Seestarの画像をSirilとGraXpartで画像処理①(DLと設定)
この投稿は2024/8/13時点での内容です。
Siril v1.2.3
GraXpart v3.0.2
PC:windows 11 home
昨日、X(旧ツィッター)で知り合った方からの情報もあって、突然のように思い立ち、無料で配布しているSirilとGraXpartでSeestarの画像処理をやってみよー!!と思い、やってみた結果の記録を残しておこう、という記事になります(無料で配布されていますが、各公式サイトでは寄付などを募っています)。Sirilはインストールはしていたものの、使い方がよくわからず放置でしたし、GraXpartにいたっては今日インストールしたばかりですが、とにもかくにも!!一応の一区切りまで行ったので、忘れないうちに記録を残しておきます。
今回は各ソフトのダウンロード、インストールと設定までの記事ですが、次回の画像処理の記事の内容まで終えると、まだ改善の余地はあると思いますが、最終的に「Seestarからスマホに送られた画像」と「画像処理後の画像」を並べてみてみると、以下のようになりました。
◯ 準備(インストール&設定)
最初に以下の(A)~(D)の準備をします。
(A)Sirilのインストール
(B)Sirilの「Seestarスクリプト」をインストール
(C)GraXpartのインストール
(D)GraXpartの設定
では順番にやっていきます。
(A)Sirilのインストール
Sirilのインストールは以下の公式サイトからお使いのパソコンに合わせてダウンロード、インストールしてください。
(B)Sirilの「Seestarスクリプト」をインストール
Sirilの公式サイトのチュートリアルに「Processing ZWO Seestar images(ZWO Seestar 画像の処理)」というSeestar専用の画像処理の仕方が掲載されたページがあります(下のサイト)。
このページの中でSeestar専用のSirilのスクリプトのファイル Seestar_Preprocessing.ssf がダウンロード可能になっています。このページ内の「link(リンク)」(下の画像)のところからダウンロードしてください。
あとはサイトをGoogleクロームなどで日本語翻訳しつつ、ページの説明の通りに設定を、、、と思ったのですが、私はこの説明の意味がよくわからず(^^;
他のサイトも調べたところ、どうやらSirilがインストールされているフォルダの中の「scripts」というフォルダに入れれば良いようです。通常はCドライブの
C:\Program Files\Siril\scripts
の場所にあるはずです。そちらにダウンロードしたSeestar_Preprocessing.ssfを入れてください(下画像参照)。
管理者権限がという警告が出るかもしれませんが、気にせず「続行」をクリックしてくさだい。あとはSirilを再起動すると一番上のメニューバーの「スクリプト」の中にSeestar_Preprocessingと表示されるはずです(下画像参照)。これでスクリプトの設定は完了です。
(C)GraXpartのインストール
GraXpartもSirilとほぼ同様に、下の公式サイトからお使いのパソコンに合わせてダウンロード、インストールしてください。
(D)GraXpartの設定
GraXpartは勾配補正とノイズ除去に使うAIを選択しておく必要があります。まずはGraXpartを起動し、右端の「ADVANCED」をクリックします。
すると下のように表示されるので、右端のスクロールバーを下にスクロールしていきます。
すると下のように表示されるので、「Background Extraction AI-Model」と「Denoising AI-Model」の2か所でそれぞれ好きなモノを選択してください。私はとりあえずそれぞれ「1.01」と「3.0.2」を選択しました。後からでも変更できますので、後で色々変更して試してみるのも良いかと思います。今回はいずれかを選択したらGraXpartの設定は完了ですので閉じておきます。
実際の画像処理の話まで書くとかなり長い記事になりそうなので、今回は準備段階までです。次回は実際の画像処理の仕方の例を書きたいと思います。
ではでは。
(追記)続きは下の記事になります。