#16.租税公課のような費用の仕訳・勘定科目を徹底解説!【簿記】
こんにちは!
今回は、消耗品費や通信費などの費用についての仕訳を中心に解説していきます。
仕訳を行う前に意味が分からないまま始めてしまったり、仕訳を分からないままにしていることはありませんか?
このような場合は、仕訳を曖昧なまま理解していると、応用問題が出題されると解けないことがあります。
なので、このような意味と仕訳をしっかりと理解しつつ、勘定科目についてもしっかりと理解することで、仕訳を根本から学ぶことができます。
また、今回の内容ですが、次のような疑問を解決しながら話を進めています。
意味を詳しく知りたい
消耗品費や通信費のような費用の仕訳方法がわからない
勘定科目についてしっかりと理解したい
そして、次のような方にもおススメの記事になっています。
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この記事を読み終わるころには皆さんは、仕訳をマスターして、簿記の実践で使えるくらい知識が学べています。
それでは始めていきます。
それぞれの意味を理解しよう!
消耗品費とは
簿記で言う消耗品費とは、消耗してなくなってしまうものをいいます。
例えば、ティッシュペーパーはわかりやすい例だと思います。
ティッシュペーパーは、使っていくと消耗していき、なくなってしまうものですね?
このように、消耗するとなくなっていくものを消耗品費と言います。
また、簿記において消耗品費として処理をするものは多くあります。
例えば、文房具・電池・伝票・コピー用紙などほかにもたくさんあります。
しかし、どれを見ても消耗するとなくなってしまうものです。
このようにして、消耗品費を見分けていきましょう!
消耗品費の見分け方は、10万円未満で消耗するとなくなってしまうものと理解しよう!
通信費とは
簿記においての通信費とは、文字そのままのとおり情報交換(通信)についての費用にかかった代金のことを言います。
例えば、電話代などが通信費に当たります。
電話代は、情報交換(通信費)にかかった代金です。
他にも、郵便切手のような情報交換についても通信費に当たります。
このように、情報を行う上でかかってくる代金は通信費になります。
租税公課とは
租税公課とは、自動車税や印紙税といった会社にかかってくる費用、国税や地方税といった租税のことを言います。
印紙税・・・領収書などの文書にかかってくる税金
租税・・・住民が国に納めなければいけない税金
具体的に説明すると、建物といった固定資産を所有している場合には固定資産税が、自動車を所有している場合は自動車税という費用がかかっていきます。
租税公課とはこのような費用のことを言います。
租税公課とは、固定資産税などの会社にかかる税金のことです。
ではこれから仕訳について解説していきます。
仕訳について
では仕訳について説明をする前にそれぞれの勘定科目について解説してきます。
勘定科目を理解しておくことでこれからの仕訳が大幅に楽になってきます。
勘定科目について
消耗品費
消耗品費は、費用として処理を行います。
なので、費用が発生した時は借方、減少した時は貸方に記入します。
実際に仕訳で使用する時にはそのまま、消耗品費として処理を行います。
問題文には、コピー用紙のように他の消耗品費の言葉で書かれていることが多いので間違わないように消耗品費として処理をしよう!
通信費
通信費は、費用として処理を行います。
なので、費用が発生した時は借方、減少した時は貸方に記入します。
実際に仕訳で使用する時にはそのまま、通信費として処理を行います。
問題文には、郵便切手のように他の通信費の言葉で書かれていることが多いので間違わないように通信費として処理をしよう!
租税公課
租税公課は、費用として処理を行います。
なので、費用が発生した時は借方、減少した時は貸方に記入します。
実際に仕訳で使用する時にはそのまま、租税公課として処理を行います。
問題文には、固定資産税のように他の租税公課の言葉で書かれていることが多いので間違わないように租税公課として処理をしよう!
勘定科目を理解したところで実線で仕訳を行っていきましょう。
仕訳方法
では、実際に仕訳問題を例にして解説していきます。
まずは、消耗品費についての仕訳です。
次の例を参考にしてみてください。
問1.ゴンべ株式会社は、ティッシュペーパー(費用)100円を現金(資産)で購入した。
解説
まず、ティッシュペーパーを現金で購入しているので現金の支払い、つまり資産の減少として貸方に現金100と記入します。
次に、ティッシュペーパーを100円分購入していおり、消耗品は消耗品費として処理をするので費用の発生として借方に消耗品費100と記入します。
答え
(消耗品費)100(現金)100
このように、消耗品費が発生した時は、費用の発生として借方に記入しよう!
