パーカーおじさん論争の本質は、現役生の集まりに顔を出したがるOBのことである。
昨年妹尾ユウカ氏が巻き起こしたパーカーおじさん論争。
私もおじさん側の人間なので本来反発しないといけないはずなのだが、実は妹尾氏の意見にはめちゃくちゃに納得している。
「おじさんがパーカーを着て良いのか否か」
といった表面的な議題に終始しがちだが、妹尾氏が言いたかったのは、まさにここだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e843c2d75eb2d7de3bbf247273c99e77729f8228?page=1
パーカー云々ではなく、
若い人とつるみたがるおじさんってイタくない?
てこと。
おじさんが若い人とつるむのが何が悪いの?
むしろ若い人とつるむことで、感覚も若くいられるんじゃない?
と言った意見が噴出しそうである。
特に過剰に反応しているのがホリエモン。
自分が言われた訳でも無いのに尋常じゃ無い怒りよう。
最大限の強い言葉を使って反論(罵倒)している。
彼はミュージカルに出たりYouTuberとコラボしたり若い人と積極的に関わっているので、尚更過敏に反応したのだろう。
果たしておじさんが若い人とつるむのは悪なのか?
私の意見としては、
悪では無いが、単純にカッコ悪いと思う。
皆さんにも思い当たる節があるのではないだろうか。
小学校2〜3年生相手にイキる6年生や、現役生の部活やサークルに混じってくるOBを。
一応は年上なので気を遣って接するだろうが、こう思われているはずだ。
「気を使わなきゃいけないし、正直ウザい。」
「こいつ、同年代には相手にされていないじゃないか?」
余談だが、私はもともと夏が好きで、冬が大嫌いだったのだが、
ある日高級な冬物ダウンを購入してから、毎年冬が来るのが待ち遠しくなった。
夏には夏の、冬には冬相応の装いの楽しさがある。
これは年齢にも同じことが言えると思う。
歳をとって老けること自体は悪いことではない。
ただ、年相応の格好良さは、変わっていくのだ。
その格好良さを意識することで、歳をとるのも楽しみに変えることができる。
40代のおじさんはパーカーを着るよりも、仕立ての良いジャケットをサラッと羽織った方が格好良いよね。
若者につるみにいくのではなく、若者がつるみたくなるような年相応の格好良さを目指したいものである。
ちなみに41歳の私は今ファミマのスウェットパーカーを着ながら執筆している。ちょっとオーバーなサイズ感としっかりした生地、そしてさりげないファミマカラーのアクセントが最高の名作だ。