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Seestarアプリ追加機能、トリミング機能が楽しい!!

この投稿は2025/2/11時点での内容です。
Seestarアプリ:v2.3.1
スマホ:iPhone15

この記事は、2025/1/16にSeestar公式アプリに追加されたトリミング機能の様子と、そのやり方を紹介する記事です。

実際に使ってみたbefore/afterの画像はこちら!!

before
after

いかがでしょうか!?

私は使ってみてかなり興奮しました(笑
ただのトリミング、ではなく、トリミングした後しっかり下部のSeestarの帯?も付与され、トリミングしつつ画像情報をしっかり記載できるのがとっても良いですね!!天体をこのくらいアップにできると、なんだか天体コレクションのようにこんな画像を集めてみたいかも!!と思ってしまいます。ZWO社さんのSeestar開発チームのアイデアは本当に使うひとを楽しませてくれますね。

ちなみに
◯ 回転してトリミング
◯ アスペクト比(縦横比)を変更してトリミング
も可能です。

ただし、Seestar画像編集全般に言えることですが、あくまで本体内画像処理なので、本体に入っている画像に対してしか使えないので注意が必要です。

※ 非公式ですが、一応、一度本体から外に出した画像データでも、フォルダごと本体に戻せば、ノイズ除去(インテリジェントデノイジング)&トリミングができることを確認しました。参考までにこの記事の最後に書きました。

それではトリミング機能のやり方を紹介します。



〇 Seestar公式アプリでトリミング

では実際にやってみます。

アプリでSeestar本体と接続し、Myアルバムをタップします。

すると下のように表示されるのですが、表示された画像はスマホやタブレットに保存された画像なので、本体内画像処理はできません。そこで上の方にある「Seestar」のボタンを押します。

これでSeestar本体に保存されている画像に切り替わりました。

名前の後ろに

〇「_sub」とついているフォルダ
 スタック前の10秒露光や20秒露光の1枚1枚の画像
〇「_mosaic」とついているフォルダ
 モザイク撮影(フレーミング撮影)したモノ
〇「_mosaic_sub」
 モザイク合成前の10秒露光や20秒露光の1枚1枚の画像

が入っており、それらが付いていないものは、通常のスタック後の画像が入っています。今回はスタック後のM10のフォルダをタップして開きます。

スタック後の画像にはそれぞれのサムネイル(縮小画像)の左上に画像を重ねたようなマークがついています。今回は一枚しかないのでそのままタップします。

画像が表示されました。

画像編集したい場合は右上の「編集」ボタンをタップするのですが、その「編集」ボタンの下に「インテリジェントデノイジング」ボタンがあります。このボタンで撮影後に、後からノイズ除去をして、その上でトリミングを含めた画像編集ができます。

なので、通常は「編集」ボタンではなく、その下の「インテリジェントデノイジング」ボタンを押して、トリミングして、画像編集をした方が良いかと思います。

インテリジェントデノイジングのボタンを押した場合、ノイズ除去が総撮影時間に応じた時間で実行されます。その後、画面下の方が編集用の表示になります。

編集機能としては左から
〇 明るさ
〇 コントラスト
〇 彩度
〇 トリミング
の4つですが、スマホだと最初はトリミングの表示が隠れています。なので、トリミングしたい場合は右にスライドさせましょう。

これで回転させたり、アスペクト比(縦横比)を変えたりして、画像をトリミングすることができます。

ただし、注意しないといけないのは、アスペクト比を元の9:16から変えたくない場合です。アスペクト比を9:16から変えたくない場合は、必ず下の画像のように9:16をタップして選択してください。そうしないと、保存してもトリミングが反映されませんでした(^^;)

