趣味人間万歳!【プロレス編】(3)長州力
タイガーマスクでプロレスにハマり、テレビ中継を気持ちを入れて観るようになりました。
アントニオ猪木にも惹かれました。やっぱりカッコいいなぁと思いました。貫禄も感じました。
しかし、タイガーマスクの次に注目したのは長州力でした。
長州はこの頃、藤波辰巳との「かませ犬」抗争が始まっていて、激しいぶつかり合いをしていました。
これを観ていた、まだプロレスファン歴の浅い僕は「あれ?なんか日本人同士がケンカしている。なんでだろ?」
これもプロレスの先入観で、日本人対外国人がプロレスの原則だと思っていたので、日本人同士の因縁・抗争というのは何だか新鮮でした。
「それにしてもこの人、なんでこんなに怒ってるんだろう?」
それほど長州の怒りようはスゴいものでした。
気が付くと、藤波よりも長州を応援している自分がいました。
色々情報を得るうちに、長州は藤波へのジェラシーから対決を選んだということがわかりました。
当時の僕は、かなりの気弱で引っ込み思案でした。
イジメに近いことをされても、抵抗できずにいました。
しかし長州力の姿を観ていて
「怒らなきゃダメなんだ。プライドを傷つけられたら、バカにされたら、男なら怒らなきゃダメなんだ。」
そう思うようになりました。
それ以降、ちょっかいを出されたらそれなりの(笑)反撃が出来るようになりました。少し前向きな性格になることが出来ました。
長州力には、人生を変えてもらったと思っています。
プライドとか、人生観とか、そういうものを長州力から与えてもらいました。
今ではすっかり面白いおじさんになってしまった長州力ですが(笑)
今でも「革命戦士」は僕の心の中にいます。