採寸の魔術師になろう
どうもこんにちは!
GONATICの清水です。
さて、今回のテーマは『採寸』なんですけど
アパレルにおいて採寸がわかっていないのと
わかっているのとでは販売力に天と地ほどの差がでます。
「私、お客さまとお話するの得意なんです」とか
「ファッションめっちゃ好きなんです」とかいうスタッフでも採寸さえわかってない時点で3流だと言えます。
案外、販売員の中でスーツを取り扱っていないブランドの7割強のスタッフが採寸についてわかっているフリをしています。
日々の接客の中でお客様に「わたしのサイズってどのくらいですか?」と聞かれたとき「ご試着されます?」って促す店員いませんか?もしくは肩で合わせる店員いますよね?
サイズどうですか?の問にご試着をいきなりオススメするのは採寸がわかっていないからじゃないでしょうか?
誰もメジャーを持ってお客様を測れとは言いません、知られたくない情報だったりするかもしれませんしね。
でも、すぐさまご試着をオススメする販売員の10%強は
「思ったのと違った」と返品に来たり
もう来なくなったりする可能性が高いです。
店員さんに相談したのにあの店員私のこと全然わかってない
適当に接客されたと同意語なのです。
「わたしサイズいくつなの?」
という問に対して
急にべらべら話す店員さん
「いや、質問に答えてないしあんたと喋ってるほど暇じゃない」っ僕は思っちゃいます。
その上で試着。「じゃあ先に試着っていえばいいじゃん」って思います。
いいですか?こういう所が「ああ、声掛けられたくないな」とか「店員うぜー」という要因の一つだとそろそろ気づいてくださいね🙂
やっぱり質問に対して即答できる店員が素晴らしいとさえ思います。
「試着までして返品とか...」たしかにナンセンスなお客様ではありますが、そこで終わってる方多くありませんか?僕は気に入って買ったけどサイズ合わなかった、店員さんに相談しとけばよかったーって悔しい時すごくありますもん。
でもよく考えてください?
店員さんに聞いとけばよかったーの対象のあなたはちゃんと答えることが出来ますか?
また、カジュアル以外でスーツを取り扱っているところは逆にお客様を見た瞬間に採寸が頭に浮かんでくるようでないと接客すらさせて貰えません。
そう、スーツを買いに来るお客様は
「見ればだいたいサイズくらいわかるでしょ?プロなんだから」と言うスタンスで来ます。
お客様に出会って5秒で即バトルができるように
頭の中で1秒でシュミレーションできる。
その技術が求められます。
そう、スーツの接客では採寸がわかってるか?
その時点で接客が始まります。
逆に採寸がわかっていないとお話すらさせてもらえません。
忙しいビジネスマンにとってスーツは商売道具、"顔"です。
そんな商売道具を買うのに何もわからない店員ついて欲しくないですよね?
料理人でいえば包丁、野球選手でいえばグローブと同じですもの。
それに、スーツを取り扱っていないブランドで採寸がわかっていれば更にお客様の信頼は上がると思いませんか?
意味の無いDMに時間をさくよりこういうとこを強化すべきだと思いますよ
お客様はあなたのことを「プロの方」と思ってお話されます。
洋服のプロがメジャーもわかんないとか...恥ずかしいとさえ思いませんか?
さて、ここで恥ずかしいと思ったあなた!!
素晴らしいですね。ここから簡単にわかる採寸の仕方!!
お教え致します!
まずはお客様の肩幅を測っていきます。
肩の端からまずは首の付け根の部分まで。
そしてそこから肩幅の端まで測ります。
平置きの場合は肩から肩の直線で測ります。
ここでお気づきでしょうか?
商品を平置きした時点のメジャーにたいして
実寸で図ると個人差が出ます。
お客様が代理でご購入される時にMで行けるといいながら失敗するのは洋服にはデザインによってサイズも変わりお客様体型が一人一人違うんだということです。
ここにハイデルレイドという指標があります。
肩に沿って測った数値ではなく、肩の出っ張ったところから反対の肩の出っ張ったところまで直線に測った数値の平均ということです。
年齢が高くなるほど、身長も縮み背中や肩が丸まりやすいのでどんどん肩幅の平均値が狭くなっています。肩幅が気になる20〜40代の平均は約45〜46.5㎝で1.5㎝の差でした。
また他サイトを集計し身長別で集計したサイズチャートが右のチャートです。
年齢別でみた肩幅の平均表よりも、身長別でみた肩幅の平均表の方が肩幅が狭くなっています。測りかたの違いもあるのかも知れません。
ただ各社によってチャートというのはそれくらい不安定なものとも言えます。
大体の平均を頭に入れておき商品を平起きして採寸して日頃から準備しておくといいと思います。
次にウエストです。
パンツのウエストの場合は
平置きの場合は直線✕2で出ます。
パンツの場合に限らずですが出来れば採寸を見てから必ず試着して頂くのが鉄則です。
それは何故か?
"人によって着用時の腰位置が違うから"
パンツによっても履いて欲しい腰位置があるのです。
股上が浅いか深いかズバリそれですね。
人は最初に気に入った腰位置が習慣化されるとそこで無意識にはいちゃう習性があります。
腰履きで育った僕らと育ってないおじさんとじゃあパンツをはく位置が違うことってありませんか?それです。
なのでパンツに限ってはサイズチャートで信頼するのではなく必ずご試着をおすすめください😀
とりあえずの基礎、肩位置とウエスト、パンツのウエストの採寸はわかりましたでしょうか?
まずは自分の私服やお店の服を測るところか始めてみましょう
そしてスタッフに手伝って貰って1度実寸しあって見ましょう
そうするとお客様への接客の質も激変しますよ
次は応用編の記事を投稿します😀
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