Thee Michelle Gun Elephant
ふとした時に急に頭に浮かんでくる歌がある。
Thee Michelle Gun Elephant バードメン。
歌詞もうろ覚えだけど、すごく好き。高校生の時にテレビで見たのか、すぐ好きになった。でも深く追いかけることもなかった。
眠れない夜中、頭の中にまたバードメンが飛んできて、You Tubeで検索して聞いてみた。あれ?こんなかっこよかったっけ?なんかドキドキしてきて、次の動画次の動画って止まらない。すごい衝動、焦り、みたいなものが湧き出てきた。あ、私踊らなきゃ。ここで何やってんだよ、早く踊らなきゃ。あ、私やっぱり踊りたいんだって気付かされた。彼らの音楽が、私に火をつけた。というか、私の中に眠ってたものを呼び起こしてくれた。ミッシェルから発せられるマグマみたいな熱。お腹のそこからゾクゾクする感じ。鼻の奥がジーンとしてきて、どういう感情からくるのかよくわからない涙が流れて。ねえ、私って、もっとこう、燃えるもの持ってたよねぇ?本当は一人旅が好きで、本も好き、ロックも好き、人を笑わせるのも好き。本当は感情の起伏激しめで、甘えて人にいっぱい迷惑かけて、生意気ばっか、自分のことしか考えてなくて。大人になるにつれて、そういうのひとつずつどっかに置いてきて、違うもの身につけて生きてきてた。ミッシェルの音楽が、自分の本当に好きなこと、自分をまた思い出させてくれた。行き着いたラストライブ、世界の終わりのアベの表情が、すごく切なく見えた。世界の終わりはそこで待ってる。今向き合わないと。生きているうちに。まっすぐな彼らとその音楽に、私は悔しかったんだ。私まだ全然足りてない。そこから少しづつ踊り始めている。筋肉痛とMichelleとともに。
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