育施設で働くのは初めてだった。

共通点も多かったので、話も合い

すぐに意気投合した。

施設や職員、仕事の内容や掃除の仕方など  

持ってる情報を伝えた。

3人のうちの1人は、私と同じ2歳時クラスに配置された。



新しい保育補助者が加わって

私は初めて居場所が出来たと思った。

保育士の先生方とのコミュニケーションはどこか一方通行に感じていた。

世代も違えば、共通点も少なく関係性がなかなか発展しない事に

もどかしさを感じていた。 

けれど、お互いに関心を持ってコミュニケーションを取る事ができ

心開ける仲間ができた。

また、保育補助者の子ども達への対応も素晴らしかった。

子育て経験者だからこその、愛情がベースにある声かけをし 

子ども達に寄り添って接していた。

例え保育士の資格がなくても、その寄り添う姿勢は子ども達に届いていた。

資格があっても出来ていない先生もいた為、

保育とは関わる人の人間性が大切だな、と再確認し

私も真似できる所は真似しようと思った。


秋頃になると2歳児クラスは

紙パンツを外れて1人でトイレ出来るようになったり

ハサミを使えるようになったり

絵本も、文字が多いのを理解できるようになったり

語彙が増えてきて、会話でのやりとりをお友達や先生と楽しむなど

4月に比べて目覚ましく成長していた。


例年なら秋に運動会を行って

子ども達の成長を保護者に披露していたが、

新型コロナの影響で中止になった。

その代わり園庭にて、運動競技やお遊戯を行い

子ども達は
頑張ったり、楽しんだり、緊張したり

それぞれが思い思いに運動会の雰囲気を味わった。

その様子を動画で撮って配信し

子ども達の成長の機会を奪わずに、

保護者にも子ども達の姿を見れる機会を提供していた。


コロナで様々な事に制限がかかっていて、

大人も子どもも不安な場面や戸惑いは多々あったが

それでも、子ども達はいろんな事にチャレンジしたり、泣いたり、ケンカしたりしながら

日々成長していた。

そんな姿を間近で見て

子ども達と接してる時は、コロナの大変さを忘れる事ができた。



次に続きます…☺︎










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?