ティッシュペーパー以外にも、コピー用紙などほかの消耗品費もあるよ
では次に、通信費についての仕訳を説明します。
問2.ゴンべ株式会社は、電話代(費用)100円分が発生したので現金(資産)で支払った。
解説
まず、電話代100円分を現金で支払っているので資産の減少として貸方に現金100と記入します。
次に、電話代100円分が発生しており、通信費の発生なので、費用の発生として借方に通信費100と記入します。
答え
(通信費)100(現金)100
このように、通信費の発生は費用の発生として借方に記入しよう!
電話代以外にも、郵便切手のように通信費として処理するものもあるよ
では、次は租税公課についても見ていきましょう。
問3.ゴンべ株式会社は、会社の自動車税(費用)100円を現金(資産)で支払った。
解説
まず、自動車税100円分を現金で支払っているので、資産の減少として貸方に現金100と記入します。
次に、自動車税100円分が発生しており、会社にかかる費用なので、費用の発生として借方に租税公課100と記入します。
答え
(租税公課)100(現金)100
このように、会社にかかる費用(固定資産税など)が発生した時は租税公課として借方に記入しよう!
会社にかかる費用ならば租税公課として処理しよう
自分の家の固定資産税は租税公課としては処理しないよ
わかりやすく仕訳を解説!
これまでの仕訳でもあまり理解しずらかった方もいると思います。
私も、実際仕訳をみて理解できないことがたくさんありました。
なので、仕訳をお行う際に、理解しておいてほしい重要なポイントをまとめていきます。
このポイントを覚えてしまうと仕訳はできるようになります。
消耗品費
まず、消耗品費の仕訳をするときに消耗品費とはどのようなものなのかを見分けるために、「消耗するとなくなってしまうものと理解しよう!」と解説したと思います。
消耗品費を見分けることができたら後は簡単に仕訳ができます。
消耗品費は費用なので、借方に消耗品費と購入した金額を記入して相手勘定(貸方)には、支払手段と金額を記入します。
消耗品費が発生した時
・10万円未満の消耗するものと見分ける
・費用の発生として借方に消耗品費を記入
通信費
通信費は、情報交換手段にかかった費用として見分けると理解しやすいです。
通信費として扱うもの
電話代・ハガキ代・切手代・通信費
などがあります。
そして、通信費は費用なので、借方に通信費とその代金を、相手勘定(貸方)には、支払手段と金額を記入します。
通信費が発生した時
・費用の発生として借方に通信費を記入
租税公課
租税公課は、固定資産税や自動車税、収入印紙といった会社にかかってくる費用と理解してあげることをオススメします。
そして、租税公課は費用なので、借方に租税公課とその代金を、相手勘定(貸方)には、支払手段と金額を記入します。
租税公課が発生した時
・費用の発生として借方に租税公課を記入
まとめ
いかがでしたか?
理解できましたか?
では、今回理解しておくべきポイントについて最後まとめていきます。
ポイントその1:意味を理解しよう!
消耗品費・・・簿記で言う消耗品費とは、消耗してなくなってしまうものをいいます。
通信費・・・簿記においての通信費とは、文字そのままのとおり情報交換(通信)についての費用にかかった代金のことを言います。
租税公課・・・租税公課とは、自動車税や印紙税といった会社にかかってくる費用、国税や地方税といった租税のことを言います。
仕訳を理解しておくことで、直感で仕訳を行うこともできるようにもなってきます。
なので、仕訳を行う上で意味は理解しておきましょう!
ポイントその2:勘定科目を理解しよう!
消耗品費
消耗品費は、費用として処理
なので、費用が発生した時は借方、減少した時は貸方に記入
実際に仕訳で使用する時にはそのまま、消耗品費として処理
通信費
通信費は、費用として処理を行います。
なので、費用が発生した時は借方、減少した時は貸方に記入します。
実際に仕訳で使用する時にはそのまま、通信費として処理を行います。
租税公課
租税公課は、費用として処理を行います。
なので、費用が発生した時は借方、減少した時は貸方に記入します。
実際に仕訳で使用する時にはそのまま、租税公課として処理を行います。
勘定科目を理解しておくことでより仕訳をより簡単に行うことができます。
今回も最後まで読んで下さりありがとうございます。
これからドンドン簿記について勉強をして資格に挑戦してみよう!
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