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部活動におけるチームマネジメント
おはようございます。クラスの担任をしていると席替えをしてほしいとよくいわれます。毎回席替えをする方法を変えているのですが,そろそろネタがつきてきたので困っております。何か良い方法があれば教えてください。
さて,最近多くの教育関係の方がTwitterなどで教育現場のことをつぶやいておられますが,その中でも多いのが「部活動」です。
これに関しては外部コーチに任せるという案が出ていますが,それはそれで僕は良いと思います。(ただし,財源はどこから出てくるのかは不明ですが)
今日は実際に現場で顧問をしていて思う僕の考えを正直にお伝えしたいと思います。
今の学校のカリキュラム上縦のつながりで何か物事に取り組むことはほとんどありません。前任校では工業高校だったので「先輩ブース」という行事を行いましたが,何もしなければほぼ一緒に取り組むことがないです。
ましてや,進学校にいけばなおのことありません。でも,僕は先輩とのつながりがあるのはなぜかというとやっぱり部活でのつながりなんです。あとは大学の先輩とかですかね。
僕自身は部活動は異年齢集団の中で自分がどういう役割でどう貢献するのかを学ぶ意味ではすごく重要だと思っています。社会に出たときに年齢関係なく仕事を一緒にするからです。
僕が参考にしている「ティール組織」の概略図を紹介します。
どこを自チームのマネジメントの柱にするかはその顧問や生徒の実態によると思いますが,僕はいろいろと試しました。僕が転任した際は「Amber順応型」組織でした。3年の指示に従って動くみたいな。
でも、交流も何もない生徒やうちに来る生徒の気質上ヒエラルキーには適応できません。
なので,それぞれ学年で役割を分担してみました。競技担当はユース審判や試合会場のセッティングを考えたり,総務は欠席連絡や提出物などの回収のまとめ役だったりとそれぞれに1~3年合わせて構成していみましたが,僕的にはGreen多元型組織を目指していたのですが,それはそれで途中で退部すると人数が少なくなったり,目に届かないところではヒエラルキー型で3年は何もしなかったりとなかなかうまくいかず、それがトレーニングの雰囲気ややる気にも影響しています。(今の現段階)
なので,やっぱり学年の垣根を取っ払って全員で片付けや準備などをしようとスタッフと話をして決めました。おそらく何もしない生徒もでてくると思いますが,そこは指導するとして今の時代に重要なのは「他人の目線に合わせる」ことができるかどうかだと思っています。
1年生の目線に立って話ができるか,3年生の目線に立って話ができるか、、
主任の目線に立って話ができるか,校長の目線に立って話ができるか、、
よく考えると社会人になって一番重要なスキルではないかと気づきました。ぐちぐち言って何も行動できない解決できない人は僕の周りでは大体人の目線に立てず理詰めしている人です。
そんなこと管理職がわかっていないはずないんです。むしろわかっていて決断していることの方が多い。だから,話をするときは目線に立とうとして議論しないと「何もしらんくせに」と耳を傾けてくれません。
背負っている物の数や重さが違う。。。。。。。。
生徒にはいろんな人の目線に立って行動できる人になってほしいのでそれを育むのに部活動というのは良い活動だと思っています。その先には必ず良い成果が出てくると信じて今後もサポートしていこうと思っています。
以上,「チームマネジメント」に関するSHRでした。