9:16を選択して拡大するとこんな感じ。

これで満足!!という状態になったら、右上のボタンをタップします。

すると下に「ダウンロード」ボタンが出てくるので、タップすればスマホに保存されます。

スマホには下のように保存されていました。

ちなみに、画像は上書きされないので、いつでもリセットしてやり直すことが可能です。

また、下の「帯」の左下の位置情報は東京の基準位置?東経140度北緯35度が自動で入っていました。

これでスマホに画像が保存された、のですが、、、え?保存されたハズの画像が見つからない?(^^;
それは次の注意点の(1)が原因と思われます。


〇 注意点

(1)画像の保存日時

「画像の保存日時」は画像下の「帯」に表示されている日時として保存されます。つまり、さきほどのM10の画像だと

「2025年2月11日4時59分」に保存された画像

としてスマホに保存される場合があります。何が言いたいかというと、スマホの画像「写真」のところから画像を確認しようとしても、、、

あれ?保存されてない?

と、なる可能性があるのです。もし保存した画像が見当たらない場合、スマホの「写真」は保存された日時の順番に表示されていませんか?(^^;上の彗星画像だと、スマホの「写真」の「2025年2月11日4時59分」あたりを探せばある!!ということです。これはスマホの設定にもよると思いますが、ご注意ください。

(2025/2/21 追記)
どうやら現時点では画像の作成日時が
〇「インテリジェントデノイジング」ボタンを押して編集して保存した場合
 - 保存した日時
〇「編集」ボタンを押して編集して保存した場合
 - 撮影された日時
になるようです(^^;
まぎらわしいですが、もしかすると今後のアップデートで変更があるかもしれません。


(2)画像下「帯」は後から付与/消す両方可能

画像下の「帯」は設定で後からでも付けたり、消したりすることが可能です。

ただし、付けたり消したりできるのは、Seestar本体内に入っている画像のみになります。やり方としては、まずSeestarアプリで本体と接続した状態で「Seestarの画像」もしくは右下の「アカウント」をタップします。

すると下のような表示になります。

ここで「画像の透かし」を上のように「オン」にしている状態で「Myアルバム」のSeestar内の画像から画像をダウンロードすると「帯」が付いた状態でダウンロードされ、「オフ」にした状態でダウンロードすると、「帯」が無い状態でダウンロードされます。


(非公式)一度本体から出した画像をノイズ除去&トリミング?

最後に、公式でアナウンスされているやり方ではないと思うので、あくまで試す場合は自己責任になりますが、、、

一度Seestar本体から出してしまった画像を、もう一度本体にフォルダごと入れたら「ノイズ除去(インテリジェントデノイジング)」&「トリミング」ができちゃった、というお話です。

実際のbefore/afterがこちら。

before(フレーミング撮影)
after(その1)
Seestar内でインテリジェントデノイジング
after(その2)
Seestar内でその1をトリミング保存

インテリジェントデノイジングはスマホではいまいち違いがわからないかもしれませんが、パソコンで見ると確かにノイズが減っているように見えます。トリミングも出来て、ますますSeestarの天体コレクションでも作りたくなってきます。

ただし、非公式のやり方なので、あくまで自己責任でお願いします。

特に、Seestarの昔のデータを引っ張り出してきた場合、インテリジェントデノイジングやろうとしたら、エラーが出て、出来なかったことがありました。なので、すべての今までのSeestar画像でこれらのことができるとは限らないことに注意してください。

ちなみに私のSeestarデータのバックアップの仕方は、MyWorksフォルダを丸っとそのまま保存しています。なので、サムネイル画像などを残しておらず、「fitsファイルだけ残していた」場合は、本体に戻すとき、やはりアプリでエラーがでたり不具合が出たするする可能性もあるので、注意してください。

私の今回のやり方は、、、

このように「M45_mosaic」フォルダを丸ごと本体に戻した感じです(_subフォルダ入りません)。本体に戻すファイルをもっと減らしたら?なんてことは試していないので、その場合の動作がどうなるかは私には保証できません。

何度も言いますが、試す方はあくまで自己責任で、また、メーカー保証なども受けられなくなるかもしれない、ということも覚悟してお試しください(^^;


それでは今回はこれにて。

ではでは。