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Seestar公式アプリで本体内画像処理

この投稿は2024/10/30時点での内容です。
Seestarアプリ:v2.1.0
スマホ:iPhone15
PC:windows 11 home

この記事は、Seestarの公式アプリを使ってSeestar本体に保存されている画像を画像処理する仕方を紹介する記事です。

2024/10/20 18:20 C/2023 A3(紫金山アトラス彗星)の約1分スタックの画像を実際にやってみたbefore/afterは、、、

before
after


〇 Seestar公式アプリで画像編集

では実際にやってみます。

アプリでSeestar本体と接続し、Myアルバムをタップします。

Myアルバム

すると下のように表示されるのですが、表示された画像はスマホやタブレットに保存された画像なので、本体内画像処理はできません。そこで上の方にある「Seestar」のボタンを押します。

これでSeestar本体に保存されている画像に切り替わりました。

名前の後ろに

〇「_sub」とついているフォルダ
 スタック前の10秒露光や20秒露光の1枚1枚の画像
〇「_mosaic」とついているフォルダ
 モザイク撮影(フレーミング撮影)したモノ
〇「_mosaic_sub」
 モザイク撮影前の10秒露光や20秒露光の1枚1枚の画像

が入っており、それらが付いていないものは、スタック後の画像が入っています。今回はスタック後のフォルダをタップして開きます。

スタック後の画像にはそれぞれのサムネイル(縮小画像)の左上に画像を重ねたようなマークがついています。今回は★マークがついている画像をタップして開きます。

ちなみに下の★マークをタップしておくと、お気に入り登録できます。

画像編集したい場合は右上の「編集」ボタンをタップします。

すると下の方が編集用の表示になります。

編集機能としては左から
〇 明るさ
〇 コントラスト
〇 彩度
〇 ノイズ除去
の4つですが、スマホだと最初はノイズ除去の表示が隠れています。また、画像を拡大しながら編集することもできます。

ひとまず今回は彗星画像を例に設定してみます。まず明るさを50に上げて

次にコントラストを10に上げて暗い部分との差をはっきり

次に彩度を5に上げて少し色がはっきりするように。

最後にノイズ除去を20に、、、それでもノイジーなので100にしても良いですが、それは画像にもよるかなぁと思います。

これで良いかな?と思ったら右上の「完了」を押して画像編集は終了です。途中で「リセット」を押すとすべての設定がリセットされますし、「完了」を押しても画像が上書きされるわけではないので、いつでもリセットしてやり直すことが可能です。

いずれにせよ、これで良いかな?と思ったらあとは「完了」を押した後、右下の転送ボタンを押して

「ダウンロード」のボタンを押して保存します。

ちなみに下の「帯」の左下の位置情報は東京の基準位置?東経140度北緯35度が自動で入っていました。また、画像編集後はサムネイル表示も画像編集後の表示になります。

これでスマホに画像が保存された、のですが、、、え?保存されたハズの画像が見つからない?(^^;
それは次の注意点の(1)が原因と思われます。


〇 注意点

(1)画像の保存日時

「画像の保存日時」は画像下の「帯」に表示されている日時として保存されます。つまり、さきほどの彗星画像だと

「2024年10月20日18時20分」に保存された画像

としてスマホに保存されます。何が言いたいかというと、、、
スマホの画像「写真」とのところから画像を確認しようとしても、、、

あれ?保存されてない?

と、なるのです。でもそれはスマホの「写真」は保存された日時の順番に表示されていませんか?(^^;ですので、「写真」の最新の写真が表示されているところには無いのです。上の彗星画像だと、スマホの「写真」の「2024年10月20日18時20分」あたりを探せばある!!ということです。これはスマホの仕様にもよるのかもしれませんが、注意してください。


(2)画像下「帯」は後から付与・消す両方可能

画像下の「帯」は設定で後からでも付けたり、消したりすることが可能です。

ただし、付けたり消したりできるのは、Seestar本体内に入っている画像のみになります。やり方としては、まずSeestarアプリで本体と接続した状態で「Seestarの画像」もしくは右下の「アカウント」をタップします。

すると下のような表示になります。

ここで「画像の透かし」を上のように「オン」にしている状態で「Myアルバム」のSeestar内の画像から画像をダウンロードすると「帯」が付いた状態でダウンロードされ、「オフ」にした状態でダウンロードすると、「帯」が無い状態でダウンロードされます。


〇 惑星のRAW動画をスタック画像へ

惑星モードでRAWで撮影した動画(特に月や太陽、木星、土星など)はSeetar本体内で動画から自動で画像として切り取ったモノをスタック(重ね合わせ)して1枚の画像にすることができます。

惑星モードでRAWでの動画撮影には下のボタンを押してから動画を撮影するだけです。ただし、RAW撮影は通常の動画撮影よりも更に容量が大きくなるので、注意が必要です(^^;

RAWで撮影した動画は「Myアルバム」の「Seetar」から確認できます。


RAWで撮った動画はサムネイルの左上に「RAW」というマークが付いているのでわかりやすいです。このRAW画像を開くと

右上に「スタック」ボタンが表示されます。RAW設定にせずに撮影した動画には「スタック」ボタンは出てきません。このボタンを押すだけであとは全自動で「スタック」が始まります。

下に画像処理している時間が表示されますが、上の約3分の動画で約27分かかりました(^^;

ちなみに、Seetarの操作全般に言えることですが、「スタック」を押した後、Wi-Fiを切ってSeetarとの接続を切ってもスタックは継続されますので、長時間かかるときは途中で切っても大丈夫です。

スタック終了後、「確認する」を押すと画像が確認でき、その後、画像処理も可能です。

その際、画像処理の項目には「シャープ」が追加されています。ただ、このシャープは上げ過ぎると不自然になるので、上げるにしても少しで良いかと思います。編集したらダウンロードをして終了です。

ちなみに、こうして保存された画像の「帯」の左下には「スタック」という文字が付くので区別しやすいです。

ただし、前述の注意点(1)で書いたように、保存された画像の日時は「帯」に書いてある時間として保存されるので、保存された画像を探すときには注意して下さい。

それでは、今回はこれにて。

ではでは。


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