不妊治療後の仕事について悩む(休職中)
10月4日妊娠判定を頂くことが出来た。
不妊治療の暗闇から一旦抜けることはできた。
同時に新たな不安が湧き上がってきた。
仕事はどうしよう。
判定日前日、前々日は謎の微熱と鼻水が続いた。
今6週目だが、ここ4~5日程ずっと微熱と鼻水が続いている。
これは仕事への不安の現れなのかもしれない。
2023年2月からうつ病と診断され10年間働いた会社を休職し始めた。
半年ほど不妊治療も休んだが
2023年6月から不妊治療を再開し
2023年10月妊娠することが出来た。
休職中常に「すぐにでも辞めて楽になりたい」と思っていた。
会社に席を置いているとどうしても同僚への後ろめたさから
犯罪者の様な気分になり、街中を堂々と歩けず生きづらい。
だが現実、不妊治療にはお金がいる。
私の会社は福利厚生がとても充実している為
「健康保険制度を利用させて貰いたい」という気持ちで割り切って
不妊治療をしている期間だけは会社のお世話になろうと決め休職させてもらい続けた。
しかし、妊娠してからの私は気持ちが変わりつつある。
不妊治療が終わったからと言って安心とはならないのだ。
これからは不妊治療以上にお金がかかる。
選択肢は大きく3つ。
【①復帰する】数か月後には産休をとるのに、今復帰し数か月間しかいない私の為に仕事を準備してもらうなんてとんでもない迷惑だ。
【②退職する】今退職したとして暫くは無給生活だ。
妊娠、出産は自費診療。旦那と私は貯金を切り崩す生活で耐えられるだろうか。
今の私に淡々と退職の手続きをするパワーがはあるのだろうか。
出産後できれば3歳ぐらいまでは保育園に預けずそばで子育てしたい。
そのためには退職を選択する必要がある。どのタイミング…?
【③休職延長】このまま休職し続けて産休を貰い復職という、どうしてもズルいと思ってしまう生活が私にできないだろう。
少なくとも今まで復職したいと思ったことは一度もない。産休とは復職したい人の為の制度だ。私が産休を貰えば「復職しなければいけない」と苦しむだろう。
そして何より出産後1年間しか子どもの傍にいることは出来ない。
このことを悩み始めるといつも思い出すことがある。
10個程年齢の離れた独身女性社員の方が
ある日突然会社にこなくなったと思ったら数年後産休から突然復帰するということがあった。一時期はその女性のことで噂はもちきりだったが、いつしか周囲は当たり前の様にその事実を受け入れていた。
彼女が仕事ができる人であったこともあるだろう。
会社は仕事さえしてくれれば良いのかもしれない。
私が思っている程他人は自分のことなんて気にしていないのかもしれない。
因みに私の旦那は2023年6月脱サラしており私たち夫婦の収入は安定しない為、私がサラリーマンとして会社に席を置き続けるのが妙案なのはわかってはいる。
今までの休職期間「退職してしまいたい」という気持ちは山々だった。
だが、「脱サラした旦那の気持ちを軽くしたい」という思いで耐えてきた。と言ったら…なんか偉そうに聞こえて恐縮だが。
旦那に余計なプレッシャーを掛けたくなかった。
自分の事業に集中してほしかった。
私は私の出来る形で応援したかった。
私たち夫婦はお互いに叶えたい夢の時期が重なった。
周囲から見たら「ずらすべきだろう」と思われるかもしれない。
だが私は同時期だったのが逆にラッキーだと思える。
お互い内容は違うが、やりたいことを我慢してないからお互い素直に応援できたし、「相手が頑張っているから自分も頑張ろう」と高め合うことが出来ていると思う。
相手の夢が叶い終わるまで自分の夢を叶える時期を待つ…なんて夫婦のどちらかが我慢するのは耐えられなかった。人生一度きりしかない。
30代だってそんなに長くはない。
ありがたいことにお互い節約家なので貯金はある程度ある。
私はお互い同時に夢に向かって進んだことを全く後悔していない。
寧ろ、そう決断できた自分たちを褒めたいぐらいだ。
さて、そんな私はこれからどう生きて行こうか。
どうしても会社に席を置いていると他人からどう思われるかが気になってしまうのだ。
多分私が会社の同僚であれば目くじらを立てると思う。
自分さえよければそれで良いとも思わない。
だけど、よく旦那が言う。
「誰の為に生きているの?」と。
「あなたに意見を言う人の為に生きているの?」
「その人はあなたの人生に責任を持ってくれるの?」と。
全てを楽な方に進めることは無理だと思う。
何かを得る為にはある程度の犠牲が必要だ。
旦那の仕事がある程度機動に乗るまでは私はサラリーマンというありがたい席を守り続けるという利点を得る代償として
周囲からの冷たい視線を受け入れないといけないのかもしれない。
心療内科では「うつ病」だと診断してもらってはいるものの
「働きたくない」というのはただの我儘ではないかと自分を責める日もある。
妊娠出来た=うつ病完治だと認識し休んでいる自分を責めることもあった。
うつ病である母親から生まれてくる子どもが可哀そうだから一刻も速く元気にならねばと苦しむ日もある。
もう、頭の中はぐちゃぐちゃだ。
ただ冷静になって考える。
私が望むものはなんだろう。
これの為ならなんだって耐えられるもの。
それは「家族」だ。
大好きな旦那とお腹にきてくれた子ども。
それらを大切にしたい。
それは多分前から、そしてこれからも変わらない事実。
だけど、まずは自分の心身を大切に出来ないと家族も大切に出来ないのも事実。
退職または休職延長することで私の心は果たして楽になるのだろうか。
人生は選択の連続だ。
できれば選択を謝りたくない。最善の決断をしたい。
後悔したくない。
だけど、たまには選択を誤ってしまうこともあるかもしれない。
しかし「自分で決める」ということが何より大事だと思う。
自分で決めて納得したならきっと進み続けられる。
まずは出産にかかる費用や国の補助金等制度を調べてみよう。
そしてその金額からして私の希望をどこまで叶えられるか、妥協する必要があるのか考える必要があるだろう。
大切なものを見失わないように。
逞しく、強く生きていきたい。
誰の為に生きるのか?常に自分に尋ねようと思う。