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不妊治療クリニック卒業、感謝。

本当に良い病院だった。
どれだけ感謝してもしきれない。

妊娠8週目を過ぎたら産院へ転院。
ここへはもう来ることはできない。
嬉しいはずなのにすごく寂しい。

不妊治療開始当時は自宅周辺の婦人科に通っており
去年10月から自宅から離れた不妊治療専門クリニックに転院した。
正直最初は敷居が高かったけど、忙しいはずなのに
看護師さん受付スタッフの方先生全員が優しく
安心して通うことが出来た。

うつ病で不妊治療を休む時受付の方に電話すると
不妊治療の休み方、再開の仕方の説明の後
「大丈夫ですか?」温かい言葉をかけて下さったり
卵巣過剰刺激症候群で苦しみ、大きい病院へ行くことになった時には
看護師さんが病院の外まで見送りに来てくれた。
そして何より先生が診察の度
こちらが治療を受けさせてもらっているというのに
最後に一言「よろしくお願いします」と仰る姿勢がすごいなと思っていた。

とても人気の病院なので待ち時間が長くはあったが
スタッフの方の対応が良すぎる為、苦になることはなかった。

11月1日、最後の診察日。
赤ちゃんは流産していないだろうか?
問題なく育っているだろうか?という不安の中、内診してもらった。
そんな私の気持ちを見越してか先生は心拍音を旦那と私に長時間聴かせてくれた。(込み合っている時間だというのに。)

先生最後のお話。
「お2人共、本当によく頑張りましたね」と言いながら旦那と私に
手作りの卒業証書を渡してくれた。
開くと妊娠してからのエコー写真と
「赤ちゃんが健やかに成長し、そして元気に産まれてくれますように」と
書かれてあった。
看護師さんからは「赤ちゃんが生まれたら3人の写真を送ってくれたら私たちの励みになります」と。

いつもなら「そんな、私なんかの写真…」と恐縮するのだが
家族写真、是非送らせてもらいたいなと素直に思えた。
こんなにも素敵な病院に出会えて良かった。
転院は精神的にもパワーがいったし
今回卒業する病院は大変人気の病院で初診の予約は必死に戦った。
でも頑張ってよかった。

もうここに来れないのは寂しいけど、これだけ支えて応援して貰ったのだから今後のパワーに変えていきたいと思う。
何かクリニックの方に感謝を伝えられないだろうか…と思うが
きっと私が健やかな家族生活を楽しむことが
クリニックが願うことじゃないだろうかと思いながら。




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