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#15.受取商品券・差入保証金の勘定科目と仕訳について徹底解説!

こんにちは!
今回は、受取商品券・差入保証金についての仕訳を中心に解説していきます。

そして、今夏の記事で次のような方疑問を解決していくことができます。

  • 意味を詳しく知りたい

  • 受取商品券・差入保証金の仕訳方法がわからない

  • 勘定科目についてしっかりと理解したい

この疑問を解決してスッキリとさせていきましょう!

この記事を読み終わるころには皆さんは、もうすでに仕訳ができ、受取商品券、差入保証金の勘定科目のところも理解して知識が深まっています。

で初めていきます。

受取商品券・差入保証金とは?

仕訳を行うためには、まず基本的な用語の意味について知っておく必要があります。

簡単に説明しますと、
受取商品券とは、商品券を持っている場合、商品券を発行した人から買い取ってもらうことができます。
この商品券を受取商品券と言います。

差入保証金とは、敷金や保証金のことを言います。

もう少し具体的に説明すると、

受取商品券は、自治体などの機関によって商品券が発行されます。

そして、その商品券を持っていることで現金の代わりに使用することができます。

例を挙げると、商品を100円分買ったとします。
この時商品券を200円分持っていたとすると、商品券で100円分の商品を変えることができます。
このように、受取商品券とは、現金の代わりをしてくれる商品券を言います。

そして、差入保証金は、店舗の借入時などの敷金や保証金になります。

例を挙げてみると、例えば、賃貸で店舗を3年間借りる契約を結んだとします。
そして、この時、敷金として家主に100円渡したとします。

契約期間が終了すると退去時にその敷金の一部または全額が帰っていきます。

このように、差入保証金は、一度預けたお金が帰ってくる(敷金・保証金)お金のことを言います。

*敷金・・・部屋の修繕費などを家主に渡しておくお金のこと。
*保証金・・・家賃滞納の時などに備えて家主に渡しておくお金のこと。

少しは理解いただけましたか?
次はいよいよ仕訳に入っていきます。

仕訳について

まず、仕訳に入る前に簡単に勘定科目について説明します。

受取商品券
受取商品券は、資産勘定として処理を行います。
実際に仕訳で使用する時は、そのまま受取商品券として記入をします。

差入保証金
差入保証金は、資産勘定として処理を行います。
実際に仕訳で使用する時はそのまま差入保証金として記入をします。
注意点:仕訳で記入する時は差入保証金で良いのですが、問題文には敷金や保証金のように別の用語で出題されることもあるので気を付けましょう。

では、ここまで理解できるとようやく仕訳に入っていきます。
実際の問題文を使って説明していきます。

次の例を参考にしてみてください。
問1.ゴンべ株式会社は、商品を100円分売り上げた(収益)。A会社から支払いとして現金(資産)20円と商品券(資産)80円を受け取った。

解説
1.まず、商品100円を売り上げているので収益の発生として貸方に売上100と記入します。
2.そして、現金20を受け取っているので資産の増加として借方に現金20と記入します。
3.最後に商品券80円分を受け取っているので資産の増加として借方に受取商品券80と記入します。

答え
(現金)   20(売上)100

このように、商品券を受け取ったときは資産の増加として処理を行います。

また、商品券を買い取ってもらった時には、受取商品券(資産)の減少として処理を行いましょう!

では、次に差入保証金についての仕訳も見ていきましょう。
問2.ゴンべ株式会社は、店舗の賃貸の契約を結んだ。その際に、敷金(資産)として100円を現金(資産)で支払った。

解説
1.まずは、現金で敷金を100円分支払っているので資産の減少として借方に現金100と記入します。
2.次に、敷金100円を支払っているので資産の増加として借方に差入保証金100と記入します。

答え
(差入保証金)100(現金)100

このように、敷金や保証金を支払ったときは、差入保証金の増加として処理を行います。

また、店舗の退却時などの時に、敷金や保証金が返還された時は、差入保証金(資産)の減少として処理を行います。

このように、して受取商品券と差入保証金が発生した時は資産の増加として処理を行って、取引が終了した時には資産の減少として処理を行います。

まとめ

いかがでしたか?
理解できたでしょうか?

では、今回も重要なところを簡単にまとめていきます。

ポイントその1:意味をしっかりと理解しよう!
受取商品券:他の企業・自治体によって発行された商品券を現金の代わりに取り扱う商品券のことです。

差入保証金:敷金や保証金というような後で家主からそのお金を返してもらう権利(お金)のことを言います。

このように、それぞれの意味を理解しておくことで仕訳を行いやすくなります。

ポイントその2:勘定科目を理解しよう!
受取商品券
勘定科目→資産勘定として処理
仕訳で使用する時→そのまま受取商品として処理

差入保証金
勘定科目→資産勘定として処理
仕訳で使用する時→そのまま差入保証金として処理

このようにして、勘定科目を理解しておくと仕訳をスムーズに行うことができます。


今回の仕訳は覚えるというよりかは問題文を読んでそのまま仕訳に移していくことが一番効果的です。

今回の仕訳だけでなく、これまでもこれからも問題を多く解いてどんどん慣れていくことで初めて見た問題も解けるようになっていきます。
なので、たくさん問題を解いて問題に慣れていきましょう!

今回も最後まで読んで下さりありがとうございます。

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